吉川賢一 / Kenichi Yoshikawa

マーケティング。趣味は,登山とランニング, 読書。哲学が好き。 2024TJAR,20…

吉川賢一 / Kenichi Yoshikawa

マーケティング。趣味は,登山とランニング, 読書。哲学が好き。 2024TJAR,2022TJAR, 2023UTMB完走。   Instagramでは、日本の美しい山々を発信しています。 📧kenichi.729@gmail.com

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2024TJAR Finish!!

Result6日間11時間45分 9位 (前回2022:7日間21時間24分 20位) 今回を最後のTJARと位置づけ、この3か月間練習嫌いな自分を追い込み、前回よりも自信をもって臨んだ2024TJAR。北アルプス序盤から自分でも信じられない順位でレースを進めることができ、後半は粘り、前回大会より約34時間短縮でゴールすることができました。 山の上でもロードでもたくさんの応援に支えられ、念願だった妻と娘、家族の目の前でゴールすることができました。静岡の灼熱ロードでは、想像

    • 2024TJAR Day2 北アルプス下山

      薬師峠出発3時間ぐっすり睡眠。ストックシェルターを開け、空を見上げると曇り空。 すぐに支度を済ませて出発。ストック1本の心のダメージは歩き出してすぐに感じました。0時過ぎにも関わらず、太郎平小屋には応援の方がいらっしゃいました。ありがたい応援。 黒部五郎岳の登りに差し掛かると、ヘッドライトが前方に2個、後ろにも何個か見える。電波が悪く、携帯をみる時間がもったいないので分かるのは、途中で会った前方の山本選手のみでした。登りにストックがないのは予想以上につらい。でもないものはない

      • 2024TJAR Day1 北アルプス中盤

        五色ヶ原へ一ノ越を佐藤選手とほぼ同時に出発。 まずは龍王岳。人が少なくなるエリアですが、今回はたくさんの応援の方がいらっしゃいました。「InstagramやNOTEを読んでます」と言ってくださる方もたくさんいて嬉しかったです。足の疲れはあまりないものの佐藤選手の下りは速く、着いていくのがやっと。スピードがあえば一緒に進み、スピードが合わなければそれぞれで進む。 「Run your own race(2024TJAR Tシャツ)」 パックを組み、一緒に行くと精神的に楽ですが、ど

        • 2024TJAR Day1 北アルプス序盤

          Start-馬場島たくさんの応援の方々の花道のスタートを抜け、静寂のロードへ。 2022のときは浮足立っていたように感じますが、今回は気持ちは落ち着いたスタート。トップ集団は速く、マイペースを心掛けて走りました。 一本道になったところでスピードが合ったのは武末選手でした。自己紹介を交えながら楽しくジョグ。TJAR挑戦へのきっかけや想いなどお互い話しながら話しました。とても素敵な話をいただきました。おかげで28kmの距離が少し短く感じました。馬場島数km手前で佐藤選手、到着直前

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        • 2022TJAR への道のり
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          2024TJAR開会式-Start

          開会式いよいよ開会式。 TJARをテレビでみたときこの開会式はとても印象的で憧れでした。素晴らしい舞台に真剣な顔つきをした選手たち。その舞台に2度立てたことはとても感慨深いです。 魚津に住む会社の仲間も駆けつけてくれました。送り出してくれるたくさんの魚津の方々。 嬉しく、そして気持ちが引き締まります。 開会式が終わると、最後のブリーフィング。 委員長、実行委員会、スタッフの方々から詳細な説明。緊急時の連絡方法、CPでは大汝山、静岡駅コンコース、ゴールの場所など、詳しい説明が

          2024TJAR8月-魚津

          テーパリングレース前に重要なテーパリングとピーキング。近年レースにそれほど出場しておらず、ChatGPTの力を借りました。以下は一例ですが、プロンプトを工夫するといい感じのメニューがでてきます。あくまでも例ですが、参考になりました。何度も対話しました。 1週間前の8/4(日)には、お米を背負い、富士山へ。目的のひとつは高所への順応。もうひとつは、早月尾根の2,000m超アップを直前に体感しておくこと。下りは楽しく少し走り過ぎた感はありましたが、剱岳早月尾根の高度差もイメージ

          2024TJAR本戦抽選会-7月

          6/29抽選会当日選考会から抽選までの日も気を緩めずに計画した練習を淡々と継続。 そしていよいよ抽選会当日。 抽選に通ることも・通らないことも想定し、心 を落ち着かせていたように思います。 そして、抽選会が始まる16時。 娘の習い事の迎えと重なったため、娘と車のな かでした。 呼ばれていく名前。呼ばれない緊張。 20人が呼ばれそこに自分の名前はない。 そして、25番目に名前が呼ばれる。 娘と喜びを分かち合いました。 レースに出場する父が心配な娘は、落ちたほうがいいと常々

          2024TJAR本戦抽選会-7月

          2024TJAR選考会

          TJARエントリーにあたり、前回完走者はスタッフ参加することで最終抽選に進めるルール。今回スタッフとして参加しました。 1日目は緊急時対応、2日目は最終スイーパーが役割でした。尊敬するスタッフ・TJARの仲間たちとの二日間は多くの学びがありました。 ① TJAR実行委員会の行動・決断力  ・少ないマニュアルの中、各自の経験に基づ   く適切な判断。  ・TJARのコンセプト・文化の深い理解。  ・山岳経験に基づく技術・思考レベルの高さ。  ・意思決定、決断のプロセスの速さ、

          2024TJARへの道のり②

          2024年5~6月以下のCOROSデータ(赤丸部分)でもわかるとおり4月末、5月初めから週間走行距離の急激増加(ケガ)に注意しながら負荷をあげていきました。 GWは例年、残雪登山をしていますが、今年は我慢し、トレーニングに集中しました。 変えたことは以下の2点。 ①土日の1日は40-50kmのトレラン、  1日は30kmのロング走 ②平日はトレッドミルを中心とした2部練習。  朝10km(傾斜5-7%)、夕方5-10km(傾斜10%-) ①ではよく高尾トラサルをしました

          2024TJARへの道のり①

          2024年1~4月前回2022TJAR、最終走者としてのフィニッシュはとても幸せで、もうこれでTJARは終わりでいいかなと終了後ずっと思っていました。 しばらく経ったあとの、 2022TJAR同期のふとした言葉、 「次回も絶対でたほうがいい、人が少ないTJARゴールもいいですよ」 この言葉がずっと残っていました。 意味するのは、”最終走者としてではない、 上中位でのゴール”。そして、完走者にはスタッフをすることで次回選考会免除(抽選はあり)というルール、チャンスがあること。

          言語の力・言語が表す世界

          ウィトゲンシュタイン最近気になっている哲学者。 ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインは、言語哲学と論理哲学に大きな影響を与えた20世紀を代表する哲学者。初期の代表作『論理哲学論考』は、言語と現実の関係を探求するもので、哲学界に新たな視点をもたらしました。 本書を結ぶ文書。短い文でありながら、 美しくパワーのある言葉。 今回は『言語の力』についてです。 世界を表現する言語分かりやすくいうと、 世界はものではなく、事実でできている。 そして、その事実は、言語の文(像・命題) で

          言語の力・言語が表す世界

          感性を育むこと センス・オブ・ワンダー

          花や植物が美しい季節。近所を少し散歩するだけでも美しい自然や景色に出会え、とても心を満たしてくれます。 人生を豊かにするために、そんな感性を子供 たちに持ってほしい。 今回はそのような話です。 『The Sence of Wonder』 レイチェル・カーソン彼女は、アメリカのベストセラー作家であり、海洋生物学者。特に1962年に出版された著書『沈黙の春』で知られています。農薬散布の問題をきっかけに環境汚染・破壊の実態を世に先駆けて告発し、戦い、地球環境への人々の発想を大き

          感性を育むこと センス・オブ・ワンダー

          人生を豊かにする芸術

          芸術を趣味にすることこれまでスポーツや体育会系の趣味が多く、芸術の趣味を持つことに憧れをもっていました。 芸術を辞書で調べると、 『特定の材料・様式などによって美を追求・表現しようとする人間の活動。および、その所産。絵画・彫刻・建築などの空間芸術、音楽・文学などの時間芸術、演劇・映画・舞踊・オペラなどの総合芸術など』 音楽(楽器)や文学(俳句)を少し挑戦しましたが、続かず••• ただ、諦めずに続けたいと思います。 そして、最近、水彩画を始めようと思い、その翌日に通信教育の申

          人生を豊かにする芸術

          道徳感情を生む共感

          『道徳感情論』アダム・スミス国富論”神のみえざる手”で有名な、 経済学の父アダム・スミス。 国富論よりも前に執筆されている『道徳感情論』についてのご紹介です。 経済学者に加え、哲学者・倫理学者の顔も持っていることは知りませんでした。 本書では、 「人間の道徳感情や行動の基盤は何か」 について深く考察されています。 「人間の習性」や「社会の感情構造」 について知ることがでます。 人間の道徳感情の基盤本書のはじまりです。 アダムスミスは「共感」や「同情」が、 人間の道徳的

          道徳感情を生む共感

          書を家とせず、友とする

          『思考の整理学』外山滋比古 「東大&京大で一番読まれた本」と銘打つ有名な書籍。再度読み直してみました。彼の哲学は日本の現代思想に大きな影響を与え、特に「生の哲学」や「存在論的倫理学」などの分野で知られているとのこと。 一つ一つの章の内容は独立で短いので、とても読みやすい本です。 そして、今回強く響いた言葉。 現実は2つ?どういうことか。 内容を整理してみました。 非常に示唆のある内容。 「わずかな人生、どちらの現実で生きるか」 「今、自分はどちらの世界に生きているか」

          書を家とせず、友とする

          今日最大限の努力をしたか

          書籍『TRIGGER』By Marshall Goldsmith「環境が与える影響」,「無意識の意識」, 「今を大切にすること」,「習慣の力」, 普段から意識していますが、実践・チェックすることが難しいと思っていました。 この本を読み、それらをチェックする ”魔法のことば” に出会いました。 「~のために、私は今日最大限努力したか?」 この言葉、以下の3点で ”魔法のことば” だと 感じました。 ①”今”ではなく”今日”という時間を使うこと   で、時間に猶予を与えてくれて

          今日最大限の努力をしたか