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ゆるエッセイ

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日常で感じたこと、気づいたことなどを綴る。
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夏の夜は涼しくあってほしい

夏の夜は涼しくあってほしい

夏は苦手だけど、
夏の夜は好き。

暑くも寒くもない涼しさで、
風が心地よくて、
たまにお祭りとか夜店とか
花火大会とかがあって。

そんな夏の夜が好き。

だけど、ここ数年の夏は
夜になってもちゃんと暑い。

日中よりは涼しいとはいえ、
そんなに涼しくはない。

もちろん、その日の天気や気温によっては
涼しい日もあるかもしれないけれど
基本的には涼しくない。

もう、あの頃の夏の夜の涼しさって

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雨音とクマさんの記憶

雨音とクマさんの記憶

今日は朝から雨の音が聞こえていた。
部屋の中にいても、その音の大きさで
雨の強さが分かる。

降ってきた雨が何かに当たる音。
当たる素材によって、音が違うのも面白い。

小学生の頃、雨が傘に当たる音が好きだった。

小学一年生のときに使っていた傘は
一部が透明なビニール素材になっているタイプのものだった。

全体は黄色で、透明の部分はクマさんの顔の形だった。
その透明のクマさんから、空と水滴を見な

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朝から、ほっとしたい

朝から、ほっとしたい

朝起きる頃にはカーテンから
白い光がじんわりと差し込んでいる。

アラームが鳴って
うっすらと目を開けると
白くて少し眩しい。

朝の光で自然に目が覚めることもある。
そんな日はすごく気持ちがいい。

起き上がって
カーテンを開け、
少しだけ網戸にして
部屋の空気を入れ替える。

新しい空気が循環する。

コップ一杯の水を飲んで
背伸びをする。

朝食はパンとホットココア。
豆乳にココアとはちみつ

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ミルクティーと読書

ミルクティーと読書

普段は家で、静かに一人で
読書をしている。

でも、月に1〜2回は
カフェのミルクティーを
飲みながら
読書をしたくなる。

できるだけ静かで
落ち着いたカフェで。

それなりに人がいるのに
静けさもあって
一人一人が
自分の作業に集中している、
それぞれの時間が流れている、
そんな空間が好きだったりもする。

そして、やはり
お店のミルクティーは
おいしい。

自分で作るミルクティーも
市販のも

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雨上がりの朝

雨上がりの朝

今朝は雨が止んで、
いつもより少しひんやりとした、
まだしっとりとした空気が漂っていた。

ドアを開けて
まだ湿った地面を踏み締めて
今日も歩く。

夜には雨が降る予報だけれど
散歩の時間に
雨が止んでくれたのは
ラッキーだ。

仕事のこと、今日やること、
この先の予定のこと、
やりたいこと……
いろんなことが頭に浮かんでくる。

一つ一つを感じ取って
ふわっと手放していく。
空に消えていくように

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仕事が終わっても外が明るかったらうれしい

仕事が終わっても外が明るかったらうれしい

リモートワークだから、
日中は基本的に家の中にいる。
カーテンは開けているけれど、
レースカーテンをしているから
外の様子がはっきりと見えるわけではない。

時々、仕事が終わって
19時から20時台に
買い物や用事がてら散歩をする。

つい最近までは外に出ると真っ暗で
「夜」という感じだった。
今日も一日終わったなぁ、と思っていた。

でも、今日久しぶりにその時間に外に出たら
まだちょっと明るくて

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ジメジメしてきた

ジメジメしてきた

雨の日が続き、ジメジメしてきた。
家の中にいても雨音がすごくて、つい最近レインシューズを買ったのに外には出ていない。
レインシューズの出番は少し先になりそうだ。

家の中も湿気が多いような気がしてきて、ついに今年初の除湿機を出した。
小型だけど、よく働いてくれる。
サーキュレーターもフル稼働で、部屋の空気を循環させている。

ちょっと前まで乾燥が気になっていたのに。季節は巡り巡る。

大人になって

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あの頃の「おかえり」。

あの頃の「おかえり」。

小中学生の頃、徒歩で通学していた。
家から学校までは15〜20分くらいだったと思う。小学生の歩幅だと、もっとかかっていたかもしれない。

帰り道。家まであともう少し、というところになると、近所の人たちが「おかえり」と声をかけてくれていた。
近所の人たちはおばあちゃんの友達だったり、家族も道でばったり会ったら立ち話をしたりするような人だったりで、私のことも小さい頃から知ってくれているような、そういう

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苦手な季節を乗り越えたい

苦手な季節を乗り越えたい

私は梅雨から夏にかけてが苦手だ。低気圧と暑さと紫外線に弱い。
今の季節はは少し暑い日やジメジメする日もあるけれど、ちょうどいい。

春や秋も花粉があったり、冬は寒かったりもするが、そんなに苦手とは思わない。むしろ好きだ。

夏もカラッと晴れて青空がきれいな日は好きだが、とにかく暑さと紫外線に弱い。
子どもの頃は傘に当たる雨の音が好きだったはずなのに、いつの間にか雨の日や梅雨も苦手になっていた。

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故郷を好きになった話

故郷を好きになった話

GWは帰省した。東京から故郷へ。そんなに近くはないので、いつもちょっとした旅行のように感じられる。

大学進学を機に上京した。中学生の頃には絶対に東京で暮らすと決めていた。どんなことでも頑張れた。
今は好きな仕事をしながら、趣味を楽しみながら、東京で生活ができている。あの頃の夢は叶っている。

子どもの頃はあまり明るい人生ではなかった。
意地悪な子、窮屈な世界、息が詰まりそうな場所、顔色を伺う日々

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新幹線の窓から富士山が見えるとうれしい

新幹線の窓から富士山が見えるとうれしい

GW。数カ月ぶりの新幹線。

いつも、新幹線に乗っている時間の半分はうとうとして眠ってしまう。
爆睡はできないものの、夢うつつのような状態だ。

今回は、読書をしながら、目が少し疲れては窓の外の景色を眺めて過ごした。
たまにうとうとしてしまったけど、比較的起きていた。

新幹線に乗る前にコンビニで買った、クリーミーなカフェオレがおいしい。
陳列されたカフェオレの中では少しだけ価格が高いけど、お気に

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桜の花びらか、ワイヤレスイヤホンか。

桜の花びらか、ワイヤレスイヤホンか。

今朝の出来事。
用がありコンビニへ行った帰り道のこと。

コンビニでコピーを取り、何気に久しぶりのコンビニだったのでお気に入りのパンを買って帰った。
かなりお気に入りだから、久々に食べられることがうれしくてワクワクしながら歩いていた。

音楽でも聴こう。そう思ってワイヤレスイヤホンをポケットから取り出す。
私のワイヤレスイヤホンは、パステルピンクだ。優しい色味の、薄いピンク。かわいい。
そんなに高

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歩くことに集中する

歩くことに集中する

朝や仕事が終わった後、頭や心がスッキリしないとき、集中したいとき……。外に出て歩くようにしている。
歩くと眠気が飛んでいく。モヤモヤが晴れていく。集中力が高まる。

出かけるときはイヤホンをして、音楽やポッドキャストを聴くことが多いけど、「歩く」ことを目的に歩くときは何も聴かないことが多い。

自然の、そのときの音を感じながら歩く。
目の前にあるものを見て、においを感じて、呼吸をする。

今、ここ

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本との出会い方

本との出会い方

図書館の利用登録をすると、図書館のサイトで本の予約ができる。
予約をして、図書館の窓口に本を受け取りに行く。
とても便利だから、図書館を利用するときはいつもそのシステムを利用させていただくことがほとんどだ。

先日、引越しをきっかけに新しく住み始めた街の図書館の利用登録をした。
時間があったので館内もゆっくり見てみることにした。

いつもはサイト上で前々から気になっていた本を検索して、そのまま予約

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