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2021年3月の記事一覧
ポストヒューマニティーズとはなんぞや⑥
まだまだ構造主義を追いかけていて、ポストヒューマンにはほど遠いのだが、今回はミシェル・フーコー(といっても、あとレヴィストロース、ロランバルト、ラカンがいるのだが、飛ばして一気に現代に飛ぶかもしれない。時間がかかりすぎるので、一旦割愛して、また時間のあるときに戻ってこようと思う。とにかくポストヒューマニティーの棚を作らねば本末転倒)。とはいえフーコーの著作は、最近の哲学の本を眺めていても引用されて
もっとみる一生負い続ける十字架 09
じわじわと俺たちのぬくもりを奪っていくコンクリートの床に座り、特大の雨粒が地面に叩けつけられるのを2人並んで見ていた。
しばらく俺たちは何も喋らなかった。
俺は何から喋ればいいのかわからなかった。
喋ることなんか放棄して雨を眺めているのが楽だった。
そうやって2人雨を眺めていると、吹く風と風の隙間から聞こえるか聞こえないかくらいのボリュームの声が聞こえた。
夏休みはインドネシアに帰ったの。
ダウン症児を育てる母親が今日3月21日世界ダウン症の日に思うこと。
本日3月21日は国連が定めた世界ダウン症の日。
詳しい説明やイベント情報は日本ダウン症協会(https://www.jdss.or.jp/)のサイトにありますが、「世界ダウン症の日」は2012年からあるそう。
私が「世界ダウン症の日」の存在を知ったのは、次男を出産した翌年2016年のこと。
私は次男がダウン症かもしれないと告知を受けるまでダウン症の存在を知りませんでした。だから、告知を受けた