シミズ タケ

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ろうそく

あなたの死を目の前にして僕思ったんだ 人ってろうそくみたい 火を灯し続けるには限界があって 吹いたらすぐ消えちゃう でもね ろうそくは熱い熱い火を持っている その日は辺りを明るくし 僕を温めてくれる ありがとう 大好きだよ

    • 退幸

      鉄格子にすわる鳩さんが、無神経な顔してこちらを覗いている。君の気持ちは分からないけど、一言言いたい。辛かったらそこ退けばいい。 まん丸に膨らんだ蛙くんが、僕の目の前でひっくり返っている。前を歩くのは、罪を許されるものの群れ。一言言う。辛いなら、話して楽になればいい。 あなたの世界は、あなたが壊れれば、壊れるようにできてる。あなたの大事な人も、大切なものも、あなたがいなければ消滅する。

      • 嫉妬

        さよな・、 君の声より周りの声に気がいってしまった。 帰り道、 歩道橋の下で、鳥が死んでた。 周りに広がる生の痕跡、 昨日の飲みかけのビールを飲んだ

        • 雨の日

          雨が降る静寂のなかで 君を探す、 この静寂の中では 大切なことを忘れてしまう 雨が無をつくる ただ「ぼく」という存在を繋ぎ止めるため ただ「ぼく」を見つけるため 君を探す。

          公の秘密

          偽善を挽いた きちんと平らにしてシャネルNo.5を注ぐ ドームが弾けて かりそめの匂い コーヒーは苦い

          温い雨

          雨の温い匂い 温かいメレンゲに包まれてるみたい ふと思い出すあの頃 いつ頃かって? そんなの僕にだってわからない 風に乗って去っていくあの頃 もう戻れないあの頃

          シャワー

          悲しい気持ちになりたいと思ったら、シャワーを浴びるの。一番弱くして、頭から浴びる。顔に水が当たるときには、孤独を感じてる。全身を覆う時には絶望を身に纏っている。雨じゃダメなの。雨だと美しすぎる。色々混じりすぎているから。私も馬鹿ではないと勝手に思ってるから、浴びすぎてもいけない。キッパリ悲しみとはサヨナラして身体についた青い水を拭き取る。

          知ってほしい

          ビビッと電撃が走って、ぼくはその歌にはまった。気づくと足と手が自動でリズムを刻み始めて、歌っている。彼にも彼女にもみんなにこの感動を伝えたい。花火の中心でぼくは叫ぶ。すぐにむきだしのスマホを開こうとする。二度くらいパスワードの入力に失敗した。やっと開いたLINEで僕の気持ちを必死に文字にする。ふと気づくと、ぼくは冷静になって、文字一つに恥一つを感じながら消す。気持ちの沈下に勤しむ。ぼくは知ってた。この感動は君には伝わらないってことが。 ピエン。

          知ってほしい

          今この瞬間、

          今この瞬間、 今この瞬間 僕はここにいる 今この瞬間 目のまえにあなたがいる 今この瞬間 ひとは生まれる 今この瞬間 ヒトが死ぬ 今この瞬間 誰かが踊っている 今この瞬間 何ものかが叫んでいる 今この瞬間は みんな平等に等しく与えられ、持っているものなのに 僕は喜劇、君は悲劇 おもしろいね この世界…

          今この瞬間、

          冒険

          あの駅には世界の終わりの音がする 戦ってきた勇者たちが魔王と対面し、惨殺されていく バフで詠唱された美しい歌声のおかげで何度も立ち向かうことができた でも勇者はまだまだ修行が足りなかったようだ 魔王の足元を見ることなく、ゲームオーバーとなる 何回もやり直せるが、年には抗うことはできない RPGゲームのように僕は次の段階に進んでいく 彼らの音楽とともに 世界の終わりの音は、世界の始まりの音だ。

          僕パンダ

          僕はパンダ 10円玉が落ちてる 心の中の白パンダが言った 交番に届けないとダメだよ… ってか白パンダってただのシロクマやんけ!! 心の中の黒パンダは言った 10円くらい貰っちゃえよ、大丈夫だよ ってか黒パンダってただのクマやんけ!! 僕って漢字で書くと「熊猫」って書くらしい 僕ってなんだろう… クマみたいな見た目なのに、白黒で笹食べる 走ったり泳いだりせずにゴロゴロしてる 熊なの? 猫なの? 僕って誰? 誰か教えて、

          匂い

          うわーなんでだろ ただただバイトに向かっているだけなのに なんもない道の途中で ワクワクと不穏な匂いがする この匂い好きだ 心臓のアクセルが勝手に踏まれて ポンプが加速する ちょっと怖い けど好き

          狂気

          新月の夜 階段を叫びながら下る 狂気ってなんだろう 今の僕の行動は狂気か? 公園でシャウトするのは狂気か? 電車で首を振ってノリノリでいるのは狂気か? こんなどうでもいいことを考えているのが狂気か? ????????????????????

          他人の詩を読むと、

          他人の詩を読むと、体にロックがかかる。そして暗い暗い部屋に閉じ込められる。寒い寒い部屋。体が縛られるだけではなくて、思考も停止してしまう。僕はもう詩は書けない。そんな風にしか考えられなくなる。 ふと外を見ると、蜘蛛が蝶を食べていた。蜘蛛の巣は美しい。どうしてあんなに均等な形を生み出せるのだろう。僕もあんなに美しい形を見てしまったら、魅かれてしまう。そしたら、手から足から全身にわたって貪りつくされるだろう。それも本望だと思う。 とか考えている間に、気づくと体が解放されるだろう。

          他人の詩を読むと、

          三ツ矢サイダー

          コップの中の三ツ矢サイダーは絶えずシュワシュワ音を立てている。上からのぞくと、泡が徐々に膨らむ。泡はダイヤモンドのように輝き、綺麗だ。ガタンゴトンと電車が不躾に通る。せっかく成長した十歳くらいの泡ははかなく割れる。電車を少し恨む。静かな空間で、このシュワシュワ音を聞くのが好きだったのに、それを壊された。君にも。

          三ツ矢サイダー

          うねりズム

          ぐちゃぐちゃに絡み合ったコードは自ら体をうねらせて、解こうとする。とぐろを巻いている毒蛇はエサを食べると胃に押し込むために体をうねらせている。寒い冬の朝、冷たい冷気が布団の外から入ってくると、いやなので、僕は体をうねらせて、隙間を埋めようとする。うねって、うねって、うねって。僕らはうねり続ける。何のためにかはわからない。

          うねりズム