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白饅頭日誌:5月26日「めんどくささとありがたさのパッケージ」

白饅頭日誌:5月26日「めんどくささとありがたさのパッケージ」

 先日の記事が大きな反響だったので、これに関連してもう少し話を続けよう。

 店員に「個人を認識(indentify)」されることを極度に嫌う人がいる。人恋しいわけじゃなくてリラックスしたいのだから、自分のことをidentifyしている他人のまなざしがつねにあるような場所でゆっくりしたくはない――と、気持ちはわからないではない。だが「いつもありがとうございます」とか「はじめてのお客様ですよね」程度

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「シンプルなものは美しい」という誤解

「シンプルなものは美しい」という誤解

昔から、「シンプルなものは美しい」とよく言われる。有名なのが例えばAppleの製品で、iPhoneなどは無駄がない設計だとよく言われる(最近のiPhoneは、どちらかというとゴテゴテしたデザインのものが増えているが……)。

しかし、Appleに限らず、工業製品は「シンプルであればあるほど美しい」という信念の権化のようなもので、至るところでその哲学を垣間見れる。

しかし、個人的には、「美しさ」と

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楽曲も確かに大事だが、それよりも誰が歌うかが大事であって、

楽曲も確かに大事だが、それよりも誰が歌うかが大事であって、

こんにちは、panです。

まずはつい最近みたYouTubeの紹介です。
いたく感動しました。
ここで起こった不思議な現象についての記事です。

カラオケはとっても好きです。
ただ、今のご時世、好きなカラオケも、もう久しく行ってません。

よく仕事明けに、決まった連れと2人でオールしてました。

そこで、よく起こってた現象。
私は、学生の時は、新たなJ-POPなどを仕入れては
インプットして、時に

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ネットワーキングという言葉(構造・フロー・変化)

ネットワーキングという言葉(構造・フロー・変化)

昨日は『ソーシャル物理学 - 「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』(著:アレックス・ペントランド)より「人間を理解する新しい言葉・概念・理論」を読みました。

しばしば「人間は社会的な生き物である」と言われます。他者と協調する。それは単なる生命維持(合理的・効率的な物質的充足)だけではなく、他者との交流を通じて生活を豊かなものとする、意味的側面も含まれています。

社会、経済、文化。人は

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グレーよりレインボーが良いなぁという話

グレーよりレインボーが良いなぁという話

アメちゃんをね、いただいたんですよ。

開けちゃってますけど(笑)

中身もすごく可愛いんです。

でね、またキャッチフレーズが良いんですよ。

『キブン晴れる不思議なキャンディ』

味は、あんまりシュワシュワしないソーダ味。
美味しい😋

色が虹色で、ホントに気分が晴れちゃう感じ🌈

虹色って良いよね☺️

突然ですけど、神経発達症(旧・発達障害)の事「グレー」って表現するのが、世の中定着し

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創造への葛藤

創造への葛藤

私は昔から”創り出す”ということに惹かれる。
頭の中に浮き上がってくるアイデアを形にする。

画家、デザイナー、料理人、etc
何もないところに一つの作品を創り上げる人たち、憧れる。

小さい時に美術教室という絵を描いたり、工作する習い事をしたり、学校でも美術や図画工作の授業は好きだった。

ただ成長するにつれて
“創り出す”ことから離れて行った。

そして数年前ふと編み物がしたくなり
祖母に教え

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竹原あき子「縞のミステリー」光人社

竹原あき子「縞のミステリー」光人社


この表題はパストゥローの「悪魔の布」において中世の囚人や旅芸人がまとっていたコントラストのはっきりした縞模様が悪魔と関係があり、現代にも影を落としている!という記述に起因しているとあるが、プロットとしての柱が十分でない印象をうけた。

実際頭に残ったのは、縞模様に対する各文化の多様性である。イスラムにおいて縞は「無限」を意味し、アラーの精神に近づくシンボルとして捉えられるし、日本では九鬼周造が言

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どのようにもてはやされる“天才”は生まれるか?松本清張『天才画の女』を逆読みする

どのようにもてはやされる“天才”は生まれるか?松本清張『天才画の女』を逆読みする

簡単に言えば、この小説は、“天才”だともてはやされていた女流画家の化けの皮が剝がされるサスペンス。そこでの美術評論家の言葉がこれです。

要は「天才って不確か」。

逆に言えば「凡才は確か」であり、「凡才がもてはやされていた」というのが、この小説。

そこで「もてはやされる確かさ」について、ちょっと考えてみようというのが今回の記事です。

“天才画”とは、どんな絵か?まず、この小説『天才画の女』。

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泣きながら書いたエッセイ

泣きながら書いたエッセイ

まさか、大学のエッセイを泣きながら書くことが起こると思わなかった。書くのに集中したいのに、どうしても涙が止まらないのだ。

『あなたに会いたい』という韓国のドキュメンタリーがある。がんで亡くなった7歳の女の子ナヨンちゃんとその家族が、ヴァーチャル空間で再会する様子を描いている。ナヨンちゃんは原因不明の病と診断されてからわずか1週間でこの世を去った。あまりの短さに現実を受け入れられず、ナヨンちゃんと

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いつから過程を楽しむことを忘れてしまったのだろう?

いつから過程を楽しむことを忘れてしまったのだろう?

 GWに甥っ子と接した。
 底無しの元気さに、呆れとも驚きともつかない感覚を覚える。とはいえ、子どもの相手はそれなりの経験があるので、適度に受け流しながら相手をする。

 気になるのは子どもよりも大人だ。慣れていない大人が過剰に働きかけているのを見ると、モヤモヤする。彼ら彼女らは、「違うの」と不満そうに子どもが言っているのに気づいていない。
 それは一体なぜなのかと思っていたら、楽しんでいるところ

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曽野綾子 あとは野となれ、山となれ

曽野綾子 あとは野となれ、山となれ

あとは野となれ、山となれ

絶望的な、無責任な言葉のようであるが、

私は

むしろ

絢爛たる

自然のなりゆきに

頭を

下げさせられている人間を

連想する。

『あとは野となれ』

自分のできる限りを尽くして

頑張ってきたのであれば

その後にどうなろうが

それはそれで

見守るしかない。

やれるだけの事は

やったのだから

あとは

自然に任せるしかない。

力を尽くした後

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胸腺とストレスの関係性

胸腺とストレスの関係性

昨今、虐待により死亡した児童の解剖で、「胸腺」の萎縮が見られたとの報道があり、アロマテラピーのレッスンでよく出てくる「ストレスケア」のお話をするとき、この話をすることがあります。

「胸腺」とは体のどの部分にあたるのか?
「胸腺」とストレスの関係性とは?

基本的なことを考えたいと思います。

胸腺とは

胸腺は「胸骨(きょうこつ)」という部分の裏にある臓器で、免疫に関係する働きを持っているもので

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