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雑記集

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雑草という名前の草はない。 雑記という名前の記事もない。
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2019年7月の記事一覧

他薦欲しがり時代

他薦欲しがり時代

記憶をまさぐれば、ぼくはけっこう他薦で生きてきた人間かもしれないと思いました。身近な人や、出会う人からいただく「お前、これやったらいいんじゃない」「あの門、叩いたらどう?」「やってみない?」「やってくれない?」「合ってると思う」「向いてるんじゃない?」「もうやってそう」「できそう」といった声をもらって、それを真に受けて動いた経験が多いのです。

それはとらえ方を変えれば、主体性のなさ、受動的、

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夏、夕日、公園、汗、池、蚊、汗、風呂、汗。

夏、夕日、公園、汗、池、蚊、汗、風呂、汗。

すーごい長い雨が続いていたかな〜と思ったら猛烈な暑さです。肌寒かったのに、肌が焼けるようです。雨に濡れた肌を風に晒して自転車を飛ばしていたら、7月の後半であることを忘れる寒さだったくらいですが、昨日おとといなどはうってかわって、暑さに尻込みして日中出かけるのをためらうほどです。

先日は、お日様がいくらか低くなってから近所の公園に息子を連れて散歩にいきました。

池……といいますか、人工的な水

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バスケとラグビー

バスケとラグビー

高校生のときに、体育の授業でラグビーを経験しました。それを経験といっていいのかと自問すると、ちょっと足りないような気もします。それくらいしか、僕はラグビーに関わる経験がないのです。

いっぽう僕は、バスケットボールを小・中・高校生と、授業やら休み時間やらにさんざんやりました。走って、跳んで、大きめのボールをリングに通すというシンプルなこの競技がそこそこ好きでした。ですが、この競技で遊ぶようにな

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スナックチキン

スナックチキン

最近、めっきり揚げものを食べなくなりました。もちろん、まったく食べないわけではありません。たまに食べます。

実家で暮らしていた、未成年時代はよく食べた記憶があります。母親がつくってくれたエビや豚肉のカツなんかをよく食べていました。

鶏モモ肉のスタンダードなカラアゲも食べていましたし、小ぶりな骨付き肉のものも食べいてました。これは、肉が外れやすく、ひとくちふたくちではむはむっと食べやすい

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風邪はバカを狙い撃つ

風邪はバカを狙い撃つ

風邪ひきました。

ひかないようにいろいろ対策していますが、ぜぇんぶおじゃんです。対策しているつもり、努力しているつもり、つもりつもって大事なものが見えなくなっていたのかもしれません。

今回の風邪の一番の原因は、睡眠と食事をおろそかにしたことだと思っています。

どーんなに小手先の努力をしたって、睡眠と食事を圧迫したらオワリです。むしろ小手先の努力が睡眠と食事を圧迫したら、マイナスか

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心の中の風鈴

心の中の風鈴

よく雨が降り。
梅雨はいつまでなんだろうと。
やりどころのないわがままな怒りを抱いて。じぶん、勝手だなぁと思って。
そもそも梅雨入り宣言とかあったっけとか思って。
梅雨明け宣言はあるのかと思ったり。
インターネットで「梅雨明け」「いつ」なんて言葉をいれて検索しちゃったり。
すると歴年の梅雨入り日と梅雨明け日の一覧が引っ張り出され。
それを見るに長い年は梅雨入りから梅雨明けまでに1か月半を要している

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微笑みの跳躍

微笑みの跳躍

新聞に折り込まれる、無料の地域紙があります。そこに、自身の戦争体験のこと、日々のくらしのこと、趣味のこと、地域や郷土の歴史のことなどについてのコラムを長いこと連載していた人がいます。長い期間に渡って紙面にのせて散らされた記事たちを、地域の図書館の「行政資料室」が収集し、保存しています。ぼくはそれを見て、地域紙に連載を持っていたその人の存在を知ったのです。その著者は、地域紙をとおしてその時代の人たち

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メモ未満

メモ未満

いつも持ち歩いている物のひとつに、スマートフォンがあります。これに、ボイスメモというアプリが入っています。音声を録って保存しておけるアプリで、声のメモ、すなわちボイスメモというわけですね。

これを聴くときって、ストレージを圧迫するデータを消そうというときくらいです。9割以上のボイスメモは、録ったっきり聴きません。いちおう、これ捨てていいかしら? と確認のために聴くのです。

聴き出すとな

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お化けはいるか?

お化けはいるか?

壁紙のシミが、人の顔に見えるという人があるとする。そんな風には見えないという人もあるかもしれないが、言われてみればそう見えなくもないと同意する人もあるだろう。壁紙のシミを、樹木の肌の模様だとか、海面で打ち崩れる波の模様だとかに置き換えてもかまわない。見る人が見ればそう見える、という解釈は、いくらでも起こりうる。

同一の事実を指して、よく評価する人もあれば、わるく評価する人もあるだろう。ある人

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偽りの装い

偽りの装い

じぶんを偽らない生き方は、なかなかしんどいものだと思います。どこかしらで、大なり小なりの仮面を被ってしまいがちです。「ほんとうのわたし」の「ある面」を、あなたはきっと見たくないでしょうから……などという(余計な)気まわしによって、わたしは偽りの仮面をかぶってしまうことがあるように思います。

「ほんとうのわたし」をそのまんま見せることが、ある時点でのわたしとあなたに少し苦しい思いをさせるという理

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痛みの代償

痛みの代償

 今が梅雨かどうかなんて。

 朝、傘を持って出ていかなかった。午前中を外出先で過ごす。昼前から、雨が降り始めた。
「聞いてないぞ。」
雨なんて。
 それはそうだ。私に、〈今日は昼前から雨です〉などと伝える義務のある者はいない。私は、そうした情報を自ら求める必要がある。もしクレームを入れたいのなら、自分自身にお伝えするしかない。〈やい、なんで今日の天気がどうなるかを調べなかった?〉
 …めんどく

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日陰の人気者

日陰の人気者

都市にある消灯後の飲食店、その厨房で内装のへりを一瞬ぬらりと光るすばしこくちいさな生き物が走り抜けていく。

ねずみという生き物のことを思って浮かぶ映像ってそんな感じなのですが、これは甚だ僕の勝手な偏見だろうなと思います。

ねずみ的な生き物の歴史にくらべたら、人間の都市生活の歴史なんてうわべだけでしょうから。

そう思うと、ねずみという存在は、ちっともアンダーグラウンドなものではない

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乗り鉄あそび

乗り鉄あそび

昨日は「乗り鉄」になって遊びました。(「電車に乗ることそのものを楽しむ鉄道好き」、それをわたしは「乗り鉄」と呼んでいます)妻が朝から外出したので、わたしは息子(3)と息子(6か月)と出かけることにしたのです。

雨でしたが、雨のときにも「乗り鉄あそび」はいいですよ。電車内か駅のホームで過ごす時間がほとんどですから、雨でもたのしく過ごせませす。

なんとなく最終的にこんなルートで帰って来られたら

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村田諒太とロブ・ブラントのWBAミドル級タイトルマッチ

村田諒太とロブ・ブラントのWBAミドル級タイトルマッチ

距離をとるロブ・ブラント、それを詰めて寄る村田諒太という構図で始まる1R。ロブ・ブラントの手数は多い。けれど、村田諒太はガードを崩さないし、着々とボディを入れていく。村田諒太の手数も劣らないし、練習の成果を思わせるコンビネーションがロブ・ブラントにプレッシャーを与えているようにさえ見えた。

次第にロブ・ブラントの足が鈍くなる。距離を取りたくても取れなくなってきているように見えた。着々と入るボ

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