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自分が保育園に預けられることを悟り、娘は泣いた【子育てエッセイ】
大人が思う以上に、赤ちゃんは言葉を、この世界のことを理解している。そう感じる出来事があった。
ある夜のこと。
いつものように1歳の娘を寝かしつけていると、寝かかっていた娘が突然激しく泣き出した。
娘は上体を起こし、大きく開けた口から悲鳴のような泣き声をあげ続けた。
ぎゅっとつむった目から溢れた涙が、紅潮した頬を流れていく。
娘は普段、夜決まった時間に布団に入りしばらくすると眠りにつく。
寝ぐ
就職予定だった私が独力で県内一の私立大学に合格するまでの話
これは決して自慢話ではない。
若く無知で敵愾心の塊だった当時の自分が、がむしゃらに頑張ってなんとか合格をもぎ取った思い出話である。
高校3年生になるまで、私は大学受験をする気はなかった。
経済的な理由もあり、高校1年生の時から卒業後は就職するつもりだった。
当時私が通っていたのは、偏差値はそれほど高くないが、生徒の進学指導にはそこそこ熱心な公立高校。
生徒のうち7、8割は四年制大学への進学し
note初心者、新入社員のつもりで書き続ける【2022年振り返り】
2022年が終わったというので、noteでの活動の振り返りと2023年の決意表明をしてみようと思う。
noteで初めて記事を投稿したのは12月15日だった。なので、2022年における活動期間はたったの二週間余りだったが、どきどき楽しい経験をすることができた。
記事を最初に投稿したのは12月だが、実は9月頃から自分のアカウント設立のための準備を進めていた。
noteには以前から興味があった。でも
人の子はみな3ヶ月早産で生まれてくる。だから親も完璧でなくていい。
新生児とは生後28日未満の子のことを指し、乳児とは生後28日から満1歳までの子のことを指す。そして、満1歳から就学前の子は幼児にあたる。
私の子はひょいひょいと伝い歩きはできるものの、まだ一人で立って歩くことはできない。赤ちゃんと呼ぶには大きくなったものの、幼児といえるほど人間らしくはない。それなのに、もう乳児は卒業なのかと思うと寂しさを覚える。
2021年の冬に第一子を産んで、明日で一年になる
新型コロナウイルスで一家全滅した話【実体験】
このページに辿り着いた人は、今まさに新型コロナウイルスに罹患した、もしくは、その不安に直面している人かもしれない。
これは、そんな誰かの役に立てばという思いから、2022年秋の終わりに、突如新型コロナウイルスで一家全滅させられた私の体験をまとめたものである。
最初に
新型コロナウイルスに感染すると、とてもつらいです。
症状もですが、それに加えて基本的に助けてくれる人がいないからです。
新型コロ
クリスマスは家族で過ごそう
子供の頃、私はクリスマスにどこか寂しさを感じていた。
クリスマスが近づくと、街にはどこからきたのかわからないほど大きなクリスマスツリーが出現し、リボンや鈴や松ぼっくりがついたリースが至る所に飾られる。
年末の慌ただしい空気の中、キラキラした装飾とプレゼントに溢れた街の雰囲気は、人をなんとなく浮ついた気分にさせるものだ。
けれど昔の私には、クリスマスがくるのが憂鬱な時期があった。
当時、父は単身