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ネット・知識・情報・メディア・教養・教育を考えるマガジン

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#自分の人生

思い通りにならない世の中における優先順位

最近「世の中の人ってこんなに自己中心的な人ばっかりだっけ?」と思うようなことが多いなぁと少し悲しくなったりする時もあります。グローバル資本主義が自己中心的&エゴ丸出しな思想なので、人々の意識がそちらに向かいがちということもありますし、「引き寄せ」などのスピブームにより、願望成就や夢を叶える的な思想が流行っていることも背景にあると思います。「自分の思い通りに生きるために…」というのが人々の共通目標み

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「識別力」を高める一つの道

ここ数回にわたって、嘘か真実か、善か悪かなど、あらゆるモノ、情報、他人などを見極める「識別力」が重要だという記事を書いてきました。これは「賢さ」といったものともニアリーイコールだと思っていて、「識別力」が上がるほど賢明に生きられるようになるだろうと感じます。「識別力」が大事なのはわかった、じゃあどうやってそれを高めていけばいいのか?と次に考えます。これは人によって色々なアプローチ、考え方があるかな

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スカイプ対談&自分を知ることの大切さ

オフ会の定期開催を止め、オフ会とスカイプ対談は随時リクエスト受付という方針に変えてから、初めてスカイプ対談のお申し出があり、昨日お話させて頂きました。対談相手のAさんは、私がnoteで取り上げているような世の中の多様なテーマについて興味関心がおありで、情報収集をされているとのことでした。似たようなことに関心があるため、気づけば5時間半くらい話して盛り上がりました(笑)。海外経験もあり、英語が堪能、

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「崇拝しないこと」が実は一番難しい

ある方と話をしていてこんな話題になりました。生きていく上で一番難しいのは「何かを崇拝しないこと」かもしれないね、という話。以前にこの世のしくみのベースは宗教・思想という記事を書いたことがありますが、いかに世の中が宗教や思想によって支配され操作されているのかということを日々感じながら生きています。人生辛いことが多すぎて、つい宗教や特定の思想や人物にすがりついてしまいたくなる気持ちはわかりますし、私も

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「生きている」という実感が得られる生き方

7月は「自発的」という単語がキーワードとなっており、漠然と流されて生きる人生の無意味さという記事、自発的に学ぶからこそ知恵がつくという記事にも似たようなテーマのことを書きました。心の友と話す中でも、「いかに今までの自分が自発的に生きていなかったか、精神的に自立できていなかったか」という話になることが多く、お互いに気づきを深めている日々です。周囲に生きる人の生き様を見て気づくことも多く、「人の振り見

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実績・作品と自己価値を同一視する苦しみ

資本主義社会は競争社会で、どこへいっても競争競争、勝つために、1位になるために頑張ることが良しとされる風潮があります。前回、過度な競争心をあおる教育・スポーツの記事にも書きましたが、私たちは物心ついたころからずっと他人と比較され、上位のものが称賛され、他人に認められるのだという洗脳にがんじがらめになっていますよね。それは「私たちはありのままで価値がある」という無条件の愛とは正反対の「私たちは才能が

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漠然と流されて生きる人生の無意味さ

自分のこれまでの人生を振り返ってみても、周囲の人々の話を聞いていてもよく思うのが、私たちは無意識のうちに周りに流されて生きていることが本当に多いんだなぁということ。有名大学を出て大企業に就職して、○○歳くらいで結婚して、○○歳くらいで出産して、マイホーム買って、出世して…。そういったいわゆるロールモデルみたいなものに惑わされて生きている人がいかに多いかということを痛感します。私も世の中のあらゆるこ

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あふれるモノと心の「貧困」

外の世界にのまれすぎずに、客観的に、冷静にこの世の中をとらえてみると、「なんでこんなにモノであふれていて必要なモノが何でもあるのに、貧困に苦しんでいる人が大勢いるんだろう?」と疑問に思います。最近知り合った方で中南米の最貧国に行ったことがあるという方がいて、そこで一番強く思ったことは「なんて日本は恵まれているんだろう」ということだったそうです。物質的豊かさという意味では、日本は世界でもトップクラス

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どんなツールも使う人の意識次第

世の中全体がお金や物理的次元での実績、成功などにとらわれすぎて、内面の世界をおろそかにしてしまっていることに問題意識を感じる今日この頃。前回のもはや内面の目標しかなくなったという記事にも書きましたが、何をするにしても「どんな意識でやるか」というのが一番重要なのに、多くの方が内面を見つめる前に外側の実績を作ろうとしているように見えます。例えば自分の意識がエゴ・欲望丸出しのまま影響力を持ってしまったら

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「働かなければ生きていけない」がそもそもおかしい

6月3日に開催したオフ会の気づきの記事を前回書きました(オフ会開催&「つながり」の大切さの記事参照)。前回の記事には取り上げなかったけれど、重要なテーマとして挙がっていたのが「働く」ということについてでした。私のnoteを読んでくださっている方の多くの方がこの「働く」ということについて興味があるのではないかと思います。これまでを振り返ってみても、学生時代から今までの10年余りで自分の中の「働く」こ

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何年くらいのスパンでものを見ているか?

私は以前から、「早く」と「もっと」というエゴの暴走が私たちの判断を狂わせ、苦しめるものだと書いてきました(迷走の原因は「早く」と「もっと」の記事など参照)。先日の数値化できない「意識」の変化こそ最重要という記事にも、本当に世の中を大きく変えるには時間がかかること、その人が生きている間に成し遂げられなかったからと言って活動が無意味なわけではないことなどを書いています。私たちはどうしても近視眼的になり

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他人に媚びることは実は見下すことなんじゃないか

ここ数日仲の良い古くからの友人とのLINEのやりとりで話題になっていたのが、「他人に媚びるのはもうやめよう」という話。その友人はファッションが好きで以前は本当に好きな服や着たい服を着ていたのに、今や異性受けを狙うような、ある意味媚びるような服の選び方をしていたのではないかと言っていて、でもそれではやはりつまらないし、(自分的に)違うということに気づいたそうです。私もその気持ちわかるなぁと共感できる

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「知識」を「知恵」に変えてゆく

知識・情報・インターネットや知恵・賢さ・教養などについて考えるシリーズをなんとなく始めていこうと思います。以前にも「知識偏重型」って本当に問題なの?という記事に、知識を詰め込むことは悪いことばかりではないという持論を書いていますのでよろしければご覧ください。ここ数日は「知識」と「知恵」ってどう違うんだろう?とか、「教養」ってどうやって身につけるんだろう?「教養」って何だろう?ということを一人で考え

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言葉の定義づけにより自分を知る

昨日の「価値」という言葉の中身を掘り下げるという記事に関連して、今日は言葉の定義づけを確認する面白さについて書いてみようと思います。普段何気なく使っている言葉も、その人一人一人によって意味づけや定義づけが違っているもので、ある人は○○という意味で使った言葉なのに、ある人にとっては△△という意味に受け取ったりしてしまうということはよくあることです。もちろん辞書的な意味がどうとか一般的な意味とかそうい

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