桃茂桃茂(ももも・ももしげ)

2021年9月23日(木・秋分の日)note開始。ショートショートガーデン、エブリスタ…

桃茂桃茂(ももも・ももしげ)

2021年9月23日(木・秋分の日)note開始。ショートショートガーデン、エブリスタにも作品あり。作品が、皆様の気分転換のひととき、お役に立てたら幸いです。程々に投稿・程々に交流。どうぞよろしくお願い申し上げます♪

記事一覧

【掌編小説】プロポーズ

「あのさ」 「なぁに?」 「この前、僕に言ってくれた気持ち……、変わってない?」 「えっ、やだ、もう~、改めて聞かれると、恥ずかしいィ~ッ!」 「ごめんごめん! でも、ほん…

【掌編小説】バレンタインに好きな女の子から手作りチョコをもらった件♪

 僕は、同じクラスに、好きな女の子がいる。  彼女は、バレンタインに、手作り本命チョコを、誰かにあげるんだろうか?  僕は、そんなことばかり考えて、モヤモヤした…

【掌編小説】鬼は外、福は内♪

 父ノ仕事ノ関係デ、日本ニ来テ、モウスグ1年。  日本ノ伝統文化ヤ風習ヲ、少シズツ、覚エテイキタイト、思ッテイマス。 「鬼は~、外! 福は~内!」 「おには~、そと…

【掌編小説】神様を励ます♪

 このところ、神様もお疲れモード。  そりゃ~、神様とて、こう次から次へとひっきりなしに、願い事、願い事と、人々にお参りされたんじゃ~、休んでいる暇もない。  …

【掌編小説】年賀状のやりとり

 むか~し、むかし、あるところに、やたらとお正月が好きな二人のお殿様がおりました。  二人のお殿様は、お互いに負けず嫌い。そのため、競い合って、それぞれ、同じ時…

【掌編小説】あそこがかゆい♪

 僕の上司は、お色気ムンムン、ナイスバディで、めちゃエロい♪  悩ましいボディライン、スケベ全開いやらしい唇、フェロモン出まくりの香しい色香♪  少々厳しいこと…

【掌編小説】結婚式場の下見に行って来た♪

 友人と、久々に、立呑屋。 「乾杯!」 「乾杯♪」  ー チン♪ ー  とりあえず頼んだ生中を、お互いにグビグビッ! と、ひとくち、ふたくち。  付き出しのゴボウサ…

【掌編小説】放送禁止女房♪

 今朝、会社へ行くと、いきなり、部長に呼び止められた。 「あ、部長、おはようございます♪」 「あ、おはようございます! あっ、ちょっちょっ、ちょっとちょっと……」 「…

【掌編小説】孫六じいちゃんと人気洋食店に並ぶ♪

 今日は、ばあちゃんと母ちゃんがお出掛け。  ……ってことで、じいちゃん、父ちゃん、俺の男三代で、最近近くに出来た洋食店へやって来た。  店の玄関先から列が出来…

【掌編小説】手作りパイを先輩に♪

 憧れの先輩。  爽やかイケメン細マッチョ、質実剛健、朗らかで、頭脳明晰モテ男、品行方正、ユーモア溢れるジェントルマン♪  最近、雑種の保護犬を飼い始めた我が家…

【掌編小説】森の女神様~金の斧・銀の斧~

 今日も、森の湖では、女神様が大忙し。 「お前が探しているのは、金の斧か? それとも、銀の斧か?」  と、湖面に現れたり引っ込んだり。  しばらくすると、小学一年…

【掌編小説】目覚まし時計くんと私

 目覚まし時計くん。  朝、いつも私を起こしてくれる、大切な相棒。 「私が遅刻しないよう、いつも起こしてくれて、ありがとね♪」 「どういたしまして♪」 「明日は休みだ…

【掌編小説】パパの自信作~「パパ、ありがとう♪」~

 ど~~~しても思い出せない四字熟語。  ー ジャジャ、ジャ~~~ッッッ!!! ー  朝食を食べながら悩んでいると、パパが、何だか、ものスゴ~~~くご満悦の表情…

【掌編小説】商品代金+送料

「お支払い方法は、いかがいたしましょう?」 「代引きでお願いします」 「かしこまりました。商品代金には送料が含まれておりませんので、送料は別途頂戴いたしております」 …

【掌編小説】あなたの苗字に変わる私

「私、あなたの苗字に、変わるのね♪」  彼からのプロポーズ。もちろん、返事は、 「Yes! 高須クリニック!」  ……じゃなくて、 「Yes! We can!」  オバマかよ! …

【掌編小説】タコさんウィンナー♪

 秋。  快晴の休日。  私は、爽やかな風に誘われ、近所の緑地公園内周回コースで、ウォーキング♪  芝生の上、お弁当を広げている家族、膝枕でイチャイチャイチャつ…

【掌編小説】プロポーズ

【掌編小説】プロポーズ

「あのさ」
「なぁに?」
「この前、僕に言ってくれた気持ち……、変わってない?」
「えっ、やだ、もう~、改めて聞かれると、恥ずかしいィ~ッ!」
「ごめんごめん! でも、ほんと、変わってない?」
「変わってないよ♪」
「分かった! じゃあ、改めまして……。僕と……、結婚して下さいッ!」
「えっ? 何で?」
「『えっ? 何で?』って、逆に、何で?!」
「いや、何であんたと結婚しなきゃいけないの?」

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【掌編小説】バレンタインに好きな女の子から手作りチョコをもらった件♪

【掌編小説】バレンタインに好きな女の子から手作りチョコをもらった件♪

 僕は、同じクラスに、好きな女の子がいる。

 彼女は、バレンタインに、手作り本命チョコを、誰かにあげるんだろうか?

 僕は、そんなことばかり考えて、モヤモヤした日々を過ごしていた。

 そこで僕は考えた!

 こんなにヤキモキするのなら、僕の方から申し込もう! 「僕に、君の手作りチョコを、お願いします!」って、バレンタインの前に、こちらから逆告白しよう! 当たって砕けろだ!

 昼休み。

 

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【掌編小説】鬼は外、福は内♪

【掌編小説】鬼は外、福は内♪

 父ノ仕事ノ関係デ、日本ニ来テ、モウスグ1年。

 日本ノ伝統文化ヤ風習ヲ、少シズツ、覚エテイキタイト、思ッテイマス。

「鬼は~、外! 福は~内!」
「おには~、そと! ふくは~、うち!」

 ソウ言エバ、2月3日ハ、『節分ノ日』ト、聞イテイマシタケレド、コウイウコトナンデスネ!

「ダァ~ッド! マァ~ム!」
「ドシタノ?」
「何カ、アリマシタカ?」
「今日ハ、ゴ近所サン、アッチカラモ、コッチ

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【掌編小説】神様を励ます♪

【掌編小説】神様を励ます♪

 このところ、神様もお疲れモード。

 そりゃ~、神様とて、こう次から次へとひっきりなしに、願い事、願い事と、人々にお参りされたんじゃ~、休んでいる暇もない。

 神様にも、働き方改革が必要な時代なんだな~。

 すると、ある日、あるところの、ある娘が、そんな神様を応援したい、励ましたいと、ある友人を連れて、とある神社にやって来た。

「神様、こんにちは♪」
「はい、こんにちは。さて、今日は、どん

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【掌編小説】年賀状のやりとり

【掌編小説】年賀状のやりとり

 むか~し、むかし、あるところに、やたらとお正月が好きな二人のお殿様がおりました。

 二人のお殿様は、お互いに負けず嫌い。そのため、競い合って、それぞれ、同じ時期に、同じよ~~~なお城を、隣同士に建てました。

 そして、二人のお殿様は、それぞれのお城を『年賀城』と命名しました。

 すると、二人のお殿様は、「我が城こそ『年賀城』と呼ぶに相応しい城じゃ!」、と張り合い出しました。

 やがて、「

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【掌編小説】あそこがかゆい♪

【掌編小説】あそこがかゆい♪

 僕の上司は、お色気ムンムン、ナイスバディで、めちゃエロい♪

 悩ましいボディライン、スケベ全開いやらしい唇、フェロモン出まくりの香しい色香♪

 少々厳しいことを言われても、その色気に、男性社員たちは、もうメロメロ♪ ついつい許してしまう。

 そんなお色気ムンムン上司は、空気を読めない男が大の苦手。「日頃の仕事っぷりから、私の略語を理解しなさい!」が口癖。略語を使って、スピードアップ。仕事の

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【掌編小説】結婚式場の下見に行って来た♪

【掌編小説】結婚式場の下見に行って来た♪

 友人と、久々に、立呑屋。

「乾杯!」
「乾杯♪」

 ー チン♪ ー

 とりあえず頼んだ生中を、お互いにグビグビッ! と、ひとくち、ふたくち。

 付き出しのゴボウサラダをつついていると、

「俺、昨日、彼女と結婚式場の下見に行って来たんだよね~♪」

 と、友人からの突然の告白!

「あ、そうなんだ~、……って、えーッ?! おまえ、彼女いたの?!」
「テヘッ♪」
「『テヘッ♪』じゃねえよ!

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【掌編小説】放送禁止女房♪

【掌編小説】放送禁止女房♪

 今朝、会社へ行くと、いきなり、部長に呼び止められた。

「あ、部長、おはようございます♪」
「あ、おはようございます! あっ、ちょっちょっ、ちょっとちょっと……」
「えっ、どうされました?」
「何だかさ~、君の奥さんのこと、『放送禁止女房』、だなんて、みんなの噂になっとるぞッ!」
「えッ! もう部長の耳にまで入っちゃいましたッ?」
「入っちゃいました!」
「アハハ……、誠にお恥ずかしい限りです、

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【掌編小説】孫六じいちゃんと人気洋食店に並ぶ♪

【掌編小説】孫六じいちゃんと人気洋食店に並ぶ♪

 今日は、ばあちゃんと母ちゃんがお出掛け。

 ……ってことで、じいちゃん、父ちゃん、俺の男三代で、最近近くに出来た洋食店へやって来た。

 店の玄関先から列が出来始めていて、学生アルバイトさんの女の子から、俺たちは6番の番号札を渡された。

「わしの名前が孫六じゃから、6番の番号札なのか?」
「じいちゃん、それは、たまたまだよ、たまたま」
「何ッ?! キ○タマがどうしたって? キンタ○が?」

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【掌編小説】手作りパイを先輩に♪

【掌編小説】手作りパイを先輩に♪

 憧れの先輩。

 爽やかイケメン細マッチョ、質実剛健、朗らかで、頭脳明晰モテ男、品行方正、ユーモア溢れるジェントルマン♪

 最近、雑種の保護犬を飼い始めた我が家。

 ある日の早朝、近くの公園へ、犬を散歩に連れて行くと、自主トレをしている先輩を見掛けた。

「先輩、部活以外でも努力してるんだ……」

 光る汗、タオルで拭う、佇まい。

 私は心を奪われた。

 その日から、毎朝、私は犬の散歩を

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【掌編小説】森の女神様~金の斧・銀の斧~

【掌編小説】森の女神様~金の斧・銀の斧~

 今日も、森の湖では、女神様が大忙し。

「お前が探しているのは、金の斧か? それとも、銀の斧か?」

 と、湖面に現れたり引っ込んだり。

 しばらくすると、小学一年生くらいの女の子がやって来た。

「お前が探しているのは、金の斧か? それとも、銀の斧か?」
「ヨーコ・オノです」
「な、なぬッ?!」

 小さな女の子からの、何ともシブい返答に、女神様も驚いた。

「そなたの申すヨーコ・オノとは、

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【掌編小説】目覚まし時計くんと私

【掌編小説】目覚まし時計くんと私

 目覚まし時計くん。

 朝、いつも私を起こしてくれる、大切な相棒。

「私が遅刻しないよう、いつも起こしてくれて、ありがとね♪」
「どういたしまして♪」
「明日は休みだし、予定もないし、ゆっくりしてね♪」
「ありがとうございます♪ じゃあ~、お言葉に甘えて♪ お休みなさ~い……Zzz♪」
「お休みなさ~い……Zzz♪」

 ー ジロリロリロ、ジロリロリロ…… ー

「目覚まし時計くん、日頃の

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【掌編小説】パパの自信作~「パパ、ありがとう♪」~

【掌編小説】パパの自信作~「パパ、ありがとう♪」~

 ど~~~しても思い出せない四字熟語。

 ー ジャジャ、ジャ~~~ッッッ!!! ー

 朝食を食べながら悩んでいると、パパが、何だか、ものスゴ~~~くご満悦の表情で、トイレから出て来た。

「あ~~~ッッッ!!! 今朝も、快便ッ! 快便ッ!」

「も~~~ッッッ!!! パパッ! 食事中なんだから~ッ!」

「あ、めんごめんご!」

 いつもこんな調子だ。

「でもな、今朝のは、スゴかったぞ~ッ!

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【掌編小説】商品代金+送料

【掌編小説】商品代金+送料

「お支払い方法は、いかがいたしましょう?」

「代引きでお願いします」

「かしこまりました。商品代金には送料が含まれておりませんので、送料は別途頂戴いたしております」

「はい、分かりました~」

「では、商品をお送りさせて頂きますので、よろしくお願いいたします」

「よろしくお願いしま~す♪」

 これから始まる新婚生活。今、生活必需品を買い揃えている。

 だいたい必要なものは揃えたかな~…

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【掌編小説】あなたの苗字に変わる私

【掌編小説】あなたの苗字に変わる私

「私、あなたの苗字に、変わるのね♪」

 彼からのプロポーズ。もちろん、返事は、

「Yes! 高須クリニック!」

 ……じゃなくて、

「Yes! We can!」

 オバマかよ!

「今日は、もう一つ、大事な話があるんだ……」

 彼は神妙な面持ちで、そう切り出した。

 何だろう?

「実は……」

 彼が話し始めると、お互いに、緊張の夏、日本の夏、……違うか!

 私はドキドキして、

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【掌編小説】タコさんウィンナー♪

【掌編小説】タコさんウィンナー♪

 秋。

 快晴の休日。

 私は、爽やかな風に誘われ、近所の緑地公園内周回コースで、ウォーキング♪

 芝生の上、お弁当を広げている家族、膝枕でイチャイチャイチャつくカップル、それぞれに、心地良い、ポカポカ陽気を、楽しんでいた。

 私は、せっせとウォーキング♪

 緩やか~に、左へカーブしながら歩いていると、10m程前、木陰のベンチに、若いママさんと幼いボクちゃん。お弁当を楽しんでいる様子だっ

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