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【掌編小説】パパの自信作~「パパ、ありがとう♪」~

 ど~~~しても思い出せない四字熟語。

 ー ジャジャ、ジャ~~~ッッッ!!! ー

 朝食を食べながら悩んでいると、パパが、何だか、ものスゴ~~~くご満悦の表情で、トイレから出て来た。

「あ~~~ッッッ!!! 今朝も、快便ッ! 快便ッ!」

「も~~~ッッッ!!! パパッ! 食事中なんだから~ッ!」

「あ、めんごめんご!」

 いつもこんな調子だ。

「でもな、今朝のは、スゴかったぞ~ッ! まぁ~、ほんっっっとに、立派なウ○コちゃん! ここ数年じゃあ、今朝のウン○、一番の自信作やでッ!」

「もうッ! パパッ!」

「めんごめんご!」

 と、パパにクレームをつけるものの、パパの言葉が引っ掛かる。

 頭の中で、リフレイン。

『……今朝のウン○、一番の自信作や~、自信作や~……、自信作や~……、ウ○コ自信作や~……』

 あッ!

「パパッ!」

「何ッ?!」

「ありがとッ!」

「何がッ?!」

「思い出したッ!」

「何をッ?!」

「四字熟語ッ!」

「はぁッ?」

「ウン○自信ッ!」

「ウ○コ自信ッ?」

「思い出したかった四字熟語『温故知新』だわッ!」

「ニャハハ♪ 娘よ、古きをたずねて、新しきを知るんだZZZゼーーーッッッ!!!」

「そうするZZZゼーーーッッッ!!!」

 これで、今日の漢字の小テスト、自信を持って、臨めるZZZゼーーーッッッ!!!

 パパのドでかいウ○コちゃん、ありがトゥ~~~ッッッ♪♪♪

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