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ちょっと評判良かったやつ

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記事一覧

気まぐれ本選びの大切さ。

気まぐれに本屋に行き、偶然手に取った本が、まるで自分の中の空いた部分を埋めてくれるような感覚があるが、(特に何かに悩んでいるときは顕著に)

よく考えれば、確かに当たり前のことではある。

その時の悩みであったり、自分の頭の中を何かのトピックスが占めている時に、本屋の平積みの中に、今まさに知りたいことや、気になるキャッチコピーが目に飛び込んできて、お?これは⁉︎気になる!となる。

読書は、自分の

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【三段小説】AIの世界は不滅か?

歴史は繰り返される。

壊れたロボットは電池がなくなるまで意識を保ち続ける。
人間が発明した長寿命電池のおかげで、私は未だに死ぬことができない。
老いもない体、いつが最期になるのか分からないまま、今日も流れていく時間というものを、た だ眺める毎日だ。

人間は今よりも早いスピードで移動し、早いスピードで物事を処理し、
その代償と言わんばかりに、より多くの手軽な娯楽を求めた。

時間がかかるこ

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良い時間の積み重ねが、人を作る。

時間をかけて、ゆっくりと、丁寧に。

公園の芝生で寝転がる昼下がり

ドリップコーヒーを淹れる間

名前のつかない自分のためだけの時間が

どれくらい持てるのかが、今の豊かさかもしれない。



電車に乗っている間、

ある人は居眠りを、

ある人はインターネットの世界へ、

ある人はスキマ勉強時間、

ある人は空想の彼方へ、

等しく平等な時間に、何をするのか。

どれが良いとか、比較できるも

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生き急ぐな、と言われるけれども。

小説やドラマやアニメの冒頭で言われる「ひょんなことから」「ある日突然」ってワードは、創られた台詞ではなく、むしろ真実なのだろうと思う。

そんな創作物が多いことから、人はハプニングを期待する生き物なのかもしれない。

「日常」という無限ループ、迷路、ダンジョンから抜け出したい。

「非日常」に恋焦がれて、なんにもせずに待っているだけのシンデレラ。

しかし非日常の場所に居続けたら、それが日常になっ

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【小説】ロボットと青年 ー時間と心の豊かさについてー

「次の方どうぞ。」

カウンセリング室の引戸が、カラカラと音を立てて開いた。

「先生、ご無沙汰しておりマス。」

一人の青年型ロボットがにこやかに入室してきた。穏やかな動作で頭に乗せていた帽子を取り、軽く会釈する。
帽子の下には、人間ではないことを示すように、通信状態良好を表す青いLEDランプの光がこめかみ辺りを走っていた。

「やぁ、久々だね。さぁ座って」

私は、いつものように、冷蔵庫からお

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与えるだけでは、人は成長しない。人を育てる立場の人へ

先日、与えることこそ大人だ。という記事を書いたが、
そのアンサーソング的な話である。

前回記事は、こちら↓

今回は教育論的な話である。

教育といっても、子供だけでなく、上司と部下の関係でもそうだ。
特定の職業に限らず、人はどんな時でも、教える側と教えられる側になる可能性がある。
自分が教える立場になった時に、持っておきたいマインドの話である。

結論から申し上げると、
「考えさせる余地を残す

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結婚しない人が増えた一つの要因。

以前マッチングアプリを使ってました。

昼間に会って、お茶して、話して、帰る。
という至極健全な使い方ですから、ご安心を。(誰への配慮?笑)

恋愛感情は、自分のコミュニティの中で、1番いいな!と思う相手を選ぶ行為だ。

だから、実在のコミュニティ(会社、学校、部活、クラブ、習い事、近所などの生活圏内)の中から、自分にとっての1番を選ぶ。

しかし、インターネットでいくらでも出会える社会。

コミ

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都合の良い同居人は、蜘蛛。

とある夜、ボーッと考え事している時だった。
白い壁紙にシミがある。黒いシミ。5mmくらいだ。
いつの間にできたんやろ〜と思っていたら、動いた。

蜘蛛だ。

彼の名は、ハエトリクモ。性別は知らないけど。
私の同棲相手だ。

虫嫌いな人も居るだろうから、写真は載せないが、興味があったらGoogle先生に聞いてくれ。
まぁ小さな蜘蛛である。

気付いたら家にいる系の虫の中でも、このハエトリクモは益虫だ

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疲れるから、頑張るな。ティッシュのような人生であれ。

タモリさんのお言葉です。

“頑張れって世の中言い過ぎなんだ。薄っぺらくて良いんだ”、だそうです。

確かになぁ。

自分が引き受けなくて良いところまで、引き受けて、頑張りすぎちゃうんだよなぁ。

人間って、頑張ってる自分が好きなんだってさ。無意識に頑張っちゃうらしいよ。



さて世の中には、いろんな格言や名言に始まり、人生の先輩からのアドバイス的なものがある。

年長者は、自分が感じたこと、

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うつ病か、適応障害か、hsp気質か、自律神経の乱れか、よくわからない状態がつづく感覚。

不眠、過眠、遅刻、食欲減衰、暴食、虚無感、存在価値への疑念、無感情化、漠然とした不安

自分が自分でない感覚。

以前の自分とは明らかに何かが違う。

小さな指摘、深い意味のない一言、それだけで時に怒り、時に傷つき、涙が止まらない。

感情のジェットコースター、誰も止められない。

本当は恵まれた環境にいるのに、何かが苦しい。

ずっと、ぐるぐる、ぐるぐる

考えなくて良いことまで、将来に対しての

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湯婆婆や ドーラや エボシ様が好きなのよ。理想の女性論

皆さん、ジブリアニメは好きですか?

YESと言ってくれる人が多いかなぁと勝手に思っています。

よく「ジブリ男子誰が好き?」みたいなアンケートありますよね。

アシタカ(もののけ姫)と、
天沢聖司(耳をすませば)と、
ハウル(ハウルの動く城)が上位争いしているのをよく見ます。笑

それは私がアニメ系と恋愛系のコラムを読んでいるから、よく見かけるのかもしれません。

では男子の方のアンケートもある

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【自由詩】  道  (238字)

草原の真っ只中に、

身体一つでぽいっと放り出されて、

「はい、進んでください!」と言われたら、

私は途方に暮れるだろう。

どっちに行ったら良いのか分からない。

立ち止まり、空を見上げて、

地面に寝転んで、お昼寝を始めるかもしれない。

思い立って進んだ途端に、

「あ、そっちじゃないです」

と言われたら、ちょっと怒っちゃうかもしれない。

その草原に、一本の道があったのなら、

それ

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小説を書いてみたら、文章を通して作者が見えてくるような気がする。(569字)

先日、買った小説を読んでいる時である。

とあるキャラの台詞がなんだか引っかかる。

今までは、「ふーん、主人公はそんな気持ちなのねー。」くらいに流し読んでいたと思う。

しかし最近、自分でも短いながらも小説や文章を書くようになって分かったことは、

実体の自分が「言いたいこと、言って欲しかったこと、発見した言葉」を、キャラに言わせたくて、小説を書く節がある。ってこと。

だからなのだろうか、その

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人は、いつも仮面をかぶって生きている。本当の自分なんていません。

人は、いつも仮面をかぶって生きている。本当の自分なんていません。

「周りの人に見せる自分のこと」を、心理学ではペルソナ(仮面)と呼ぶ。

会社の時の私、は、しっかり者
家族の前の私、は、おしゃべり
恋人の前の私、は、甘えんぼう

小中の同級生の前の私、は、不思議っ子
高校の同級生の前の私、は、おとなしい
大学の同級生の前の私、は、おひとり様
会社の同期達の前の私、は、集まり好き

趣味の時の私、は、かなり変人
勉強の時の私、は、割と真面目

年上の前の私、は、無

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