小説を書いてみたら、文章を通して作者が見えてくるような気がする。(569字)
先日、買った小説を読んでいる時である。
とあるキャラの台詞がなんだか引っかかる。
今までは、「ふーん、主人公はそんな気持ちなのねー。」くらいに流し読んでいたと思う。
しかし最近、自分でも短いながらも小説や文章を書くようになって分かったことは、
実体の自分が「言いたいこと、言って欲しかったこと、発見した言葉」を、キャラに言わせたくて、小説を書く節がある。ってこと。
だからなのだろうか、そのセリフが作者の言いたい、言って欲しい言葉なんだろうな…、そんな風に考えたり思ったりする状況になったのかなぁ…なんて、
「その言葉が生まれたストーリー」はなんだろう?と勘繰ってみる。
今までは、作者が作った世界観に入り込んでいた(登場人物やカメラマンの立場で読んでいた)のに、
今は読みながら、その文章を書いた作者の人生や感情を覗いているような気分になる。
主人公が経験したことは、作者が実体験したことなのかしら?と野次馬してみたりして、
どんな気持ちでこの文章を書くに至ったのかしら?と想像してしまうのだ。
私同様、そんな気持ちで読む人もいるのだろうから、自分が書く時も気をつけないとね。
(マイナスな感情の時は、マイナスな文章が多くなりがちです…。)
あるいは、いろんな経験があれば、もっと面白いことが書けるのかなぁ。。
と、人に語れる程のものがない自分に気付いてしまうのであった。
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