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おきにいりの本棚

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尊敬するnoterさんの、好きすぎて何度も読みたい!!noteたちです。
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#エッセイ

じゅんみはさんが素敵なイラストの世界に🐧を招待してくれました😃
今はまだ下絵段階とのことですが、十分ステキで感動です✨
https://note.com/junmihappy/n/n548f6f3b8ead
🐧に見せたら釘付けになっていました!
🐧「これが僕?!
  じゅんみはさん、可愛く描いてくれて本当にありがとう🍀」

プラダを脱いだ天使

プラダを脱いだ天使

今、人生最後の、歌のレッスンが終わりました。

20代までと決めたことを、29歳ギリギリまで楽しむと決めたすべてのことを、やり切って、ちゃんと、おしまいを選びました。

本当に、楽しかった。

それと同時に、夢のような時間を、終えたという実感があります。

20代を、自分のためだけに、ただ楽しいという気持ちだけで、たくさんの人に出会って、たくさんの経験をして、たくさんの寄り道を選んで、思うがままに

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娘のおかげで人生初の寄贈式を経験させていただいた。

娘のおかげで人生初の寄贈式を経験させていただいた。

「私、市長さんにお手紙書くけれど、いいかな?」
と、娘が言ったのは去年の夏頃だったと思う。
どうした? どうした?  急にどうした?
娘がどうして市長さんに手紙を書きたくなったのか夫と二人で腰を据えて話を聞くことにしました。
(普通、市長にさんはつけませんが、さんをつけてお話をさせていただきますよ)
「母ちゃんの病気のことをもっと多くの方に知ってほしいから。市長さんに本とお手紙送るね」
としっかり

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「人間失格」の男の妻になって…

「人間失格」の男の妻になって…

「人間失格」と言っても太宰治の文芸作品ではない。ある日、突然「人間失格」の烙印を押された夫とその妻の私の話だ。

2010年 12月20日 早朝

私の夫は大動脈瘤破裂による「くも膜下出血」を引き起こした。救急車で搬送された一軒めの病院では手術室が満室だと言う理由で「手術は出来ない」と断られてしまった。しかしその時既に主人の右目は瞳孔が開いていた。当時の私は

「瞳孔が開くことは、死が近いことを意

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じんせいを人生と書いてみたい、8日間だった。

じんせいを人生と書いてみたい、8日間だった。

ずっとnoteもおやすみしていて。

メンタルも弱っていて。
メンタル補強してからじゃないと、泣き言を書いてしまいそうなので。

その機会を待っていました。

母の介護。
やっと8日目を迎えられました。

まだ新米の新米だからなんもいえねーわけですが。

思ったよりはしんどくはなかったのに。
労働的に。

でもしんどかったのは、心でした。

作業の合間に、そのぽっかりした余白に
泣きそうになったり

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家族って減点ゲームじゃなかったんだと、知った。

家族って減点ゲームじゃなかったんだと、知った。

熱い心はもうどこかに置いて
きたのかもしれない。

昔もっていたかもしれない野心とか
負けん気とか。

熱すぎたり、自己顕示欲が過ぎたりして
自分のバランスを崩しがちだった
あの頃からしたら今はとても
静かな心なのかもしれない。

母が倒れてから、日常がすこしずつ変わって
いった。

ふたり暮らしが独り暮らしになった。
ごみの量が減った。
電気代も半分になった。
新聞を読むのがわたしだけになった。

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人生で覚悟を決める場面はそんなに無いけれど、今。

人生で覚悟を決める場面はそんなに無いけれど、今。

母の誕生日だった。

誕生日だからと言って、きまって電話する習慣はなかったけれど、今年はなんでか母の声が聞きたくなった。

「誕生日、おめでとう」

そう言うために電話をしたのに、最近ようやく覚えたビデオ通話に出た母の第一声は「わぁ〜メメちゃんの顔見れた〜!ちょっと痩せた?もう晩ご飯食べたの?ちゃんと食べないとだめよ。」いつまで経ってもおんなじの、そんな言葉だった。お母さん、もう私、29歳にもなっ

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雨の日の図書館とことばたち。

雨の日の図書館とことばたち。

若い頃は本が嫌いだった。

唯一読めるのは谷崎潤一郎の『痴人の愛』
だけだった。

それが中学生のはじめの頃。

きっかけは、この原作をわたしが通っていた
卒業生の方が女優になられて演じたことが
きっかけだった。

本を後に回して、キネマ旬報のシナリオから
読んだら、はまった。

字だけなのに映像がもう動いている世界って
おもろいなって思って、夢中になって
学校から帰ると部屋にこもって読んでいた。

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それもまたいいね

それもまたいいね

 やりたいことは沢山あるのだけれど、なかなか追いつかないこの頃でございます。
 ただ混沌を並べてまいります。

 昨年の秋頃に、お月さまと白いお犬の映像からふっと浮かんだフレーズがあって、それをいまだに覚えていて口ずさんだりする。曲をかきたいのであります。
 
 超短編と、短編のネタが浮かんでいるやつも書きたいのであります。大まかな線が見えているから、何とかなりそう。問題は迷走中の長編でござるよ。

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忘れられない言葉~「不安と感謝は同時に感じられない」。

忘れられない言葉~「不安と感謝は同時に感じられない」。

じぶんの中に降り積もった言葉はいつのまにか、降り積もっていたことさえ、忘れてしまって、心の底で眠ったままだったりする。

でも、こんな忘れっぽいわたしでも一度聴いたら、忘れられない言葉というのが幾つかあってそのトップにあがるフレーズを今年は何度も思い出していた。

わたしは瞬間的にしょっちゅう不安になっておろおろするタイプなのだけど。

不安な時って、やってくるかどうかもわからない不安のことばかり

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片付けもできないじぶんに、泣きそうになりながら。

片付けもできないじぶんに、泣きそうになりながら。

好きなものに囲まれていたいと思う。

でも好きなものに囲まれているためには
好きじゃないものは捨てなければいけない。

たとえば、部屋。

昔独り暮らししていた時に、俳句を書く人
それを生業にして生きている人と同じ
マンションに暮らしていたことが
あったけど。

彼女の部屋は冷蔵庫の中まで好きなものに
おおわれていた。

それは部屋をデザインする、もしくは
みずから編集しているかのごとくだった。

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偏愛していた。ボブ・マーリーが好きだった猫。

偏愛していた。ボブ・マーリーが好きだった猫。

ずっと、犬のことばっかり書いていて。ばっかりでもないけれど、

犬のことを愛してるって書くと、ちょっとほんとうは後ろめたくて。
それはわたしがほんとうにちゃんと一緒に暮らしていたのは、黒猫だったから。

「窓と猫の物語」を展開しているYKKのCМって、ほんとずるいなって思う。

あれを見ていると、ひそかに涙ぐみたくなるし、誰かと一緒の時にあれを見かけると、通り一遍の言葉でかわいいねってごまかしてみ

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はじめての絵本を作りました!『どこかでだれかが』。

はじめての絵本を作りました!『どこかでだれかが』。

noteに来てから3年目になります、ゼロの紙と
申します。

はじめての絵本を憧れのイシノアサミさんと
ご一緒させて頂き創ることができました!

この絵本は。
すてきなとある方からのリクエストから始まりました。

御縁をつないでいただき、心より感謝申し上げます。

福岡で開かれるひと色展が、明後日からスタートします。
そちらにも絵本を額装して飾らせて頂いています。

今日は一足はやく共作絵本
『ど

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ひと色展@横浜、しあわせな希望のカタチ。

ひと色展@横浜、しあわせな希望のカタチ。

わたしも絵本のコラボ作品で
参加させて頂いていた
「ひと色展」@横浜が、
無事閉幕しました。

今は少しぽっかりしています。

もう大倉山になら目をつぶってでも
行けそうな
ぐらい、迷わない場所になりました。

午後3時。

何度もおやつをいただきました。

pianoのある休憩室で。

piano付き休憩室ってところが素敵だなって
思います。

ここでは、さちとピースさんの素敵に
やさしいpia

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