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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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2021年8月の記事一覧

創作物におけるリアリティの追求

小説、エッセイ、マンガ、アニメなど、世の中には創作物が溢れています。これらが公開された際に読者や視聴者から一定数寄せられがちな「リアリティがない」「設定がぶっ飛びすぎ」というコメント。では、創作物においてリアリティはどこまで追求するべきなのでしょうか。

 はじめまして、蓮城徹です。私も物書きを目指した時分があり、とある投稿サイトでちょっとした短編小説を掲載していたことがあります。その際にもリアリ

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訳せない日本語の美しさ

訳せない日本語の美しさ

こんにちは、日伊通訳マッシ(@massi3112)

日本語は、少ない文字で深い意味だけではなく細かい情景も出てくる「神の言葉」を感じる。僕にとって、世界一美しい言語だと思う毎日。今まで日本語を勉強した理由は最近、やっとわかってきた。次のステップとして訳さない日本語の「勉強」より、訳さない日本語を「心に感じながら使いこなせる」ようになりたい。わからなくなる時もあるけど、日本語を母国語のように使いこ

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書くことが人生を救う

書くことが人生を救う

column vol.378

少し大仰なタイトルにしてしまいましたが、「書く」という動作(作業)が結構人生を救うなと思う半生だったこと。

そして、それを裏付ける事例が最近目にしたので、事例に絡めて本日は「書くメリット」をテーマに書き綴りたいと思います。

まず、「ジャーナリング」という言葉をご存知でしょうか?

書くことで「もう一人の自分」を生み出すジャーナリングとは感情や思考をノートに書き出

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「書く=読まれる」は大間違い!|次世代を生き抜くスキル『書く力』

「書く=読まれる」は大間違い!|次世代を生き抜くスキル『書く力』

※ちょっと辛口です。

前回、会社の看板がなくなると「書く力」がいかに大切かわかったことを書きました。

会社での「書く」は別物会社勤めをしていた頃の私、「書くのが仕事」というくらい毎日文章を書いていました。経営企画や海外事業の稟議書から経営陣向け説明資料など、ひとつの案件につき数百枚の文章を書いていました。

それなのに、自分で事業を立ち上げるとなると、この会社での「書く力」だけでは通用しなかっ

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夢を叶える「書く力」|子連れ発!次世代を生き抜くスキル

夢を叶える「書く力」|子連れ発!次世代を生き抜くスキル

こんにちは。
子育て世代のためのコミュニティ型リーダースクール「子連れMBA」の赤坂です。

「子連れMBA」に来られるみなさんに共通するのはなんといっても、半端ない学びへの貪欲さ!
育休中に資格にチャレンジする人も多く(コーチングやファイナンシャルプランナーが鉄板)、非常に意欲的‼️資格を取ろうか、コーチングを学ぼうか、いろんな学びを挑戦されている方がたくさんいます。

ワーママ定点観測によれば

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想像より高くて怖くなった先に見つけたのは、「書くことが好き」という原点

自分が思っていたよりも、少し高いところに来てしまったみたい。だから、ちょっと怖くもなるんだ。

私がnoteをお休みしてから、1週間が経った。できるだけ毎日なにかを書きたいと思い、今まで続けてきたことの息を少しだけ止める。その時点で、時は止まったと思っていた。次、再開するときは同じ位置から、また一歩ずつ歩くんだと。

でも、止まったはずの世界は動き出していて、息を止めた私は気づいたらずいぶん上の方

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応募フォームに気づかされビビる

応募フォームに気づかされビビる

noteでこのようなイベントが行われることを知りました。

「作品を磨くための"自己フィードバック"講座」「鬼フィードバック」の記事が話題となり書籍化されたデザイナー・前田高志さんをお迎えし、「作品を磨くための”自己フィードバック”講座」が2021年9月17日に開催されるそうです。

しかもこの講座の後半では

前田さんから、視聴者のnote記事への”鬼”フィードバック
…みなさんから募集したno

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ゲームライターに超絶おすすめしたい三種の神器(本)

ゲームライターに超絶おすすめしたい三種の神器(本)

 今日はちょっと真面目な話。

 僕はもともとスマホゲームの攻略やレビューを中心としたゲームライターとして活動していました。3年くらい前からフリーランスから会社に所属し、いまはエンタメ系のウェブメディアの編集として働いています。

 ライティング業務に関しては約9年。ひよっこから卒業したくらいな感じ。

 今回は、そんな僕が読んで世界が変わった。ライティング、編集業務に携わる人に強くおすすめしたい

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『勝ち抜くための描写テクニック』官能的イコール性的ではないのです

こんばんは。

こちらの本がとっても面白かったので、ご紹介しますね。

『勝ち抜くための描写テクニック』

作者は「サミュエルソン大竹」という方。ほかの書籍も読んでみようと調べましたが、ぜんぜん情報が出てこない。謎の方です。

官能小説家が教える、とありますが、本書の内容は、官能小説以外でも十二分に使える有益な情報ばかりでした。

noteでエッセイをかいたり、pixivで二次創作をかいたりするに

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アイデアは「金魚すくい」と一緒

その一瞬を見逃すな!!

noteを書くときに
ほとんどの人が
アイデアだし(テーマ決め)
をすると思います。

しかし、
アイデアって考えようとすればするほど
なぜか浮かばないものですよね。

散歩しているとき
ご飯を食べているとき
シャワーを浴びているとき

そういう時に限って
なぜかアイデアが「降ってくる」

そういう体験をした方も
多いんじゃないでしょうか?

アイデアは金魚すくいみたいな

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言葉は、たった1人に刺さればいいのである。

言葉は、たった1人に刺さればいいのである。

「誰かの代わりに、ラブレターを書く仕事をしませんか?」

そんな求人があったら、思わず応募したくなるだろうか。そう思える方は、コピーライターに向いているのかもしれない。夏休みの終わりに読みたくなるような、ミステリー小説でも始まってしまいそうなタイトルだけど、本日の話題は極めてリアル。ビジネス現場からのお話。

僕はギフトという会社の代表で、ブランディングディレクター/コピーライターをさせてもらって

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「こんなこと書いて、意味あるのかなぁ」と思ったら。

「こんなこと書いて、意味あるのかなぁ」と思ったら。

「noteやブログで発信して、意味があるんですか?」
「こういう文章を書いて、意味があるんでしょうか」
って聞かれることがよくある。

意味は、ある・ない ではなくて、
自分で作るもの。

意味が「ある・ない」よりも、「意味あるもの」にすればいい。

これを書けば意味がある、なんて初めから決まっているものなんてない。

そもそも、自分にとって「意味」とは何か?をまず考える。

意味のある投稿とは何

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サカナクション「新宝島」の歌詞分析

サカナクション「新宝島」の歌詞分析

前置きー現代日本の恋愛分析とは?前著『恋愛制度、束縛の2500年史-古代ギリシアから現代日本まで』(光文社新書)

では、椎名林檎の「幸福論」、西野カナの「トリセツ」だけで、某小谷野先生より、「お茶を濁している」と怒られた😅現代日本の恋愛分析です。実は勤務先の授業ではぽこぽこやっていて、ネタは多少あるのですが、どんどんアップデートしていこうと思います。少しずつですが、頑張ります。

今回はちょっ

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ブログやSNSが「ただの日記」になってしまう。

ブログやSNSが「ただの日記」になってしまう。

SNSやブログが、ただの日記になる。
頑張って書いているけど、こんなの誰かの役に立つのか?と不安になる。

よく聞く悩みです。

よっぽどの有名人か、すでにファンが溢れるほどいる人なら「お昼ご飯に何食べた」話だけでも、オォーっとなるかもしれません。

が、多くの人は、「だから何?」と思われて終了。

私きれいでしょ?の自撮りのオンパレードも、憧れの対象以外は、見ていて苦痛かもしれません。

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