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人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

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マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や… もっと読む
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2020年4月の記事一覧

マネジメント目線から見た「エンジニアに意識して欲しいこと」

マネジメント目線から見た「エンジニアに意識して欲しいこと」

こんにちは。Supershipでインフラエンジニアをしている @kotaです。
去年からプロジェクトマネージャーとしても動くようになり、少し前からは管理職としてグループリーダーになり、数名のエンジニアをマネジメントする立場になりました。

立場が変わって見えてくることが色々あり、そしてそれらは「あー昔の自分はこういうことを求められていたんだろうなー」という内容でした。本記事では、マネジメント目線か

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あなたの権限委譲がうまく行かない理由(後編)

あなたの権限委譲がうまく行かない理由(後編)

【部下が勝手に成果を出す仕組み作りのテクニック】

 私が実践を通じて「権限委譲したつもり病」から抜け出せたからこそ分かる、チームが成果を出すための具体的な権限委譲のコツについてまとめました。

この記事を通じて皆さんには、明日から実践できる権限委譲のテクニックを身に着けていただき、労力をかけずに成果が出せる体質になっていただけると考えています。

前編では、権限委譲が機能不全を起こしている真因を

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あなたの権限委譲がうまく行かない理由(前編)

あなたの権限委譲がうまく行かない理由(前編)

【部下が勝手に成果を出す仕組み作りのテクニック】

 私が実践を通じて「権限委譲したつもり病」から抜け出せたからこそ分かる、チームが成果を出すための具体的な権限委譲のコツについてまとめました。

この記事を通じて皆さんには、明日から実践できる権限委譲のテクニックを身に着けていただき、労力をかけずに成果が出せる体質になっていただけると考えています。

あなたの権限委譲は「ただの業務委託」

 まずは

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withコロナ時代にも効果を発揮する社内報!社員のエンゲージメントを高める施策を大公開!

withコロナ時代にも効果を発揮する社内報!社員のエンゲージメントを高める施策を大公開!

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの企業でテレワークを推奨しています。

しかし、テレワークとなると、社員のエンゲージメントが低下しやすい、EX(Employee Experience=従業員体験)が悪化するといった問題もあります。

テレワーク下でも従業員体験を向上させ、エンゲージメントの改善を図り組織として勝ち残っていかなければなりません。

そのために社内の情報を共有したり、社員のモチ

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ひとりでも部下がいる人のための、世界一シンプルなマネジメント3分間コーチ【書評】

著者: 伊藤守 出版:ディスカバートゥエンティワン

この本をオススメしたい人 ひとりでも部下がいる人、コーチングに興味がある人、春から後輩指導をする人。

本の概要 コーチングは、
一回のコミュニケーション時間の長さより、
短い時間で回数をこなすほうが良いという話です。

本の感想 3分間コーチは
『部下について考える時間をとる』
『部下と的をしぼった短い会話をするための時間を

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『自走できる社員』に育成するにはどうすればいいか?

『自走できる社員』に育成するにはどうすればいいか?

ここでいう『自走できる社員』というのは『受け身ではなく自分で考えて行動できる社員』という意味です。こういう社員が多くなると会社は活気がでて勝手に成長をし続けていきます。

では『自走できる社員』に育成するためにはどうすればいいのか?
これは正直に言うと『そんな素晴らしい育成方法はない』です(苦笑)。
僕の経験上、残念ながら全員が『自走できる社員』になれることはないと思いますが(レベルはマチマチです

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「あいつはレベルが低い!」って言っちゃうマネージャーさん! あなたが「レベルの低い」マネージャーだって知ってますか?

「あいつはレベルが低い!」って言っちゃうマネージャーさん! あなたが「レベルの低い」マネージャーだって知ってますか?

煽り気味のタイトルですいません。
最近マネジメントをすることが多いのですが、その中でも特に気になるのが「あいつは使えない!」と言ってしまうマネージャーさんです。

私は上司から気を許されやすいタイプなのかよく「あいつは使えない!レベルが低い!」みたいに同僚を扱われる場面に出くわすことが多かったのですが、毎回もやもやとしていました。

実際に自分がマネジメントする立場になってインプットと日々の現場で

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【マネジメント】いい組織とリーダーとは一体何なんだ

【マネジメント】いい組織とリーダーとは一体何なんだ

みなさんこんばんは、おおひさ です。GWあたりまでの予定はどうなりましたか?大学院の方は4月22日から授業開始の予定でしたが、5月7日開始に延期しました。しかし授業は開始するものの、できるだけ遠隔で授業を行うようです。zoomを使うという話が出ていますが、昨日試したところネットの回線がパンクしました。笑 なんせ地方の大学ですからね。

という話はここまでにして、今回は「組織とリーダー」について発信

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カレーを作ろう

カレーを作ろう

というのは、ソフトウェア開発系の会社で行われる教育などで、よく見かけることがあるテーマの1つです。なぜなら料理は、しっかりと"考えて"取り組むことさえできれば、

 スコープマネジメント
 スケジュールマネジメント
 コストマネジメント
 リソースマネジメント
 リスクマネジメント
 要件定義
 外部設計
 内部設計

など、様々なことを学ぶのに適しているからです。以前も言ったかもしれませんが、「

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【検証エッセイ】社長の言葉はアルバイトに何%理解されるかを計算してみた

【検証エッセイ】社長の言葉はアルバイトに何%理解されるかを計算してみた

どうも、飲食店の問題解決You Tuberのタルイです。今回は社長の言葉(考えや理念など)を社長→部長→店長→社員→アルバイトの順に伝言ゲームのように伝えて言ったとしたら、アルバイトに何%理解されるのか…

結論は27%しか伝わりません。

実際に計算してみました。

コミュニケーションに必要なスキルは2つ。情報伝達力と情報把握力です。

「情報伝達力」に関しては90%を伝えるのがやっとなのです。

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職場のトラブルが完全にゼロになる!~その科学的・組織的な方法~

職場のトラブルが完全にゼロになる!~その科学的・組織的な方法~

作業品質の低下が原因で、ブランドを失墜してしまう企業の例を多く目にします。ブランド失墜リスクの回避は、企業の持続的な成長には不可欠なものです。さらに、企業が事業範囲を拡大していくためには、それらの事業に携わる人たちにいかに品質の高い仕事をしていただくかということも、大変に重要な経営課題となっています。

筆者の指導する企業においても、作業品質にかかわるトラブルのうち、実に9割以上がヒューマンファク

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続編 人材育成

続編 人材育成

前回の記事お読みでない方は、こちらです。
前回は店長として、アルバイトの育成の一案を記事にしましたが、今回は社員育成についてです。僕の店長当時の店は研修店舗となってしまい、毎月毎月、社員が1ヶ月間の研修でやってきました。この間に、キッチンも、フロアも一人前に育てなければなりません。
育て方は、アルバイトと一緒でしょ?と思うかもしれませんが、社員とアルバイトでは、教え方が変わります。
社員は、アルバ

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人材採用と育成方法

人材採用と育成方法

会社のトップは社長ですが、
飲食店のトップは店長です。

店長がスタッフを採用して、戦力に育てていくわけです。
もちろん飲食店に限らず、通常の企業でも同じです。

よく、利益のピラミッドが、引き合いに出されますが、

この図を基にして、店長教育をしている会社、多いです。
でも、間違えじゃありません。

でも、ピラミッドの上の方の説明にばかり、重点を置きすぎていています。

スタート地点となる、最も

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「在宅勤務でコミュニケーションがとれない」は、そもそも人間関係の構築が疎かだったから? 後編

「在宅勤務でコミュニケーションがとれない」は、そもそも人間関係の構築が疎かだったから? 後編

(前編はこちら)

在宅勤務が広まる中、導入までに混乱があったものの、実際にやってみると意外と問題なくできたという声が聞かれる。中には「家族との時間ができた」「自分のペースで仕事ができるから作業効率が上がった」という好意的な意見もあるようだ。日経新聞の取材に対し、慶応大学大学院教授の鶴光太郎氏は、ホワイトカラーの仕事は基本的にすべてテレワークで可能だと述べ、アフターコロナでの新しい働き方になり得る

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