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『未来』は子どもたちのためにある

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ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
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#コラム

子どもに怒るのと叱るのは違うと考えるのは危険

子どもに怒るのと叱るのは違うと考えるのは危険

少し前に話題になっていてネットで目にしました。子どもが何か問題行動をした時に

怒るは感情が入っているからダメで叱るはしつけだけだから良い

みたいな話でした。色々な議論がなされていましたが、私はこういう考えはとても危険だと感じています。なぜなら一番大切なことが抜け落ちているからです。それは、

子どもから見たらどっちも一緒

っと言うことです。怒られようが叱られようが子どもからしたら一緒ですよ。

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子どもに買い物をさせると勉強がぐーんと伸びる

子どもに買い物をさせると勉強がぐーんと伸びる

今まで沢山の小学生と勉強をして来ましたが、小学校の勉強で1番難しい勉強って

わり算(筆算)

だと思っています。断トツで苦戦する子が多いです。小数バージョンもありますがこれまた苦戦する子が多いです。九九もひき算も入って来るのでやる事が盛り沢山なのですが、どこに1番つまずくかと言いますと商を立てる所なんですよね。例を挙げますと、

932÷28という問題があるなら、初めに93に対して28にいくつか

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ボクは国語が嫌いだった

ボクは国語が嫌いだった

毎月、読書感想文を書くと決めたのは良いけど、最後に書いたのはいつだろう。記憶に残っているのは、小学生まで遡らないと覚えていない。中学、高校でも書いたはずなのに、何も思い出せない。高2までのボクは、国語や現代文、古文がめちゃくちゃ苦手だった。登場人物が何を思っているか試験で問われたとき、『そんなん分かるわけないやん!』と思ったのがキッカケだ。

たとえば、こんなシチュエーションを想像して欲しい。

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第394号『今すぐスマホを出してください』

第394号『今すぐスマホを出してください』

「これから講義を始める前に皆さんにお知らせがあります。カバンの中に入れてあるスマホを今すぐに出してください。そしてこれから私が話す内容を聞きながらわからない言葉があった時にはすぐに調べてください。また気になる言葉などがあったらスマホにメモを取ってください」

最近は全国の学校(専門学校や大学)で講義を行う際には最初にこういった告知を行うようにしています。

というのもですね。最近の学校教育は実にし

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他の子はできるのに、我が子はできない!どうしたら気にならなくなる?

他の子はできるのに、我が子はできない!どうしたら気にならなくなる?

元テレビ局のアナウンサーで、NHKの「すくすく子育て」の司会も務めた天野ひかりによる連載です。 今まで5万人以上から相談を受けてきた親子コミュニケーションのプロが、実際によく相談される悩みをどうやったら解決できるか、自己肯定感を育てる会話のコツをお話します。

「あの子はできているのに、なぜ我が子はできないの?」
「妹はしっかりできるのに、どうしてお兄ちゃんのあなたはできないの?」
「私があなたの

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「小学校入学前」の親子の会話。もっとも大事なポイントとは

「小学校入学前」の親子の会話。もっとも大事なポイントとは

小学校の入学を控えるご家庭では、心構えはもちろん、準備すべきものも多くて大変ですね。

インターネットで“入学前にできるようにすべきこと”なんていう記事が目に入る機会も増えて、落ち着かない気持ちになります。

4月生まれと3月生まれではできることの違いや、成長にも個人差はありますが、それほど気にしなくてもいいと思います。できる子と比較して、我が子にダメ出しするほうが、よっぽどマイナスです。

そん

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支えるとはどういうことなのか

支えるとはどういうことなのか

本日夜から横浜の自宅へ帰省します。約二ヵ月振り、待望の瞬間です。この記事は、我が家へ向けて走る高速バスの車内でスマホから書いています。本日のテーマは、『支えるとはどういうことなのか」という思いつきを掘り下げてみます。

息子が書いた感謝のことば息子は今年の3月に小学校を卒業します。離れて暮らし始めたここ半年ほどは、息子が育つ様子を身近で見守ってやれていませんが、短いような長いような6年間でした。息

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「やりたいこと」は職種じゃなくていいんだよ。

「やりたいこと」は職種じゃなくていいんだよ。

「やりたいこと」や「夢」と言うと、職種を思い浮かべがちです。
ライターとか、コンサルタントとか、YouTuberとか。

でも、これからの子どもたちは大人になったときに「やりたい職種」が世の中にないってケースも増えそうだなと思っています。
「ない」と言うか。職種にこだわっていると、自分の可能性を世間に寄せていくことになるので、それはとても狭い世界で生きることになりそうだなと感じています。

だから

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STEM/STEAM教育をNewsPicks Magazineから勝手にイメージ

STEM/STEAM教育をNewsPicks Magazineから勝手にイメージ

どうも、asahikariです。

NewsPicks Magazine vol.3が「子育て」をテーマにしていておもしろそうなので買ってました。

今更ですが(発売が2018/12/20です笑)、その中の1コンテンツ「世界のニューエリートはSTEAMを学ぶ by. 中島さち子」を読んでいておもしろかったので記事したいと思います。

内容の説明や要約ではなく、読んだ事でSTEM/STEAM教育へわ

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買ってよかった我が子の思考力を育む絵本3選

買ってよかった我が子の思考力を育む絵本3選

こんにちは、しんべべです。

私には3人の子どもがいますが、
親として子どもの成長を最優先に考えています。

noteを始めようと決めたのも
子どもたちに私が培ってきたことを

伝える手段として
活用したのがキッカケです。

特に私は考える能力を伸ばすことが
子育てをしていく上で
重要になってくれると考えています。

ただ、私も少し前までは
子どもたちが元気に育ってくれる

そのことだけを考えて

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おい、武藤、何かを忘れてしまっているのではないか

おい、武藤、何かを忘れてしまっているのではないか

毎年この時期になると中高生向けの演劇ワークショップをクローズドなのですが、開催します。

昨日、その講座を開催しました。
舞台演出家として、”いちおう”お芝居の事を伝えますが……その実、ぼくの方が生徒さんたちにたくさん教えてもらっていると思うのです。

▼土曜講座『開催する』というよりも呼んでもらう、という方が正しい表現です。
神奈川県にある逗子開成中学校・高等学校さまでは『土曜講座』という特色の

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心技体、正々堂々

心技体、正々堂々

こんなニュースを目にしました。
内容を読む度に、この『保護者』と言われる人に一体何だ?という思いがとても強くなりました。

▼武道の指導ではないニュースの中でこの保護者は

「暴力ではなく、武道の指導だった」

と言っていると伝えられています。
子供に防具をつけさせて面や胴を何度も足で踏みつることがどうしても武道の指導だとはぼくには思えないのです。

この保護者が行っている事はただの”のぼせ”の行

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義務教育の美術をアップデートせよ

義務教育の美術をアップデートせよ

僕は、小学校・中学の頃、美術が嫌いだっだ。
理由は、絵や図画工作(細かい作業)が下手で、良い評価をもらえなかったからだ。おそらくこれらの類の科目に関しては、褒められたこともないだろう。

そしてyosemic で活動し、表現活動が身近になった今 振り返ると、やはり美術の科目はもっとこうした方が良いのでは? という改善点が多いことに気付く。

書いてみると当たり前のことだなと思いつつ、実際の教育現場

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街が子どもを愛してくれるから。

街が子どもを愛してくれるから。

「お嬢ちゃんがんばれ!」
「ここ、座りなよ」
「大丈夫? 入れてあげようか」

娘は、大きなリュックを背負って歩いているだけで、バスに乗ってるだけで、バックにSuicaを上手にしまえないだけで、色んな人が声をかけてくれて、困っていたら助けてくれる。

ぼくと娘がニコニコとジャンケンやナゾナゾをしていると「仲良しだねぇ」と声をかけられたりもする。

子育てに厳しい社会と言われるし、実際にそういう側面

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