グローバルキッズ(保育園・学童クラブを運営)

元アナウンサーでNHK「すくすく子育て」のキャスターも務めた「天野ひかり」が、子どもの自己肯定感を育てる会話のコツをお伝えします。

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最近の記事

どうしても子どもにイライラしてしまう!どうしたらいい?

子どもを認めて自己肯定感を育てる言葉の大切さをお伝えしています。でもよく親御さんから言われるのが「余裕があれば、そういう言葉かけをできるんですけど……」という一言。 そのたびに「余裕、大切ですよね」とやんわりとお返事していましたが、余裕のある時は本当に来るのでしょうか? 親に余裕がないために、子どもの自己肯定感が育たないとしたら……? 子どもが親のイライラの犠牲になっているとしたら、それって、違っているような気がするのです。子どもは親の所有物ではなく、ひとりの人間として尊重さ

    • パパはいつでも「子どもの味方」をすべき?

      これは、お父さんからとても多いご相談です。こんな時、どうすればいいのでしょうか。 まずはよくある会話から見てみましょう。 ■お母さんが怒る本当の理由 お父さんは自分も一緒に子どもを叱ったら、子どもの逃げ場がなくなると思って子どもたちの味方をしたのでしょう。 子どもたちを救い出したヒーローみたいですね。 でも、お母さんの気持ちはどうでしょうか。 今日こそは怒らずに……と頑張っていたのに、子育ても家事も仕事もいっぱいいっぱいです。助けて欲しいのは、お母さんのほうかもしれませ

      • うまくできずに落ち込む子ども。どう声をかける?

        子どもの自己肯定感を育てるために、認める言葉かけを心がけている方が増えてきました。 そんな中、最近多いのがこちらのご相談です。 認める言葉がわかってきたからこそ、落ち込む子どもをどう認めたらいいのか、悩みますね。私も自分の子育てで1番悩んだことです。 ■「そんなことないよ!」は否定の言葉? お母さんお父さんとしても、辛いですね。 運動会前にミーちゃんは一生懸命に走る練習をしたのでしょう。 でも自分が思っていたようには結果は出せませんでした。 落ち込む子どもを見て、お母さ

        • 「言われたらやる子」と「言われなくても自分でやる子」の差は、親の質問力にあった。

          今回はこんなご相談です。 「片付けなさい!」と指示せずに、「質問すること」で自分で考えて行動してくれたらいいですよね。 質問することは、子どもに限らず、相手に考えさせる上で、とても良い方法なのですが、質問の仕方が大事です。 実は「どうして?」「なぜ?」と言われると、責められているように感じてしまい、本当に考える力を伸ばすことができません。ではどんな質問の仕方がいいのでしょうか。 まずはありがちな会話から。 ■子どもに「どうして◯◯しないの?」と言っていませんか? 「どう

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        • #育児 自己肯定感を高める子どもへの声がけ
          70本

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          「すごいね!」と褒めるより、効果的な言葉かけとは?

          子育てで、ほめることが大事だと思っているお母さんお父さんは多いです。でもそれが逆に、多くの親を悩ませているようです。 今日は、こんなお悩みです。 そんな言葉があれば、知りたいですよね? まずは、よくあるシーンから見てみましょう。 ■「すごいね」と褒め続けると、子どもの思考はどうなる? 子どもたちも楽しそうですね。お母さんもニコニコしていて、いいと思います。 こんな日もあっていいのではないでしょうか。 もっといい褒め言葉はないだろうか、何を褒めるべきだろうか、と頭を悩ま

          「すごいね!」と褒めるより、効果的な言葉かけとは?

          「成功体験」よりも、子どもに与えたい「もっと大事な体験」とは?

          子どもに自信を持たせるために、成功体験を積むことが大事と言われていますね。 そこで今回は、成功体験をさせようと頑張っているのに、うまくいかずに悩んでいるというご相談です。 成功させてあげたいと願う親の気持ち、よくわかります。 でも、子どもって“失敗”の連続です。だから成長していきます。 親が“成功”という結果にこだわっていると、途中の努力が、全て“失敗”になってしまうのです。 私は、子どもの経験に “失敗”なんて無いと思っています。 “失敗”にしてしまうか、“努力”にする

          「成功体験」よりも、子どもに与えたい「もっと大事な体験」とは?

          「できなくてもいいよ」は子どもを認める言葉? それともただの甘やかし?

          この連載では、褒めるでもなく、叱るでもない、認める言葉を子どもにかけましょうとお伝えしてきました。そこで今回は、子どものことは認めたい。でも認めるところがない! というお悩みです。 ■「できなくてもいいよ」は言ってもいいの? 他の子ができることは、我が子にもしっかり教えてできるようにしてあげなくては…! と焦りますね。 それなのに「できなくてもいいよ」と認めていたら、ずっとできないままになってしまうのではないか……? と心配になる気持ちもわかります。 その場合、どう認めた

          「できなくてもいいよ」は子どもを認める言葉? それともただの甘やかし?

          ゲームに負けると大泣きする子ども。親はわざと負けるべき?

          今回は、こんなご相談です。 ■「1番がいい!」「勝ちたい!」の気持ちが芽生えたのは成長の証 「勝ちたい!」という気持ちが出てきたのは成長の証、と受け止めましょう。 逆に競争心がなくて、「勝ちたい!」という意欲を子どもがもう少し持ってくれたら、と心配するお母さんもいます。 負けず嫌いのお子さんも、競争心のないお子さんもそれぞれです。どちらもそんなに心配せずに、挑戦する気持ちを育みながらゆっくり成長を見守りましょう。 でも、怒ったり泣かれたりすると、なんとかした方がいいのか

          ゲームに負けると大泣きする子ども。親はわざと負けるべき?

          娘や孫とのコミュニケーションに、手紙は時代遅れ?

          先日、こんなご相談がありました。 とても優しそうなおばあちゃまからのご相談でした。 やめるなんて勿体無い、ぜひ、続けていただきたいと思いますが、 お返事がないと、手紙を書く意味はないのでしょうか。 皆さんならそれぞれの立場でどんな行動をしますか? まずはこんな会話を見てみましょう。 ■孫への手紙、嫌がられている……? 子どもたちもお母さんも返事を書くのが億劫に感じるとしたら、なんとなく悲しいですね。 文字を書くのが難しい年齢の場合、お母さんお父さんの助けも必要です。 だ

          娘や孫とのコミュニケーションに、手紙は時代遅れ?

          「うちの子、自己肯定感低い?」と感じたらやってほしい3つのこと

          先日、親子講座の後に というご相談がありました。 「わが子は自己肯定感が低いのでは?」と悩むお母さんお父さんに共通しているのは、これまで叱り過ぎてしまったのでは……と悩んでいることです。 そしてなるべく叱らずに、許可したり褒めたりしようとして、うまくいかずに悩むケースが多いように思います。 どうしたらいいのでしょうか。 よくある悩みをマンガで見てみましょう。 ■自己肯定感が低いと思いこんでいないか?お母さんも子どもも辛そうな表情でしたね。 でもこれは、自己肯定感が低いわ

          「うちの子、自己肯定感低い?」と感じたらやってほしい3つのこと

          価値観が異なる祖父母との会話。どう切り抜ける?

          お盆休みで実家に帰った方も多いのではないでしょうか。 今回はこんなお悩みをご紹介します。 日頃は子どもを認めることを心がけているのに、祖父母の世代の価値観でいろいろ言われると子どもが必要以上に傷付かないか、心配になりますね。 実は、子どもたちの多くは「あんなふうに言われて本当に嫌だった」と答えているため、親としても、トラウマにならないような言葉かけをしてフォローしたいですね。 よくある会話から見てみましょう。 ■祖父母とのコミュニケーションにみんな疲れてる? せっかく

          価値観が異なる祖父母との会話。どう切り抜ける?

          20年間、ずっと変わらない「子育ての悩み第1位」とは?

          今週もたくさん届いたご相談を読みながら、時代は変わっても子育ての悩みの多くは20年間ほぼ変わっていないなあと思います。 ダントツで多いお悩みとは、ずばりこちらです。 この悩み、本当によく寄せられます。 そして毎回、みなさん、あの手この手で親の言うことを聞かせようと頑張っているのが伝わってきます。 なぜうまくいかないのでしょうか。 この連載を読んでくださっている方はもうお分かりですね。 「子どもに、大人の言うことを聞かせるテクニック」はいらないのです。 大事なのは、「子ども

          20年間、ずっと変わらない「子育ての悩み第1位」とは?

          下の子が上の子を邪魔して困る!「やめなさい」ではない言葉がけの正解とは?

          上の子と下の子の関係について、親としてどう対応したらいいのか。 今日はそんなお悩みです。 下のお子さんは、邪魔をしているつもりはないと思いますが、課題をやらせたいお母さんとしては「邪魔しないでほしい」と思いますよね。 まずは、よくあるシーンから見てみましょう。 ■上の子、下の子、それぞれの立場になって考えてみるこのマンガをお姉ちゃんの立場で読むと、どんな感想を抱きますか? 「学習ドリルを頑張っていたのに、弟に邪魔された」 でしょうか? では、今度は、弟サトくんの気持ちに

          下の子が上の子を邪魔して困る!「やめなさい」ではない言葉がけの正解とは?

          親の声がけで差が出る。「言わなきゃ、やらない子」「言わなくても、やる子」

          今回は、最近お母さんお父さんからとても多いご相談について考えてみます。先日、あるお母さんとこんなやり取りをさせていただきました。 「ダメな子って?」と私が伺うと 「自分から勉強しない、とか、言われなければできないとか…。将来困ると思うんです」 「そうですよね。。。自分で考えて行動できる子に育ってほしいですよね。それなのに、言われなきゃやらない“訓練”を毎日してしまうことは、逆かもしれないですね?」とお伝えしたら、ハッとされていました。 子どもを認める大切さは理解している。

          親の声がけで差が出る。「言わなきゃ、やらない子」「言わなくても、やる子」

          子どもは可愛い!でもイライラしてしまう…。そんな時にやってほしい2つのポイント

          先日、とても可愛らしいお母さんからこんなご相談がありました。 きっとこれ、ほとんどのお母さんお父さんが経験することだと思います。 そして、その時期を通り過ぎてから、 「あの時、もっと子育てを楽しめばよかった。子どもをもっとよく見ればよかったのに、なぜあんなにイライラしてたんだろう」 と言う声も多く聞かれます。 私は、感情の中で、「後悔」が1番辛いと思っています。怒ることも、泣くことも、失敗することも、前に進むための原動力にできますが、後悔はしばらく後を引いて身動き取れなく

          子どもは可愛い!でもイライラしてしまう…。そんな時にやってほしい2つのポイント

          正直しんどい子どもの「見て見てアピール」。親としてどう対応すべき?

          今回は、お子さんに「私を見て!」と要求されるのが辛いというお悩みです。 親が望むことをできるようになった時は、心の底から「できたね!よく頑張ったね」と一緒に喜べるのに、親が関心のないことや家事で忙しい時に、「見て!見て!」と言われると、「どこを見ればいいの?」と戸惑ってしまうお母さんお父さんも多いようです。 まずはよくある会話を見てみましょう。 ■「見て見て!」は子どもの確認作業お母さんは自分のペースで家事を進めたいのに、子どもたちから「見て見てアピール」をされて、イライ

          正直しんどい子どもの「見て見てアピール」。親としてどう対応すべき?