グローバルキッズ(保育園・学童クラブを運営)

元アナウンサーでNHK「すくすく子育て」のキャスターも務めた「天野ひかり」が、子ども… もっとみる

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元アナウンサーでNHK「すくすく子育て」のキャスターも務めた「天野ひかり」が、子どもの自己肯定感を育てる会話のコツをお伝えします。

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「うちの子、自己肯定感低い?」と感じたらやってほしい3つのこと

先日、親子講座の後に というご相談がありました。 「わが子は自己肯定感が低いのでは?」と悩むお母さんお父さんに共通しているのは、これまで叱り過ぎてしまったのでは……と悩んでいることです。 そしてなるべく叱らずに、許可したり褒めたりしようとして、うまくいかずに悩むケースが多いように思います。 どうしたらいいのでしょうか。 よくある悩みをマンガで見てみましょう。 ■自己肯定感が低いと思いこんでいないか?お母さんも子どもも辛そうな表情でしたね。 でもこれは、自己肯定感が低いわ

    • 価値観が異なる祖父母との会話。どう切り抜ける?

      お盆休みで実家に帰った方も多いのではないでしょうか。 今回はこんなお悩みをご紹介します。 日頃は子どもを認めることを心がけているのに、祖父母の世代の価値観でいろいろ言われると子どもが必要以上に傷付かないか、心配になりますね。 実は、子どもたちの多くは「あんなふうに言われて本当に嫌だった」と答えているため、親としても、トラウマにならないような言葉かけをしてフォローしたいですね。 よくある会話から見てみましょう。 ■祖父母とのコミュニケーションにみんな疲れてる? せっかく

      • 20年間、ずっと変わらない「子育ての悩み第1位」とは?

        今週もたくさん届いたご相談を読みながら、時代は変わっても子育ての悩みの多くは20年間ほぼ変わっていないなあと思います。 ダントツで多いお悩みとは、ずばりこちらです。 この悩み、本当によく寄せられます。 そして毎回、みなさん、あの手この手で親の言うことを聞かせようと頑張っているのが伝わってきます。 なぜうまくいかないのでしょうか。 この連載を読んでくださっている方はもうお分かりですね。 「子どもに、大人の言うことを聞かせるテクニック」はいらないのです。 大事なのは、「子ども

        • 下の子が上の子を邪魔して困る!「やめなさい」ではない言葉がけの正解とは?

          上の子と下の子の関係について、親としてどう対応したらいいのか。 今日はそんなお悩みです。 下のお子さんは、邪魔をしているつもりはないと思いますが、課題をやらせたいお母さんとしては「邪魔しないでほしい」と思いますよね。 まずは、よくあるシーンから見てみましょう。 ■上の子、下の子、それぞれの立場になって考えてみるこのマンガをお姉ちゃんの立場で読むと、どんな感想を抱きますか? 「学習ドリルを頑張っていたのに、弟に邪魔された」 でしょうか? では、今度は、弟サトくんの気持ちに

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        • #育児 自己肯定感を高める子どもへの声がけ
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          親の声がけで差が出る。「言わなきゃ、やらない子」「言わなくても、やる子」

          今回は、最近お母さんお父さんからとても多いご相談について考えてみます。先日、あるお母さんとこんなやり取りをさせていただきました。 「ダメな子って?」と私が伺うと 「自分から勉強しない、とか、言われなければできないとか…。将来困ると思うんです」 「そうですよね。。。自分で考えて行動できる子に育ってほしいですよね。それなのに、言われなきゃやらない“訓練”を毎日してしまうことは、逆かもしれないですね?」とお伝えしたら、ハッとされていました。 子どもを認める大切さは理解している。

          親の声がけで差が出る。「言わなきゃ、やらない子」「言わなくても、やる子」

          子どもは可愛い!でもイライラしてしまう…。そんな時にやってほしい2つのポイント

          先日、とても可愛らしいお母さんからこんなご相談がありました。 きっとこれ、ほとんどのお母さんお父さんが経験することだと思います。 そして、その時期を通り過ぎてから、 「あの時、もっと子育てを楽しめばよかった。子どもをもっとよく見ればよかったのに、なぜあんなにイライラしてたんだろう」 と言う声も多く聞かれます。 私は、感情の中で、「後悔」が1番辛いと思っています。怒ることも、泣くことも、失敗することも、前に進むための原動力にできますが、後悔はしばらく後を引いて身動き取れなく

          子どもは可愛い!でもイライラしてしまう…。そんな時にやってほしい2つのポイント

          正直しんどい子どもの「見て見てアピール」。親としてどう対応すべき?

          今回は、お子さんに「私を見て!」と要求されるのが辛いというお悩みです。 親が望むことをできるようになった時は、心の底から「できたね!よく頑張ったね」と一緒に喜べるのに、親が関心のないことや家事で忙しい時に、「見て!見て!」と言われると、「どこを見ればいいの?」と戸惑ってしまうお母さんお父さんも多いようです。 まずはよくある会話を見てみましょう。 ■「見て見て!」は子どもの確認作業お母さんは自分のペースで家事を進めたいのに、子どもたちから「見て見てアピール」をされて、イライ

          正直しんどい子どもの「見て見てアピール」。親としてどう対応すべき?

          「これやっていい?」と何度も聞いてくる子ども。「いいよ」ではない最高の返事とは?

          新年度は、子どもの成長を実感する一方で、不安もありますね。 今回は、こんなご相談です。 「子どもが最近『ママ、これやっていい?』と毎回聞いてくるようになりました。『いいよ、やりたいならやればいいじゃん』と返していますが、これまで厳しく言いすぎたからか、その都度確認をしてくるようになりました。今はダメダメって言わないようにしているのですが、どうしたらいいのでしょう?」 以前は、厳しく叱っている場合に、叱られないよう事前に親に許可を求めて確認するケースが多いと言われていました

          「これやっていい?」と何度も聞いてくる子ども。「いいよ」ではない最高の返事とは?

          忙しくて子どもとの時間を持てない…。この罪悪感、どうしたらいい?

          先日、こんなご相談がありました。 「息子は、園でいろいろな体験をして、この1年ですごい成長をしました。私はフルタイムで働いていますが、母親として、絵本も満足に読んでやれず、一緒に公園やお砂場、水遊びなどもしてやれず、申し訳ない気持ちです。母親がすべきことを何もできてないんです」 と涙を浮かべられました。 こうした悩みをよくいただきます。 「でも、お子さんの成長を感じるのですね?」 と伺うと、 「はい。園のおかげでいろいろなことができるようになっています。私は教えてないのでび

          忙しくて子どもとの時間を持てない…。この罪悪感、どうしたらいい?

          本連載が書籍になりました!3月25日(土)発売です!

          いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。 「自己肯定感を高める子どもへの声がけ」をテーマに、2020年11月から開始しました本連載。この度、いよいよ書籍化されることになりました! 『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』として、ディスカヴァー・トゥエンティワンから2023年3月25日(土)に発売されます。 書籍購入はこちら:https://amzn.asia/d/19e1if5 書籍用に今までの連載をまとめ直し、特別書き下ろしやダウンロード特典も加えました。

          本連載が書籍になりました!3月25日(土)発売です!

          「お友だちと仲良くね!」は、親が子どもにかける呪いの言葉

          進級、進学のこの時期、お子さんも「新しいクラスでお友だちできるかな? どんな子がいるかな?」とワクワクするのはもちろん、不安な気持ちもあると思います。 「お友だち」ってなんでしょう? 大人でも難しいですね。SNSの広がりでお友だちの定義も変わってきています。 どんなふうにお友だちを作ったらいいのでしょうか。 まずは、よくある会話から見てみましょう。 ■友だちづくりが、一番大切なことではない「おともだち」という言葉、とても魅力的ですが、反面、とても悩ましいですね。 マンガのお

          「お友だちと仲良くね!」は、親が子どもにかける呪いの言葉

          子どもが、ぼーっとして心配!だけど脳科学的には意味がある

          多くのお母さんお父さんから、こんなご相談をいただきます。 親としては、子どもの時間をしっかり管理して、少しでも子どもの成長に良いことをさせてあげなくては!と思っている気持ちが伝わってきます。 しかし、本当にぼーっとしている時間は無駄なのでしょうか? まずはよくある家族の日常を見てみましょう。 ■ぼーっとするのにも意味があったお母さんは毎日、仕事に家事に大忙し。何もせずに、ぼーっとしている子どもたちにイライラしてしまいましたね。 たしかに現代でぼーっとしていることは、悪いこ

          子どもが、ぼーっとして心配!だけど脳科学的には意味がある

          叱られる以上に、子どもが傷つく親の行動ワースト1とは?

          今日は、こんなご相談です。 「最初は座ってるんですね」と伺うと、「じっとしているのはいつも最初の5分だけです」とおっしゃるので、「5分も座っていられるなんて、すごいことですよ」とお話ししたら、「そうなんですか!」と驚きつつ安心されていました。 実は、このじっと座っている時こそが大切なのです。まずは、よくあるシーンから、見てみましょう。 ■親がついスルーしてしまうこと小さな子どもを連れて電車やバス、飛行機などに乗ると親は緊張しますね。 「じっとしていられるだろうか」「人に

          叱られる以上に、子どもが傷つく親の行動ワースト1とは?

          子どもに「今日はどうだった?」と聞いても「普通だった」と会話が終わってしまう。どうしたらいい?

          先日こんな質問がありました。 「わかんない」とか「忘れた」なんて言われてしまうと「そんなわけないでしょ!」と怒ってしまうお母さん、お父さんも多いと思います。会話をしたいと思っているのに、会話にならないとしたら逆効果ですね。 子どもは会話をすることで、自分の考えを整理してまとめていきます。親子でたくさんお話しできるといいのですが、そのためにはコツも必要です。どうしたら会話が楽しくなるのでしょうか。よくある会話を見てみましょう。 ■話をしよう!と思うほど、逆効果?子どもとの

          子どもに「今日はどうだった?」と聞いても「普通だった」と会話が終わってしまう。どうしたらいい?

          「おならブリブリ〜」と連呼する我が子。やめさせるのは効果的?それとも逆効果?

          今回のお悩みはこちらです。 微笑ましいご相談だなあと思った方は、きっと大きくなったお子さんがいる親御さんのはず。なぜならこれは誰もが通る道で、それが一過性であることを知っているからです。それに、人を傷つける言葉ではないので、この時期限定のやり取りなのだと認めて、楽しむくらいの気持ちでいいと思います。 とはいえ、1日中、何回も叫ばれたりすると、さすがにうんざりしますし、何がそんなに面白いのかと心配になりますよね。 一体何が子どもたちを惹きつけるのでしょうか。まずは、よくあ

          「おならブリブリ〜」と連呼する我が子。やめさせるのは効果的?それとも逆効果?

          「やりたくない!」と言う子どもを、どこまで許容すればいい?

          今回はこんなご相談です。 こういったご相談、結構あります。「やりたくない」という子をどう認めたらいいのでしょうか。 「やりたくないなら、やらなくていい」と伝えることが、本当に認めることになるのか、考えてみましょう。まずは、よくある会話をマンガで見てみます。 ■子どもの「やりたくない」の本当の意味とは?お子さんに挑戦してほしい親の気持ち、よくわかります。 何度か促してみて、それでも「やりたくない」と言った時、認めることが大事だからと「そっか、やりたくないのね」と言ってはみ

          「やりたくない!」と言う子どもを、どこまで許容すればいい?