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「やりたいこと」は職種じゃなくていいんだよ。

「やりたいこと」や「夢」と言うと、職種を思い浮かべがちです。
ライターとか、コンサルタントとか、YouTuberとか。

でも、これからの子どもたちは大人になったときに「やりたい職種」が世の中にないってケースも増えそうだなと思っています。
「ない」と言うか。職種にこだわっていると、自分の可能性を世間に寄せていくことになるので、それはとても狭い世界で生きることになりそうだなと感じています。

だから子どもには「職種」の前の「気持ち」にこそ本当の「夢」が隠れているかもねと伝えたい。

今日は「やりたいことは、職種じゃなくていいんだよ」について書いていきます。
やりたいことが分からない、という人の参考になれば嬉しいです。

▶ 「やりたいこと」を探すのに疲れてしまう

この記事を書こうと思ったキッカケはこちらを読んだから。

「利他的キャリア」ってすごく良い言葉だなと思いました。

記事にも書かれていますが「やりたいことが分からない」と言うのは珍しいことではありません。

自分自身を振り返ってみると。
キャリアの初期からインテリアコーディネーターとして独立しているので、傍目には「やりたいこと」が決まってる人のように見えがちです。
自分でも当時は「インテリアをやりたいんだ」って思い込もうとしていました。

でも、その世界に入ってみると、本当にインテリアが好きな人の熱量に全然敵わないんです。
知識や経験で負けてるのはいいんです。そうじゃなくて「好き」っていう熱量がもうね、勝負にならない。

もう自分は「インテリアが好き」なんて恥ずかしくて言えなくなるレベル。悔しいなんて思えるレベルにも行けませんでした。

結構、色んなことがそうで。
何かをはじめても「好き」の熱量の差に圧倒されて引け目を感じてしまう。それは、ぼくの小さなコンプレックスでもありました。
「自分には、寝食忘れてのめり込めるほど好きなものが何もない」って。

それじゃあ、なんでインテリアコーディネーターで独立したり、NPOを立ち上げたりしてきたのか。

振り返ってみると、ぼくは「インテリアコーディネーター」になりたかったわけでも「社会起業家」になりたかったわけでもなくて。

もっと違うところに、「やりたいこと」の核がありました。


▶ 「やりたくない」を本気でやらない

ひとつは「やりたくない」を本気でやらないこと。

ぼくはずっと、「組織で働くのは嫌」でした。
だから本当の夢は「組織で働かないこと」。当時は自分でも、明確な自覚はなかったけどそれだけは頑なに譲れなかったです。

そして「自分の居場所が欲しい」
自分がオーナーになって、自分のための居場所を作りたい。

インテリアコーディネーターは、そのための手段でした。だから、カフェのオーナーでも、フリーライターでも、職種はきっとインテリアじゃなくてもよかった。
たまたま、いちばん楽しく学べたのがインテリアだったと言うだけです。

「やりたくないこと」「好きなこと」と、自分の中のオンリーワンを探すのは、見つからないときは本当にシンドイです。
でも「楽しく学べる」程度を基準に、選択肢を絞っていくのはありかもしれません。

組織で働きたくなかったぼくは、それを一番の核に据えながら、楽しく学べることで独立しました。

▶ 自分を知ることが、本当に叶えたい「夢」を知ることになる

ぼくは組織で働くのが嫌、というのが強い核にありました。
そうした自分の中の大切にしたい「核」がどんなものなのか。それを自分でわかっていると、どんな仕事をすればいいのかを見定めるヒントになります。

・死ぬほど嫌なことは何か(ぼくの場合は組織で働くことでした)
・どんなことにワクワクするのか
・どんなときに喜びを感じるのか

そうしたことを、なんとなくでも知っておく。
すると、それが仕事選びの軸になっていくと思うんです。

それは「やりたいこと」や「好きな職種」を決めるもう一歩手前の気持ちです。

この気持ちを実現させることこそ、夢なのだろうなとぼくは思います。

やりたいことは、職種だけじゃない。
誰かを助けることに生きがいを感じるとか、全力で組織で働かなくて良い状況を目指すとか。
そういうことだって、充分「夢」と言えるのではないでしょうか。

では、また明日。

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