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生きてる

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まいにち、生きてる
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#精神科

私はいつでも

私はいつでも

悲しいことが起こらないかなと期待している。

なぜって、自分が「かわいそう」でいられるから。
かわいそうなら、話を聞いてもらえて、大変だったねって言ってもらえるから。
優しくしてもらえるから。
同情してもらえるから。
泣いても許されるから。

だから、悲しいことが、誰がどう見ても客観的にとっても悲しいことが起こり続ければいいと思ってる。

友達が死んだって連絡を受けたとき、ああ悲しいってもちろん思

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Ein dicker Fehler

Ein dicker Fehler

: auf mich neidisch zu sein, da du selber keinen Typ hast und noch nicht Deutsch sprechen kannst.

自分がもてないからって、あるいはドイツ語まだできないからって、わたしに嫉妬してくるのはちがくないですか?

わたしだっていいことばっかじゃないし、色んなこと犠牲にしてるし、諦めてるし失ってるし、そもそも

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夜、冬、ひとり

夜、冬、ひとり

生活のエネルギーが少しずつ増えてきた。
とはいえ相変わらずで、あまりたくさん動けるわけではない。
日の光はほんとうに重要で、とくに夕方など、日が沈むと同時に体が縦にならなくなる。
エナジーライトなんてほんの気休めでしかない。

精神科マガジンを何ヶ月も更新できずにいて申し訳ないという気持ちはずっと抱いている。
待ってくれている人がいるのかはわからないけれど、自分のためにもきちんと書き終えるつもりだ

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私が憧れたのは

私が憧れたのは

書きたいことももうないしはやく死にたいなあと思う。

どれだけ足掻いたところで生きる才能がなさすぎるし、生きるのはつらい。

普通になりたいと願うのは普通の人みたいだけれど、普通にもなれないから嘆くのだ。

私は6歳の頃から「この一年は去年の一年より短くないか。5年のうちの一年が6年のうちの一年になったからなのか」と気がついていたし、

9歳の頃には「秋とは気がついたら終わっているもので過ぎ去って

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Catch me if you can

Catch me if you can

今までの私、
「できなくてもいい」ってだけ言われたいんだと思ってた。
けど、それだけじゃなくて、
「できなくてももちろんいいけど、できると思うよ」って背中を押して欲しかったんだ。

「生きててそれだけでえらい、でもあなたにはできるはず、それだけの力があると思う」
「やりたくないならできてもやる必要はない、けどやるなら応援するよ、だってあなたはできるから」
そう言ってもらいたかった。

2回目の入院

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加害者性をみつめ続けるということ

加害者性をみつめ続けるということ

「男であることがつらい」と言う男の友達
もし自分が男だったら、今の世の中は耐え難いんじゃないかなあと、よく思う。
自分は何も悪いことをしてなくて、品行方正に振る舞っていても、男というだけで警戒されて、電車でちょっとぶつかっただけで痴漢って言われるかもしれなくて、隣に立っただけで嫌な顔されたりなんてして。

もちろんもちろんもちろん、女性が女性であるだけで、それだけ自分を守らなきゃって敏感になる環境

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日本から出るなんて、人ごとだと思ってた

日本から出るなんて、人ごとだと思ってた

なんで私はドイツにいるんだろう

ずっとずっと、小学生の頃からずっとずっとずっとずっとスイスに憧れていて、
いつか行くんだろうなと思いつつ、留学だとか旅行だとか、全然頭になかった。

海外なんて、人ごとだった

小学生の時にはカナダに行ったし、中学生になってからはハワイとアメリカにも行った
それでもあれらは全く自分の意思とは関係なくて、どれもいい思い出じゃないっていうのもあるけど、
それ抜きで考え

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森林伐採が問題になってるのになんで花粉症は増えるんだろね

森林伐採が問題になってるのになんで花粉症は増えるんだろね

あたま悪そうなタイトルですか?
でも熱があってクシャミが出るので許してください

思えば高校生くらいから春先は鼻水が出て顔もなんとなく痒い気はするんですけど、
今のところはクシャミも涙もイガイガもすべてなんとなくレベルでおさまってくれているので
「季節の変わり目に風邪ひく華奢で身体の弱い私」のせいだと思い込んでます。

花粉症は恐ろしいですよね。
なったことない(仮)なので重症の人の気持ちはわから

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抽象概念の表出

抽象概念の表出

小学生の頃から、読むのが好きだった気がする。

気がするというのは、褒められたくて読んでいたのか、好きだよね?!と言われて好きかも?!と思っていただけなのかわからないという、そういうこと。

読書家とはおこがましくて言えないけれど、本を、文字を、それなりには読んできたかなと思う。
そのなかで「わたしも…書いて、み、たい……な…」と思うことがなかったわけではないけれど、それこそおこがましくて。

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異常なまでの生死への執着心を抱えて

異常なまでの生死への執着心を抱えて

インターネットがなかったら今頃わたしは骨になっていたと思う。

小学4年生から携帯電話を持ち、友達と毎日デコメ(懐かしい)をし、前略プロフ(懐かしい)は眺めてるだけだったけどmixi(懐かしい)が流行り出してからはいつもオンラインにいる人間だった。
最終ログイン5分以内(懐かしすぎて泣きそう)。

友だちが日記を書くのを常に待ってたし、紹介文とかめちゃくちゃ書いたし、コミュニティも眺めてるだけだけ

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「エンデちゃんの命を捨てるに値する人なの?」

「エンデちゃんの命を捨てるに値する人なの?」

ちょうど2年くらい前の話。

その年のゴールデンウィークに親と一悶着あって、いや今まで生きてて一悶着なかった時期なんてないんだけど、まあとにかくほんとうに嫌でもう無理だったし何年通院したところで生きてみようなんて思えないし大学も卒業して世に放たれて、ただただ自信がなくてもうこれ以上生きるなんて愚かでしかないって思って、いやそんなこと考えるまでもなく「よし死ぬぞ」と踏み出したときのこと。

なんとか

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大人になるのがこわかった話

大人になるのがこわかった話

昨日書いた通り、わたしは大人になるのがこわかった。死ぬほど。

死ぬほど、というのは言葉のあやでもなんでもなく、ほんとうに

「大人になる前に死ななくてはならない」

と本気で思い込んでいて、それはなぜかって、ありとあらゆる方向から

「大人になったらちゃんとしないといけない」

って強迫観念が飛んできていて、それによってわたしはべちゃべちゃになっていたから。
ちゃんとなんて曖昧すぎる言葉が全身に

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