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【B'z物語】稲葉浩志と松本孝弘を詩人に見立てる|+萩原朔太郎
こんちわ、ザムザです。ご存知のかたもいるかと思いますが、B'zという日本の音楽アーティストがいますね。じつは私はかなり、かなり好きなのですよ。たぶん人生で一番聴いているんじゃないかしら……ってくらいの音楽家。で、今回はそんなB'zの軌跡を追った音楽ライター・吹上流一郎の本『B'z物語』を取りあげます。たんなる内容紹介ではなく、B’zの二人──松本孝弘と稲葉浩志を詩人として取り扱うという試みをしてい
もっとみるGWにブックオフの20%オフSALEで買った45冊の本の紹介とそれらを購入した理由についてコメントしたって話
2021年のゴールデンウィーク、終わっちゃいましたね。みなさんはお楽しみになられましたか? ワイは年中休日みたいな暮らしなので、連休のありがたみとは縁遠くなっている身分なのもあって、人混みできる行楽シーズンはちょっぴり憂鬱。
とはいえメランコリックになっていたわけでもなく、古本好きのワイにとってはブックオフが5/2~5/5の期間で20%オフSALEをやってくれるのは毎年の楽しみになってて、もちろ
身勝手なのはいい。俺だってそうだ。でもな、身勝手なのと他人に対して、しかも尊敬すべき間柄だと互いに認め合ったはずの相手に失礼なのは、違うと思うんだ
「失礼だな」と感じた、って言うね
高校生の頃だった。中学から高校へ辛苦の色味が繰り上がったばかりのその年に、陽キャ系ヤンキーとの会話の中でワイはこんなことを言った。「失礼だろ」。前後の文脈はよく覚えていないものの、ギスギスした雰囲気ではなかった気がする。しかしワイのその言葉は相手にとっては意外なものだったようで、相手は少しの驚きを込めつつ「失礼ってなんだよw」と、反応した。それは、それを思い返す今
今現在の怒りや悲しみであなたの人生丸々一個を評価しないために 〜Dayという言葉を手掛かりにして
メンタルが生存していく上で弱点になっている人ってのがいます。ワイもその類い。ワイの場合はうつになっちゃって、死にたいな〜って考えに支配されちゃう体質。体も重くなるわ、息苦しくもなるわ、夜は眠れないわで生ける負のスパイラルといった感じでした。
これは数年2016年のことだけど、そのときもぐったり・やっぷり・ど〜んよりとメンコリックな気分になっていました。そんな折に、西原理恵子さんの『いけちゃんとぼ
『鬼滅の刃』を読むと「生きていればそのうち幸せになる」なんて言葉に納得することもできるんじゃないかしらと思って筆をとった
御峠呼世晴による漫画作品、『鬼滅の刃』の最終23巻が発売されましたね。書店では大行列〜なんてところもあったんじゃないかしら。現に、ワイの目の前でも50メートルオーバーの行列ができていて、心底うんざりしながらお会計の順番を待ったりしましたもの。
んで、ワイは無事に発売当日に購入することができ、読書することができた次第だったのです。するとまぁ、ヘミングウェイの短編小説じゃありませんが「何を見ても何か
君を連れて進むのは足を止めて蹲っても止まってはくれない時間の流れで誰かのために強くなれれば悲しみにも胸を張ってありがとうと言いたい鬼滅の刃の映画を見ると
吾峠呼世晴による『鬼滅の刃』の漫画がアニメのヒットもあって世の中を席巻していることは周知の通りです。ワイはと言うとその流行を冷めた目で見ていたのですが、流行り物というのは流行ってるだけの理由があるものでして、それとなくアニメを見てみたところ、ズッポリ嵌まっちやいやしたのが今年の8月。
アニメのラストがやけに半端な終わり方しとるな〜と思いきや、秋は10月に映画化すると言うではないですか! という流
世界最高の恋愛映画『天井桟敷の人々』の4K修復版が公開されたっていうから観に行ったら『男はつらいよ』と似てる気がしたのは気のせいかしら。それと記事紹介とか。
天井桟敷の人々が4K化したらしいご存知の方もいるかと思いますが、現在『天井桟敷の人々』って映画の「4K 修復版」が全国で、あまり大々的ではないものの、公開されております。都内だと恵比寿のガーデンプレイス内の「恵比寿ガーデンシネマ」で特別興行の枠で見られて、わたくしは今月の頭に行ってきましたのじゃ。
映画好きの間ではむちゃんこ有名な映画なようでしたが、映画は好きでも映画通ではないわたくしは存じませ
女には論理がわからないとか言ってる男たちはそもそも論理なしじゃ一人前になれねーんじゃねーの弱いのは男の方なんじゃねーの
どうも、ザムザです。
突然ですが、「男は論理の生き物で、女は感情の生き物だ」とか「女には論理がわからない」って言い方を見聞きしたことはありませんでしょうか? これらの言い方の裏には「男性は論理的(だからスゴい)」といったニュアンスがあったりして、往々にして「女性は感情的(だからダメだ)」なんてメッセージになっていることがあるように思います。
ムカつきますね。
閑話休題。
ところで、ワイは2
ロックが自殺しちゃう理由はミュージシャンがサウンドにこだわって音楽がマスメディアの一形態になっちゃうからなんだってさ
また記事を書きました。今回は「サウンド」って観念が気になってしまったよ〜ぃって話でございます。
ワイとサウンドとの馴れ初め……というと変な感じですが、ワイがサウンドって言葉に対して「あれ?この言葉ってフツーじゃないぞ?」と感じたきっかけになったのは、思想史学者・田中純って人が書いた『政治の季節』に収録されている「自殺するロックンロール」の論文を読んでる最中のことでした。
その中で「生理的
小説を書くのに自分には知識や経験もないからって悩んでるヤツは学識もなくて世間知らずの田舎娘が世界文学の名作書いてるから心配せんでえーで
みなさん小説って書きます? 書かない? 書かないってこともないでしょ〜。この記事を読むときぐらいは「書いてる人」ってことにしておいてくださいな(笑)
小説を書いてると「あたしって才能あんのかな〜」とか「自分に小説を書く資格なんてあんのかな〜」なんてことを考えることってありません? ない? ないってこともないでしょ〜。まぁ、あるってことにしてくださいな(2回目)
世の中には「小説家になるに
人が捨て去ることのできる最高にして究極のものとは意志であり、それを捨て去ることによって真に本来の欲望そのものの状態で生きられる
小説を読んでるとさ、考えてみたくさせられるときってあるじゃん?ない?いやいや、あるんだよね。これって考えてみたらどういう風景が見えてくるだろう〜とか、どこに連れて行かれるんだろう〜とかさ。あるんだよね。そういうあれが。
ワイが今回躓いたのが(おい)百年文庫の「90 怪」の先頭に入ってる五味康祐の『喪神』って小説。そんな長くなくて、36ページくらいかな。時代小説でさ。妖剣と言われてる「夢想剣」
『映画 ギヴン』を見て「表現活動」とか「才能」とか、「言葉や理屈を超えて人を感動させるもの」って何ぞや〜ってことを考えたぞ
『映画 ギヴン』の記事を書いたのよ。いや、このnote記事のことじゃなくてね。
バンド活動をモチーフにした青春群像劇なボーイズラブ作品『ギヴン』がアニメ化して、そのアニメ版の延長で映画化ってわけね。んで、ワイはその映画版を見る機会があったのでした。
そしたらなかなか渋い映画でねぇ。熱烈な男同士の絡みもさることながら、才能へのコンプレックスに身悶えてる様子はなかなかグッとくるものがあってさ