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他の人の記事【おもろかった】

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文字どおり他人の記事でおもろかったな…という記事を集めてここに置いときます。
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#コラム

普通に労働している日常が、創作意欲に変わっていく

普通に労働している日常が、創作意欲に変わっていく

以前、ゲームディレクターの桜井政博氏による、作品を生み出すときの「内圧」という考え方について触れた。

同氏によれば、ゼロからものを生み出す人は、それを企画している段階では誰にも話さず、「内圧」をカンカンに高めるといい、とのことだ。

途中でだれかに話すと、ガス抜きがされてしまい、勢いがなくなってしまうらしい。これは以前にも書いたことがあるのだが、少し違う角度から考えてみる。



今は「プロセ

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なんでもやる気スイッチにしてしまう

なんでもやる気スイッチにしてしまう

我が家に唯一ある観葉植物として、ユッカという植物がある。もともと観葉植物を置いたりする習慣はなかったのだが、結婚祝いに奥さんの同級生が贈ってくれたのだ。

もちろん観葉植物なので定期的に水をあげる必要があるのだが、水をあげる習慣がなかったため、ついあげ忘れてしまうことが多かった。そのせいで、どんどん葉が枯れていってしまったのだが、どうすることもできなかった。

何かを習慣にしようとするとき、何もな

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岡田斗司夫氏の言葉で考えるにじさんじ🌈/Vtuberを語ることの倫理、そして真実はいつもひとつじゃない

岡田斗司夫氏の言葉で考えるにじさんじ🌈/Vtuberを語ることの倫理、そして真実はいつもひとつじゃない

あの、これもですね やっぱ自分の視点の一つなんですよ              で要するにですね、なにが正解かとか、「それはもう宮崎駿に聞けばいいんじゃないか」「聞くしかない」とかですね、そういうことを言う人がいるんですけども、それは、その…高校生までの考え方ですね          つまり、ある一つのテキストを、まぁこういう文芸の対象のことをテキストって言うんですけどね 文芸作品の対象の。そのテ

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立ち上がれ万国の杞憂民 ーーガチの心理学、議論の方法と問題解決の本から考える、Vtuberへの杞憂を文化資源に昇華する方法

立ち上がれ万国の杞憂民 ーーガチの心理学、議論の方法と問題解決の本から考える、Vtuberへの杞憂を文化資源に昇華する方法

グウェル厄介古参後方彼氏面同担拒否過激派限界オタクムーブ不破湊を見るグウェル

検索したところによると、「杞憂民」という言葉はバーチャルユーチューバー界隈に特有の言葉だという。

真ん中にいるアイドルは良いのに、周りにいるファンが厄介で~とかいう言説はどの界隈に行っても共通で存在する(自治厨とか)。それでもこの言葉が特筆してVtuberの世界で使われるということは、皆「しなくてよいはずの不安」に頭

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緑仙と現代J-POP/「私は嘘つきです」と嘘をついた異端なスター ——椎名林檎、King Gnu、Official髭男dism

緑仙と現代J-POP/「私は嘘つきです」と嘘をついた異端なスター ——椎名林檎、King Gnu、Official髭男dism

椎名林檎の処女作は「虚言症」。線路の上に寝転ぶ誰かに語り掛けるこの曲の最初の名前は「大丈夫」だった。さらに、この曲の英題は"I Am A Liar"

緑仙のことを書くのは非常に困難だ。

一見すると、緑仙は「歌の人」として見ている人が多いだろう。実際に再生数の多い動画は歌動画である。しかし、活動を最初から見ている人にとっては、絵もできる、企画もできる、悩み相談もしてくれる、なんでもできる人に見え

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神田笑一と落語の世界

神田笑一と落語の世界

半年前頃、神田くんがなんか不思議なことをしているぞ…?と気になって、この動画を見始めてから、するすると聞き惚れてしまいました。中身を解説してしまうと野暮なのですが、落語のお噺とライバーのキャラがここまでフィットしているとは思いませんでした…。そしてめちゃくちゃ聞き取りやすい。

今回の記事では、落語を見始める人が使えるリンクを中心にまとめてみました。笑いについては私も議論できなくはないのですが、な

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にじさんじから考える海外進出 ーー「言語理解」と「異文化理解」は別のもの🌈

にじさんじから考える海外進出 ーー「言語理解」と「異文化理解」は別のもの🌈

長い文章なので、お急ぎの方は★のところだけお読みください。

★前書き:一般論でわかりにくい話をします以前お約束していた記事です。今回は、にじさんじの海外戦略を考えるための手がかりとして、一般的な経営学や異文化理解に関する文献を触ってみたいと思います。

実は、Virtual YouTuberの世界を見ていて若干不安に感じていたのは、「ITによって世界の障壁は取っ払われる」という思想(フラット化)

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対立する意見を「理解できない」のはおかしい

日々のニュースを通じて、ワクチン確保や接種のために奮闘している人々の存在を知る。

政府の面々が奔走し疲弊している様子や、すでに多数のワクチン接種が完了しているイスラエルなどの事例を見ていると、「日本のワクチンが行き渡るのはいったいいつになるのか」ということばかり考えてしまうのだけれど、自然と「必要量のワクチンさえ手に入れば、全国民が接種に応じ、コロナ禍は解決に向かうのだ」と思ってしまっていた。

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なぜ若者よりもおっさんのほうが情報収集能力が高いのか?

なぜ若者よりもおっさんのほうが情報収集能力が高いのか?

仕事でいろんなおっさんと接する機会がある。いろんなおっさんと接していると、不思議に思うことがある。世の中には、恐ろしく情報収集能力に長けたおっさんがいて、その卓抜した情報収集能力にしばしば舌を巻く。

一方で、情報収集能力が卓抜している「若者」に出会う機会はあまりないので、なぜなのだろうか、と疑問に思っていたのだ。

単に、僕の周りにいる人間がそうであるだけなのだろうか? いや、何か理由があるに違

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スポーツと舞元啓介の軌跡 ~信じた道を貫いたBeliever~ 舞元の好きなスポーツを紹介

スポーツと舞元啓介の軌跡 ~信じた道を貫いたBeliever~ 舞元の好きなスポーツを紹介

~入場曲~

はじめに(にじさんじファン向け)

今でこそ「3Dお披露目配信」「にじさんじ最強雀士決定戦」「にじさんじ甲子園」と大躍進の年となった2020年の舞元。

しかしその一方で去年一月には「農家での収入が0になった話」など本業での強烈な苦労があった。そしてそこに降りかかったコロナ禍は、「スポーツ実況」を目標に掲げていた舞元の活動に、大きな方針転換を要求したと思われる。

いまや彼は麻雀はじ

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にわかを迎え入れる「スキ」 ーーダブルスタ丼さんへのわたしの回答/にじさんじへ捧ぐ

にわかを迎え入れる「スキ」 ーーダブルスタ丼さんへのわたしの回答/にじさんじへ捧ぐ

つまりこういうことだ。他人が何を考えているのかなんて、究極的には、わからない。自分の思いを完全に伝えることも、究極的には、不可能だ。ひょっとしたらお互い、相手を誤解ばかりしているかもしれない。だけどそれでも人は人を好きになるのだ。                         この物語の登場人物は、みんな表面上とは違う気持ちを抱いている。その気持ちは隠されているから、お互いがお互いを誤解している

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麻雀の成り立ちって?ルーツからおもしろさを探る。

麻雀の成り立ちって?ルーツからおもしろさを探る。

先日、雀魂というオンライン麻雀のキャプチャ動画を、後から来た面子に見せたくて打ちながらテキトーにカットしたら、本当は最後の2局だけのつもりが4局分あったわけなのだけれども、それをマジマジとみた面子からの感想が、

こんなものだったわけなのですが。
※ちなみに円で彼は表現してるけど賭けてませんw罰ゲームすら特に設定してない。

ただ、頭が痛くなった彼は気づいているか気づいてないかわからないが、この3

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独断と偏見による、パソコンの選び方。

独断と偏見による、パソコンの選び方。

先日、リアルの友人と遊びに行ってPCを買い換えたなんて言ったら、「前のが壊れてから買ってないけど、久々に買おうかなー」みたいな話が出たのでいろんな指標があると思うのだけれども、一応話のネタに出た時の下調べも兼ねた宇佐兎三的主観でのパソコンの選び方。

正直、中途半端なスペックのもの買うくらいだったら今時タブレットでいいんじゃね?なんて思ったりするんだけれども。

っていうか、今私がこの記事を書いて

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白上フブキの献身 ーーいまも続く海外への小さな発信 (月ノ美兎さんとにじさんじへの考察を添えて)

白上フブキの献身 ーーいまも続く海外への小さな発信 (月ノ美兎さんとにじさんじへの考察を添えて)

はじめにこの記事は、これから書こうと思っている海外とにじさんじの関係性を探る記事の前哨戦である。(ホロライブについて記事を書いてなかったのは、ホロライブが嫌いとかではなく、単純に追う体力がなかった…)

2020年、ホロライブはHololive ENや桐生ココさん、赤井はあとさんの躍進によって爆発的な成長を遂げた。中国との難しい問題や、怪しいタグの濫用などはあったが、それはベンチャー企業らしい思い

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