レトリック

自分でついた嘘を信じるということ

レトリックと呪術

イギリスの人類学者フレーザーは、『金枝篇』のなかで呪術の原則として「類似の原則」と「接触の原則」を挙げている。類似の原則とは、似たものは似たものを生むということである。例えば、雨を降らせたいときに、水を撒き散らす呪術がある。後者が前者と似た状態であることから、後者を実現すれば前者の状態を生み出すことができると推論するのである。

これに対して「接触の原則」とは、長いこと一緒にあ

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シェアしてくれ、拡散してくれ、すまねえな
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パスをパスするということ

人は自分が操れる数千語のことばでもって、広く深い世界や自分の内面を表現しないとならない。このやり繰りが、ことばの意味を豊かにしていく。たまたまめくっていた古いノートにこんなことが書きつけてあった。

峠の語源は「たわ」もしくは「たをり」であるらしい(柳田国男「峠に関する二、三の考察」『秋風帖』)。タワというのは山の稜線が凹んで低くなっているところのことである。洋語直訳として今では鞍部などと呼ばれて

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スキしてくれる君がスキ!
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noteのタイトルに悩んだときの『音数律』の使いかた

noteのタイトルのつけ方に悩み『ブログ タイトル つけ方』と調べて「なんかこれじゃないな」と感じたひとはぜひこの記事を読んでいただけたらと思います。

諸注意:「noteのタイトル」とはnoteの記事のタイトルのことを指していますが、noteに限らずブログのタイトルにも言えることを話すつもりでありますのでどうぞご一読ください。

『ブログ タイトル つけ方』で検索してコレジャナイ感をいだいた方は

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比喩について

ある人が、言葉を発する時、「想定される受信者」によってメッセージが変化する。
 それが顕著に現れる一例として「比喩表現」がある。
 いわゆる”ものの例え”というやつだ。

 この比喩表現というのは定義づけようとするだけで、様々な論が飛び交うのだが、ここでは一応「あるものを表現する場合に、標準的な言い方の代わりに別な言葉を用いること」とでもしようか。

 大事なのは定義づけでなく「なぜ、標準的な言い

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お読みいただきありがとうございました
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文章を書くとき、レトリックは避けられない

『レトリック感覚』という本を読んだ。この本を読んだのは、もちろんレトリックというものについて考えたかったからだ。

一般にレトリックというと悪いイメージがあるだろう。比喩とか暗喩を用いて他人を騙すイメージだ。一方で、小説や詩などでレトリックが使われることを悪く思う人はない。これはレトリックが「他人を説得するための技術」「芸術的表現の技術」という2つの側面で用いられてきたからだ。これらのうち、後者は

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「スキ」をありがとう。
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感情と予測

「こころと言葉」の屋号でお仕事いただいたりしているので、妥当に感情のお話をさせていただきます。

感情的とは?

感情的って言葉をプラスの意味で捉えるのか、マイナスの意味で捉えるのか?

あなたはどっちですか?

どっちの料理ショーみたいな話テンションです!

知らない人は検索してください。

・・・さて、多くの人はプラスの意味、とはいかず、マイナスの意味で捉えたりするのではないでしょうか?

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笑顔が「スキ」の連鎖
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THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

THE RHETORIC
人生の武器としての伝える技術
著者 ジェイ・ハインリックス 

 子どもと一緒に勉強をしていると、つい「なんで分からないの?」とカッとなってしまい反省することが多いです。子どもに限らず、家庭でも職場でも、伝えたいことをうまく伝えられなかったり、相手をうまく説得できずににもどかしい思いをすることがあります。この本は、その「伝える技術」すなわちレトリックを教えてくれる本です

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ありがとうございます。うれしいです!
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番外編 レクチャー「 《静かなレトリック》と『建築におけるフィクションについての12章』」 立石遼太郎

0 はじめに

2015年度の東京藝術大学大学院修了制作において、「レトリックから建築を見ると、どんなことがいえるのか」という試みを行いました。僕はそれを《静かなレトリック》と名付けているのですが、今日は《静かなレトリック》の内容と、それがなぜ「静か」なのか、ということをお話できればと思います。また、現在「建築におけるフィクションについての12章」という連載を行っているのですが、今日の話の最後には

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実験文章『オヤジギャグを言わない』

どうもMr_noiseです。
実験文章ラボは不定期で僕が変な文章表現を試す企画です。
中見が無いなら外見からこだわればいいや、書くことないなら表現だけ凝ればいいやみたいな考えのもと、いろんなレトリック、言葉の綾を考案し、実際に書いてみる。それがこの実験文章ラボです。

 今回のテーマは『オヤジギャグを言わない』です。オヤジギャグってのは「布団が吹っ飛んだ」に代表されるような言葉遊び。妙齢の成人男性

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読んでいただき、ありがとうございます。
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<「かわいそうランキング」が世界を支配する>を考える https://note.mu/yokogao/n/n9f43580b75ac

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