桜小路いをり

「物語」のきらめきと、「音楽」の輝きに背中を押されながら、夢中で言葉を紡ぐ日々。自分の…

桜小路いをり

「物語」のきらめきと、「音楽」の輝きに背中を押されながら、夢中で言葉を紡ぐ日々。自分の「好き」や「想い」をひとつずつ掬い上げて、大切に綴っていきます。私の紡ぐ言葉が、あなたの瞳に映る世界をより鮮やかに、より優しくする「魔法」になることを願って。

マガジン

  • 桜色の創作手帖

    私自身の創作活動についてのあれこれ、ふと思い浮かんだフレーズや、詩、短歌などを書き留めていくマガジンです。 カラーコードに嵌められた「桜色」だけでなく、皆さんの思い出の中にある桜の「桜色」を重ねていただければ嬉しいです。

  • 桜色の本棚

    私が出会った素敵な本のこと、読書のことを綴った記事をまとめました。読者の方と本との橋渡しができたら嬉しいです。

  • 桜色のオンガク月報

    毎月末に投稿している「桜色のオンガク月報」の記事をまとめました。どれも、私のひと月の音楽ライフをぎゅっとまとまめた記事です。聴き手さんと素敵な音楽とを繋げる、桜色の架け橋になりますように。

  • 桜小路いをりのひとりごと

    私の経験や、日常のちょっとした出来事、考えたこと、ささやかな気づきを書き留めた記事たちです。時に「エッセイ」として、時にただの「ひとりごと」のように、未来の自分へのタイムカプセルとして。 ほんのひとかけらでも、みなさんの心に残る記事があれば幸いです。

  • アニメ・ゲーム 感想文

    アニメ感想文、ゲーム感想文、ゲーム音楽についての記事などをまとめています。「プロセカ」「あんスタ」「戦国 A LIVE」をプレイ中。『葬送のフリーレン』や『リコリス・リコイル』が好きです。

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【『春を呼ぶ少女』 配信中】童話コンテスト(幻冬舎ルネッサンス)大賞受賞作🌸

こんにちは。桜小路いをりです。 本日2024年1月31日、幻冬舎ルネッサンス「童話コンテスト」で大賞をいただいた『春を呼ぶ少女』が、電子書籍として配信されました。 Amazonなど、各サイトで配信中です。 表紙イラストは、イラストレーターのorieさんに担当していただきました。 「ぜひ表紙イラストには馬と女の子を……!」という私の希望を細やかに汲んでいただき、とてもとても素敵なイラストに仕上げていただいて感無量です。 ありがとうございます……! orieさんのイラス

    • noteの書き方~持続可能なnoteを書くための、ゆるやかな手引き。~

      こんにちは。桜小路いをりです。 先日、なんと私のnoteのフォロワーさんが400名を突破しました……! 400名ということは、そこらへんの公立中学校ひとつ分くらいの人数……!? と驚いています。 みなさま、フォローやスキをいつもありがとうございます。 今回の記事では、いつも私の記事を読んでくださるクリエイターさんに少しでも恩返しをするべく、私のnoteを書く手順をご紹介。 これでも投稿数500近く書いてきているので、何かしら、どこかしら参考にできそうなコツを網羅して

      • 『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』が教えてくれる、「心の深呼吸」の方法。

        こんにちは。桜小路いをりです。 最近、マンガ『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』を読んでいます。 中村倫也さん主演でドラマ化されている作品で、ドラマを母に勧められたことで原作に辿り着きました。 この記事では、現在着々とマンガを読み進め中の私の所感を、ゆるゆると綴っていきます。 ぜひ最後までお付き合いください。 『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』とは このマンガの最大の特徴は、各話のタイトルに、既に取り上げられる病気の名前が付いていること。 例えば、1巻の目次には「

        • 「好き」は神様からの贈り物~AssHさん『ギターを始めた君に必要なこと』~

          こんにちは。桜小路いをりです。 先日AssHさんの『ギターを始めた君に必要なこと』という本を読み終えました。 AssHさんといえば、AIさんやYOASOBIと共にライブツアーを回ったり、ご自身でもライブをされているプロ・ギタリストであり新世代のギターヒーロー。 私はYOASOBIのライブで2回(武道館とさいたまスーパーアリーナ)でAssHさんのギターを生で聴いています。 そのときの感動がまだ強く心に残っていて、「AssHさんがどんな思いとスタンスでギターを弾いていらっ

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          初音ミクちゃんのお誕生日に寄せて。

          今日は、ボカロの初音ミクちゃんのお誕生日です。 朝からSNSで流れてくるたくさんのお祝いの言葉・イラストを見ては、顔をほころばせています。 この記事では、MIMIさんの新曲「to U」がすごく素敵な曲だったのでご紹介。 透明感のあるピアノの音色とミクちゃんの歌声が柔らかく調和していて、胸がぎゅっとなるような感動が込み上げてきました。 「君が僕の歌を抱きしめてくれる  それだけで また今日がさ  独りじゃないから  I LOVE U」 この曲の歌詞、私は、ミクちゃんの目線のようにも、ミクちゃんの歌の聴き手の目線のようにも、ミクちゃんと共にひとつの曲を創るクリエイターさんの目線のようにも感じました。 「君が僕の歌を抱きしめてくれる」って、あったかくて優しくて、すごく素敵なフレーズです。 ミクちゃん、改めて、お誕生日おめでとう。 「初音ミク」は、私の中の「歌姫」であり、「ヒーロー」であり、いつも傍に寄り添って励ましてくれる「友達」のようでもあり、ひと言では言い表せない存在です。 ミクちゃんの歌声が生み出す数多の感動を、ひとつひとつ大切に記憶に留めながら、これからもたくさんの音楽に触れていきたいです。

          初音ミクちゃんのお誕生日に寄せて。

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          桜色のオンガク月報(2024年8月)

          こんにちは。桜小路いをりです。 夏の終わりはなかなか見えませんが、なんと8月はもう終わり。 このままだと、1年があっという間に過ぎ去ってしまきそうで、今から「やり忘れてることないかな」と、つい慌ててしまいます。 それでも、音楽ライフは普段通りマイペースに。 今月の「桜色のオンガク月報」も、ぜひ最後までお付き合いください。 最近よく聴いているCDSixTONES「声」 SixTONESの「歌声」にフォーカスを当てた、3rdアルバム「声」。 どうして去年リリースのアル

          桜色のオンガク月報(2024年8月)

          ときには、心に銀の針を忍ばせて。

          こんにちは。桜小路いをりです。 先日、『言葉は、「私」をつくる。』という記事を投稿しました。 この記事で散々、言葉を使うことの重さと言葉への美意識について書いたのに、途端に「心に針を忍ばせる」なんてタイトルの記事を出すことにしたのには、理由があります。 『言葉は、「私」をつくる。』の記事の文章だけ読むと、「前向きで綺麗な言葉を使うことが何より大切」というニュアンスが少し強すぎたのではないかな、と思ったんです。 生きていれば、ときにはすごく腹が立ったり、誰か、何かにひと

          ときには、心に銀の針を忍ばせて。

          久しぶりにmonogatary.comに作品を投稿しました。 『この魔法をずっと』というエッセイです。 https://monogatary.com/story/484794 あの日、住野よるさんの『また、同じ夢を見ていた』にかけられた魔法。 今も、あの温かさを胸に携えて、言葉を紡ぎ続けています。

          久しぶりにmonogatary.comに作品を投稿しました。 『この魔法をずっと』というエッセイです。 https://monogatary.com/story/484794 あの日、住野よるさんの『また、同じ夢を見ていた』にかけられた魔法。 今も、あの温かさを胸に携えて、言葉を紡ぎ続けています。

          言葉は、「私」をつくる。

          こんにちは。桜小路いをりです。 私が狂おしいほど好きな本のタイトルのひとつに、『線は、僕を描く』があります。 今日の記事のタイトルは、ちょっとだけ、これを意識したものにしてみました。 「言葉は、私をつくる」 言葉って、様々な用途があるものです。 もの語ることもそのひとつ、コミュニケーションもそのひとつ、記録もそのひとつ。 誰かの心を動かしたり、癒したり、時には欺くことだってあります。 その中で、「私」は言葉をどう使うか。 表現するため。繋がるため。 誰かのた

          言葉は、「私」をつくる。

          あの日の決断、もしやり直せたら。~『ミッドナイト・ライブラリー』~

          こんにちは。桜小路いをりです。 先日、『ミッドナイト・ライブラリー』という小説を読み終えました。 やや重いテーマを扱っている物語ですが、清々しい読後感が印象的な1冊でした。 著者は、イギリスの小説家のマット・ヘイグさん、訳は浅倉卓弥さんです。 この物語の主人公は、ノーラという名の女性。 彼女は、仕事を失い、飼い猫を亡くし、話を聴いてくれる人も周りにおらず、人生に絶望しきって命を絶とうとしてしまいます。 目覚めたとき、ノーラの目の前にあったのは、無限に書棚が広がる不

          あの日の決断、もしやり直せたら。~『ミッドナイト・ライブラリー』~

          桜色のオンガク月報(2024年7月)

          こんにちは。桜小路いをりです。 連日溶けそうに暑いですが、お元気でお過ごしでしょうか? 先にお断りしておくと、今月の「桜色のオンガク月報」は、大変アツアツな曲ばかりピックアップしています。 クーラーの効いたお部屋でお読みいただけましたら幸いです。 ぜひ最後までお付き合いください。 よく聴いているCDSixTONES「GONG/ここに帰ってきて」 SixTONESの振れ幅を思う存分堪能できる、両A面の最新シングル。 黒と白、攻撃力と包容力、強さと優しさ。 相反する

          桜色のオンガク月報(2024年7月)

          「好き」の想いも、「救われた」記憶も、消えない灯りだから。

          こんにちは。桜小路いをりです。 先日、たまたまたまたまYouTubeで見つけたコメントに、すごくはっとさせられました。 そのときはグッドボタンを押すだけに留めてしまったのですが、時間が経てば経つほど、心に残って離れない言葉になっていって。 意訳ですが、ご紹介させてください。 うろ覚えなのですが、このようなコメントでした。 もう、どの動画で見たのかも忘れてしまったので、出典が分からないことについてはご了承ください。 このコメントを見て、これを書き込んだ方の優しさに胸

          「好き」の想いも、「救われた」記憶も、消えない灯りだから。

          「自分らしさ」のみつけかた。

          こんにちは。桜小路いをりです。 私は小さい頃、自由帳に「好きなもの」を書き連ねることが大好きでした。 好きなキャラクター、好きな本、好きな歌、好きなテレビ番組、好きな色……。 思いつくまま項目を作って、思いつくまま「あれも、これも」と並べて、そんなことをしているうちにあっという間に時間が過ぎて。 たぶん、文字でノートが埋まっていくのも、とても嬉しかったのだと思います。 自分の内側に、どんなものが息づいているのか。 口にしないと表には出てこない、「好き」。 それが

          「自分らしさ」のみつけかた。

          幸せになろうとしないなんて卑怯だ/YOASOBI「UNDEAD」

          こんにちは。桜小路いをりです。 心に突き刺さる歌詞に、出会ってしまいました。 それが、タイトルにもある、YOASOBIの新曲「UNDEAD」のこのフレーズ。 アニメ『〈物語〉』シリーズはまだ追えていないので、今回は歌詞だけにフォーカスして、私の感想を綴っていきます。 ぜひ最後までお付き合いください。 「UNDEAD」を初めて聴いたとき ikuraさんの歌声、もともと本当にすごかったけれど、この曲ではより一層パワーアップしています。 Ayaseさんのパワーアップ度

          幸せになろうとしないなんて卑怯だ/YOASOBI「UNDEAD」

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          お散歩中に見つけたお花のおすそわけ。

          お散歩中に見つけたお花のおすそわけ。

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          映画「数分間のエールを」~ものづくりの痛みも楽しさも、その熱さも全て~

          こんにちは。桜小路いをりです。 先日、映画「数分間のエールを」を見に行ってきました。 「ものづくり」を一度は志したことがある方、あるいは、今まさに「ものづくり」に没頭している方にぜひ見ていただきたい作品だったので、今回はネタバレなしで感想を綴っていきます。 ストーリーの核心には触れませんが、前知識なしで楽しみたい方はご注意を。 ぜひ最後までお付き合いください。 MVと音楽が出会う物語 本作の主人公は、朝屋彼方という高校生の男の子。 MV(ミュージックビデオ)を作る

          映画「数分間のエールを」~ものづくりの痛みも楽しさも、その熱さも全て~