貴村 甍(たかむらいらか)

元中高一貫校英語教師 / 現教育コンサルタント・カウンセラー / 著書『授業展開の手引き〜「勉強」を「学び」に変えるメソッド』←Amazon kindleで販売中です。

貴村 甍(たかむらいらか)

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    最近の記事

    #86 過去を振り返れば、全てが変化の連続であり、その変化の結果の上に私たちは生きていることを忘れてはいけない。

    先日 岸田文雄首相が衆院予算委員会において、同性婚や夫婦別姓について 「制度を改正すると、家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」 と述べました。 「現状」の「変化」への恐怖 を象徴的に表しているようにも思います。 しかし、いかなる物事も絶えず変化していきます。 一人の人間は年を重ね、身体的にも精神的にも「変化」していきます。 これは、この世のありとあらゆる物事に当てはまる普遍的事実と言えるでしょう。 私たちはより良い変化を求めて生きていく。 ただそれ

      • #85 この前知り合いの看護師さんが、「人は生きてきたように死ぬ」と言っていた。最後の時を迎える際、人間の「生き様」が出てくるという。

        とても寒い日が続いています。 私が住んでいる地域でも、本当に久しぶりに雪が積もりました。 雪は幻想的です。 カラフルな色の世界を 一瞬にしてモノトーンに変える力を持っています。 時には美しくないものを一瞬で隠してくれたりもします。 しかし、それは一時的なものに過ぎません。 やがて雪は溶けて、本質的な「汚さ」が現れます。 人はきっと 自分自身を隠しきれない 様々な化粧を入念に用いたとしても いずれ、それは表面化するのでしょう。

        • #84 遠く飛ぶためには一度しゃがむ必要がある

          技術改善というのは時として苦しさを伴います。 なぜならその過程において、一度現状よりもその技術が低下してしまうから。 しかし、自らの成長を達成しようとする時、ある種の「痛み」は必要不可欠なのだとも思います。 それは 短期的ではなく長期的な視野で物事を考えることの大事さ にも繋がるのでしょう。 「うまくなるためにへたになる」 そんなことを思いながらまた壁打ちに向かいます。

          • #83 執筆(番外編)

            さむいね、にいちゃん さむいな、ひろみ 貴村 甍です。 書籍『授業展開の手引き〜「勉強」を「学び」に変えるメソッド〜』 が完成しました。現在Amazon Kindleで購入することができます。 今日は、 本の完成に至るまでの過程で 私自身が大切だと思ったことについて書きたいと思います。 1 「自分が何を表現したいのか」と向き合うこと 人が何かを表現する時、その内容は自分自身の内なる部分から出てきます。自分の今までの知識や技能、あるいは経験を踏まえて、本当に自分

            #82 執筆(10)

            できました やっとできました ようやくできました でも、いざできるととても不思議な気持ちです 今は正直気持ちがフワフワしていて、 執筆を終えた感想 を冷静に書くことができません(後日必ず書きます) なのでとりあえず書籍のリンクだけ僭越ながら貼らしていただきます https://www.amazon.co.jp/dp/B0BSN63G64/ref=sr_1_1?crid=2J7MKEU2I05MJ&keywords=%E8%B2%B4%E6%9D%91&qid=

            #81 人は面倒なことを避ける。でも本当に「確か」なことはその面倒を乗り越えた先にある。

            学問に王道なし あまりにも有名なこの言葉 これはあらゆる物事にも当てはまるでしょう 英語学習にしろ 絵画にしろ テニスにしろ 「確かな」知識や技能を獲得しようと思えば、それなりに時間もかかるし困難もあります それは 人間関係の構築でも一緒 上辺だけの人間関係ならまだしも お互いの違いを理解し、尊重し、しかし自分の気持ちを伝える そんな 「確かな」人間関係を作るには時に学問以上に骨折るのでしょう でも そういう困難と向き合える人でありたい と思いな

            #80 人は「自由」を主張するが、その大きさを扱えず、結局「不自由」を求める。

            英語教員時代 定期考査で 課題英作として「自由とは何か」というテーマを出題したことがあります。 ある生徒は 自由を 「理由を持って自らの道を進むこと」 と定義しました。 自由はとても「不自由」です 人は 人生の様々な場面で何かを「選択」していくことになりますが 自由というとても大きな概念を扱えきれてないように思います。 では、不自由な方がいいのか。そんなことは決してありません。 なぜなら、私たちが今手にしている「自由」の価値の偉大さを、私たち自身が一番わか

            #79 いつまで経っても「社会」との整合性を図れない僕はどうやって生きていけばいい脳だろうか

            1月9日は「成人の日」 街に出かけてみると  お洒落な装いに身を包んだ新成人の若者の 活気に溢れています。 法律の改正により、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたことも、かなり前のことのように思います。 大人になる という言葉の使い方は非常に難しい。 その定義も脈絡も曖昧です。 もちろん18歳(あるいは20歳)になることで、「法」という枠組みの中で成人の扱われ方は変化するわけですが、 私はいまだに 大人になれない し 大人になりたくない とも思

            #78 より多くの経験とより多くの知識は、きっと人を自分が想像するよりもずっと遠くに運んでくれる

            F30号 これは戦闘機の名前でも、有名なドイツ車のことでもありません。 910×727mmを表すベニアパネルです。 絵画を初めてたった半年。。。 描くことになりました。 正直言ってどんなことになるのか想像がつきません。 しかし、人生だってそんなもの。 絵画教室の先生の座右の銘 案ずるより産むが易し もう勇気を持ってやるしかない。 初体験の数が多ければ多いほど 自分の可能性が広がっていく そういう年の始まりです。

            #77 例え個人の目標であっても、それを実現するためには多くの人に支えてもらわなければならない。

            あけましておめでとうございます。2023年が始まりました。今年もよろしくお願いします。 このコラムがまさに私の仕事始めです。 今年の私のテーマは「物質主義からの脱却」です。 いかに モノ の誘惑に打ち勝つことができるのか。 41代ウルグアイ大統領であるホセ・ムヒカは と言っています。 仕事や絵画、テニスなど、今自分が行っている活動を頑張るのはもちろんのこと、 それらの活動から生まれる 人と人との関係性によって満たされる そんな一年にしたいと思っています。

            #76来年はうさぎ 再来年はたつ 明後年はへび そうして月日はめぐってゆく

            2022年も終わりを迎えようとしています。 貴村 甍にとって、これが年内最後のコラムです。 今年私が「実感」したことを何個かリストアップしたいと思います。 ・怒りは膨大なエネルギー源となるが、最終的には破滅に至ること ・自由はとても大切な概念だが、扱うのが非常に難しいこと ・話を聞くことがコミュニケーションの第一歩であるということ ・一人では何もできないこと ・自分自身を変えたいという意思が、自分を本当に変えていくこと ・優しいふりというのは最も残酷な自己中で

            #75 貴村 甍のおばば

            私の母方の祖母(通称おばば)は大正生まれの96歳 年齢を考えれば、非常に元気であるものの 認知能力や身体能力ともに衰えが見える今日このごろ ここ数年 その おばば に関して 母親含めた兄弟姉妹の揉めごとがちらほら・・・ あまり詳細には書けませんが、 孫としてはなかなか悲しい状況です しかし、このようなことは稀なことではないのだとも思います。 例え 家族 であっても 一人ひとり別の人間 今まで過ごしてきた長い月日の中で積み重なってきたそれぞれの課題が浮き彫

            #74 JFKは野球を大きく変えた

            この世には様々な 分野 というものが存在します。 芸術 教育 ビジネス 物作り などなど 現代では それらの分野が非常に細かく細分化され 「分業制」になっているように感じます。 しかし、分野という概念は全体を切り取った一部に過ぎず、本質的な意味においてそれらは全て有機的に繋がっていると言えるでしょう。 分業制が進めば進むほど、 私たちは誰かや何かと「協力」することが必要不可欠だということを意味しているのかもしれません。 ひとりの力だけでは大きなことは成し遂げられ

            #73 本当に大切なものは目に見えない。ならば私たちの視覚は一体何を捉えているのだろう。

            先日、「星の王子様」を読む機会がありました。 幼い頃に一度読んだ記憶があり、今回が人生二度目の王子様との邂逅でした。 本というのは面白い。 同じ文章を読んでも 読者自身の現状や変化に応じて、全く別の読み物になるものです。 この本の中には人間の様々な矛盾を表した人物が登場します。 酒を飲む癖を忘れるために酒を飲む男 自分の惑星が1分ごとに回転しているため、ランプをつけたり消したりすることに忙しい男 詳細な地図を描くが、彼は玄関先より遠くへ行くことはなかった地理学者

            #72 苦手なことは悪いことなのか、いやきっとそうじゃない。誰だって得意なことと苦手なことがあるから。

            学や技術は自分を助ける でも 「学や技術で人を助けたい」と思うこと 事実よりも意思が大事 だと思いならがラーメンをすする

            #71 人は決して全知全能にはなれない。

            学校教育では、「知識」が重要視されます。 もちろん 何かを知っていること は大切でしょう。 しかし、 人は常に「何かを知らない」状態 で生きています。 学校教育で大切なのは 知識そのものではなく、 知らないことを肯定的に受け入れて、知りたいという欲求を引き出すこと だと思うのです。 今日も引き続き絵画教室のお話。 教室展への出展に少し心が傾きかけている貴村甍 なんとなく「こういう作品を出したい」というイメージがあるものの、如何せん始めて6ヶ月のスーパービギナー