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#613 You play with the cards you’re dealt..Whatever that means〜配られたカードで勝負するのさ。それがどういう意味であれ〜

 自分の英語学習の一環として最近、『Peanuts』を読み始めています。

 『Peanuts』はチャールズ・M・シュルツによるアメリカの漫画で、1950年10月2日から、同氏が死去した翌日の200年2月13日まで連載されていました。作中に登場するスヌーピーは世界的に知られていて、日本では、谷川俊太郎氏が和訳をしたことでも有名です。

 思えばミッキー・マウスやスヌーピーなどは、自分がいつそれらの存在を知ったかわからないほど、あまりに有名なキャラクターだからこそ、その存在は近くて遠いものだったと言えます。

 それはキャラクターの存在の偉大さにによって、逆に同氏が彼らを通じて伝えたかったものが隠れてしまうという皮肉があるのかもしれません。

 たまたま、私のパートナーが『Peanuts』のファンであったこともあり、一度しっかり読んでみようと思い、今は原作に触れています。

 同氏の「間」を大切にした小気味いい絵のタッチ、現代にも通じる人生哲学、そして彼が紡ぐ言葉の絶妙なバランスが私に様々な学びを与えてくれます。

 「原文を読む」ことの大切さは、Peanutsを通じて、言語としての英語を学ぶことにも役立つのはもちろんですが、その奥には、国籍・民族・文化、そして言語などの違いを越えた、小さな共感を見つけることができる。

 外国語を学ぶことで、彼らの言語的側面からみる思想に触れることができると同時に、その先には外国語というものなど学ばなくても、一人の人間が思う様々な感情はおそらく誰かの苦しさや悲しさにそっと寄り添うことができるのではないでしょうか。

 

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