科学的に考える人

科学的に考える人です。 「科学的」と言える要素は2つ、高い再現性と明確な因果関係です。…

科学的に考える人

科学的に考える人です。 「科学的」と言える要素は2つ、高い再現性と明確な因果関係です。 主に現場オペレーションを科学的目線で言語化し、できるだけ簡易な方法で業務に落とし込むための仕組みを考えることを生業としています。得意分野は輸送寄りの物流マネジメント。

マガジン

  • 日本半角スペース促進協会 公式マガジン

    • 1,820本

    日本語の文章作成における「半角スペース」の活用を普及する「日本半角スペース促進協会」の公式マガジンです。オススメの活用方法や使用感などを共有していきます。会報リンク:https://note.com/brainy_murre725/m/m8f94d49c0b7b

  • マシュー・サイド著「失敗の科学」を読み解く

    ボクが毎週木曜日に書いていた「マシュー・サイドの失敗の科学を読み解く」シリーズの全10週分をマガジンに収めました。ご興味おありの方はぜひご購読ください。

  • あとで読む!

    note内を巡回していてめっちゃ気になった記事をメモ的に残す!

  • アドラー心理学を学ぼう

    ボクが毎週木曜日に書いていた「アドラー心理学を学ぼう」シリーズの全7週分をマガジンに収めました。ご興味おありの方はぜひご購読ください。

  • 日本の運送(陸/海/空)の歴史をざっくり書く

    陸・海・空の3つのカテゴリーで、運送の発祥から近代まで、どのような歴史を辿ってきたかをまとめたマガジンです。

最近の記事

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まずはサイトマップからどうぞ

科学的に考える人のサイトマップボクがサイトマップを置いた理由 これまでnoteに記事を書いている中で、やっぱりボク自身の書きたいことっていくつかのカテゴリーに分かれるなあ…と感じていた。そして、このnoteは機能的にフォルダ分類はできないんだなあ…とも。 少し前から、他のクリエイターの人たちはどんな風に書いてるんだろ?と思って、いろんな人たちの記事を読みに行くようにしている。こっそり読むのもなんなので「スキ」を付けることが多い(「スキ」という語感が「いいね!」よりスキなん

    • 「賢い人の秘密」を読む - ⑥実体・意味

      さあ、土曜日だ。 土曜日は、哲学的な目線で、精神・社会・人生などの形而上的な世界の原理を探求していこうと考えている。 現在はクレイグ・アダムスの「賢い人の秘密」を読み進めながら、ボクが受けたインスピレーションを言語化して書き連ねている。 ご興味おありの方はお付き合いいただけると幸いだ。 実体 人間がいなければ「観念」は存在しない。 「観念」は人の頭の中にだけ存在している。 正義や善良さは、観念の在り方で存在している。 観念はモノではない… それが「実体」について考

      • 「ビジョナリー・カンパニー」を読む - ①ビジョナリー・カンパニーとはどんな会社なのか

        さあ、金曜日だ。 先週までドラッカーの「マネジメント」を読み直しながら、ボクが受けたインスピレーションを書き連ねてきたが、今週からジム・コリンズの「ビジョナリー・カンパニー」を読んでいこうと思っている。 この本も(もう古典の域に入っていると言ってもいいくらいの)ビジネス書中のビジネス書であり、これまでに多くの優れた経営者に読まれてきた本である。 ジム・コリンズはどんな人か 「ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則」は、アメリカのビジネスコンサルタントである、

        • 「ファスト&スロー」を読む - ⑤脳内に張り巡らされる連想リンク

          さあ、木曜日だ。 木曜日は心理学を取り上げていきたい。 このシリーズでは、ダニエル・カーネマンが書いた「ファスト&スロー」という本を取り上げて、ボクが読み進めながら受けたインスピレーションを書き連ねていこうと考えている。 ご興味おありの方は、ゆっくりお付き合いいただけると幸いだ。 正常なのか異常なのか ボクたちのシステム1は、自動的に連想のリンクを張り巡らして、脳内に連続的に自分にとって正常な世界を作り出している。 それは、周囲の状況や事象、短時間内に一定の規則性を

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        • 日本半角スペース促進協会 公式マガジン
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        • マシュー・サイド著「失敗の科学」を読み解く
          10本
          ¥150
        • あとで読む!
          13本
        • アドラー心理学を学ぼう
          7本
          ¥150
        • 日本の運送(陸/海/空)の歴史をざっくり書く
          3本
          ¥150
        • ガードナーの「自己革新」について学ぼう - ①~⑧全集
          8本
          ¥150

        記事

          競争戦略論[Ⅰ]を読む - ⑭中小企業の多角化戦略

          さあ、水曜日だ。 毎週水曜日はマイケル・ポーター著「競争戦略論」をベースに、ボクの気づきや思考をアウトプットするシリーズを展開している。 先週は「独自戦略の確立と維持のための6つの原則」という記事を書いたが、今週は「中小企業の多角化戦略」について書いていこうと思う。 事業戦略と企業戦略 マイケル・ポーターは、コングロマリット企業の戦略について「事業戦略」と「企業戦略」の2種類の戦略レベルがあると説いている。 事業戦略とは、その企業が参入している様々な事業分野において、い

          競争戦略論[Ⅰ]を読む - ⑭中小企業の多角化戦略

          環境問題を理解する: 市民の立場からできる環境へのアプローチ

          さあ、火曜日だ。 火曜日は環境問題について書く日だ。 この「環境問題シリーズ」にはボクの考えが入る余地はない。ただひたすら事実を正確に書くことを目指しているが、将来的に新しい考え方や技術が導入され、ここに書いたことは古くなっていくことをご理解いただきたい。 今日は「市民の立場からできる環境へのアプローチ」について書いていこう。 さて、ここまで21回にわたって環境問題について書いてきたが、最後に市民という立場から、ボクたちが環境問題にどのような関わり方ができるかというところ

          環境問題を理解する: 市民の立場からできる環境へのアプローチ

          誰が「物流」を殺すのか - ⑱宅配便は優れたインフラ構築によって成り立っている

          さあ、月曜日だ。 月曜日はボクの得意分野の物流について書く日だ。 先週は「販売物流と調達物流」というテーマの記事を書いた。 今日は「宅配便は優れたインフラ構築によって成り立っている」ということを書いていこうと思う。 宅配便の定義 宅配便とは、小型の貨物を1個単位で全国に輸送するサービスのことを指す。貨物運送事業法上では「特別積み合わせ貨物運送」にカテゴライズされており、不特定多数の荷主の商品を1台の車両に積載し、商品の積み卸ろし(仕分け)をする拠点間を、定期的な幹線輸送

          誰が「物流」を殺すのか - ⑱宅配便は優れたインフラ構築によって成り立っている

          日日之好日(8月)

          さあ、日曜日だ。 日曜日はボクが書きたいことを勝手に書く日だ。 お気楽にお付き合いいただきたい。 現在、絶賛夏休み中だ。 とはいえ、旅行も帰省もせずに家にいる。昨日の台風の影響だろうか、今日は気温も少しだけ低めだ。 ボクは一日中自宅にこもって仕事をすることが多く、下手すると何日も家から出なかったりする。そして(特にこの時期は)窓を開けることもないので、外の様子が全く分からなかったりするのだ。なので、室温と外気温の両方を計測することができる温度計を設置してみたりしている。

          日日之好日(8月)

          「賢い人の秘密」を読む - ⑤演繹・帰納・類推

          さあ、土曜日だ。 土曜日は、哲学的な目線で、精神・社会・人生などの形而上的な世界の原理を探求していこうと考えている。 現在はクレイグ・アダムスの「賢い人の秘密」を読み進めながら、ボクが受けたインスピレーションを言語化して書き連ねている。 ご興味おありの方はお付き合いいただけると幸いだ。 レトリックのセンスとテクニック レトリック(修辞法)について少し補足させてほしい。 書き言葉であっても、話し言葉であっても、それが洗練されていて、読み手や聞き手の感情に訴えるようなも

          「賢い人の秘密」を読む - ⑤演繹・帰納・類推

          ドラッカーのマネジメントについて学ぼう - ⑳【まとめ】対話からスタートし、ボランティアのようにマネジメントする

          さあ、金曜日だ。 金曜日は、ドラッカーの「マネジメント」について学ぶ日だ。 この本は非常に緻密に書かれており、記事としてはドラッカーが書いた内容を順になぞっていくようなものになってしまうかもしれないと思っているが、可能な限り現代的な解釈をして、わかりやすく解説を加えていきたいと思っている。 先週は「イノベーション」について書いたが、今日は全体のまとめを書いて、このシリーズの最終回とさせていただこうと思う。 組織が守るべき6つの原則 さて、20週に渡ってドラッカーの「マ

          ドラッカーのマネジメントについて学ぼう - ⑳【まとめ】対話からスタートし、ボランティアのようにマネジメントする

          「ファスト&スロー」を読む - ④プライミング効果と認知容易性

          さあ、木曜日だ。 木曜日は心理学を取り上げていきたい。 このシリーズでは、ダニエル・カーネマンが書いた「ファスト&スロー」という本を取り上げて、ボクが読み進めながら受けたインスピレーションを書き連ねていこうと考えている。 ご興味おありの方は、ゆっくりお付き合いいただけると幸いだ。 システム1の機能とシステム2の機能 システム2の主な機能は、システム1が提案した考えや行動を監視し、制御することだ。そしてシステム1からの提案の一部は直接行動に移すことを許可し、その他の提案

          「ファスト&スロー」を読む - ④プライミング効果と認知容易性

          競争戦略論[Ⅰ]を読む - ⑬独自戦略の確立と維持のための6つの原則

          さあ、水曜日だ。 毎週水曜日はマイケル・ポーター著「競争戦略論」をベースに、ボクの気づきや思考をアウトプットするシリーズを展開している。 先週は「インターネットの普及が引き起こす弊害」という記事を書いたが、今週は「独自戦略の確立と維持のための6つの原則」について書いていこうと思う。 インターネット普及時代の戦略 …で、インターネットが「完全に」普及した現在、もう(1990年代のような)インターネット自体が競争優位の源泉になることはない。 結局一周回って、リアルな「自社な

          競争戦略論[Ⅰ]を読む - ⑬独自戦略の確立と維持のための6つの原則

          環境問題を理解する: 企業の社会的責任(CSR)

          さあ、火曜日だ。 火曜日は環境問題について書く日だ。 この「環境問題シリーズ」にはボクの考えが入る余地はない。ただひたすら事実を正確に書くことを目指しているが、将来的に新しい考え方や技術が導入され、ここに書いたことは古くなっていくことをご理解いただきたい。 今日は「企業の社会的責任(CSR)」について書いていこう。 CSRとISO26000 CSRとは「Corporate Social Responsibility」略で、企業が社会の中に存在していくために果たさなければ

          環境問題を理解する: 企業の社会的責任(CSR)

          誰が「物流」を殺すのか - ⑰販売物流と調達物流

          さあ、月曜日だ。 月曜日はボクの得意分野の物流について書く日だ。 先週は「標準化の重要性と5SとKPI」というテーマの記事を書いた。 今日は「販売物流と調達物流」について書いていこうと思う。 サプライチェーンとは ここ5週くらいに渡って倉庫の中のことを書いてきたが、そろそろ倉庫の外に目を向けようと思う。 倉庫の外ではモノは常に動いている。 倉庫以外にモノ=商材を留め置く場所はない。商材は倉庫の外では必ずトラックや船舶、飛行機などに載せられて輸送されているのだ。生産者か

          誰が「物流」を殺すのか - ⑰販売物流と調達物流

          ナンは何でできているのか

          さあ、日曜日だ。 日曜日はボクが書きたいことを勝手に書く日だ。 お気楽にお付き合いいただきたい。 本格インドカレー 先日、カレーを食べた。 本格的なインド料理店に行ったのだ。 勘のいい方はすでにお気づきだろう。 今日は「ナンの話」である。 #なんのはなしですか やっぱりナンでカレーが食べたい お店に出かけてまでカレーを食べたい理由は、なんといってもナンが食べたいからだ。表面はちょっとパリッとした薄い皮で覆われていて、香ばしく、中はモチっとしていて、辛めのカレーをた

          ナンは何でできているのか

          「賢い人の秘密」を読む - ④レトリック(修辞法)と論証

          さあ、土曜日だ。 土曜日は、哲学的な目線で、精神・社会・人生などの形而上的な世界の原理を探求していこうと考えている。 現在はクレイグ・アダムスの「賢い人の秘密」を読み進めながら、ボクが受けたインスピレーションを言語化して書き連ねている。 ご興味おありの方はお付き合いいただけると幸いだ。 レトリック(修辞法)と論証 賢い人の話には説得力がある。 なぜなら、賢い人は論じる技術を知っているからだ。 その論じる技術はアリストテレスが体系化したもので、現代でも「レトリック(修

          「賢い人の秘密」を読む - ④レトリック(修辞法)と論証