科学的に考える人

科学的に考える人です。 「科学的」と言える要素は2つ、高い再現性と明確な因果関係です。…

科学的に考える人

科学的に考える人です。 「科学的」と言える要素は2つ、高い再現性と明確な因果関係です。 主に現場オペレーションを科学的目線で言語化し、できるだけ簡易な方法で業務に落とし込むための仕組みを考えることを生業としています。得意分野は輸送寄りの物流マネジメント。

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記事一覧

固定された記事

まずはサイトマップからどうぞ

科学的に考える人のサイトマップボクがサイトマップを置いた理由 これまでnoteに記事を書いている中で、やっぱりボク自身の書きたいことっていくつかのカテゴリーに分かれ…

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環境問題を理解する: 都市部特有の環境問題

さあ、火曜日だ。 火曜日は環境問題について書く日だ。 この「環境問題シリーズ」にはボクの考えが入る余地はない。ただひたすら事実を正確に書くことを目指しているが、将…

誰が「物流」を殺すのか - ⑤データ管理と省力化をどう考えるか

さあ、月曜日だ。 月曜日はボクの得意分野の物流について書く日だ。 先週は「物流部門(物流担当者)に求められるもの」というテーマの記事を書いた。 今日は具体的ににどん…

梅雨入り予想

さあ、日曜日だ。 日曜日はボクが書きたいことを勝手に書く日だ。 お気楽にお付き合いいただきたい。 2024年梅雨入り予想 5月16日に気象庁が今年の梅雨入り予想を発表し…

ガードナーの「自己革新」について学ぼう - ⑧【まとめ】ガードナーは何を伝えたかったのか

さあ、土曜日だ。 これまで7週に渡ってガードナーの「自己革新」を読み解いてきたが、もうまとめに入るタイミングだ。 結局のところ、この本でガードナーは何を伝えたかっ…

ドラッカーのマネジメントについて学ぼう -⑦凡人の組織に必要なもの

さあ、金曜日だ。 金曜日は、ドラッカーの「マネジメント」について学ぶ日だ。 この本は非常に緻密に書かれており、記事としてはドラッカーが書いた内容を順になぞってい…

マシュー・サイド著「失敗の科学」を読み解く -①失敗を科学的に考えるとはどういうことなのか

はじめに この本は以前から気になっていた。 だって、タイトルが「失敗の科学」だぜ。 「科学的に考える人」であるボクが気にならないわけがない。 でも、まだ読んだこと…

孫子の兵法について学ぼう - 火攻篇~用間篇

さあ、水曜日だ。 水曜日は「孫子の兵法」について書いていく。 このシリーズはかなりボクの思考のバイアスがかかったことを書きそうだ。…っていうか、前回「地形篇~九…

環境問題を理解する: 土壌環境と地盤沈下

さあ、火曜日だ。 火曜日は環境問題について書く日だ。 この「環境問題シリーズ」にはボクの考えが入る余地はない。ただひたすら事実を正確に書くことを目指しているが、将…

誰が「物流」を殺すのか - ④物流部門(物流担当者)に求められるもの

さあ、月曜日だ。 月曜日はボクの得意分野の物流について書く日だ。 先週は「どのように物流を設計すべきなのか?」というテーマの記事を書いた。 今日は物流にどんなこと…

かぜひいた

さあ、日曜日だ。 日曜日はボクが書きたいことを勝手に書く日だ。 お気楽にお付き合いいただきたい。 あー、具合悪い… ゴールデンウィークに入ったあたりから、なんとな…

ガードナーの「自己革新」について学ぼう - ⑦若い人にお手本となる人が必要な理由

さあ、土曜日だ。 土曜日は、ガードナーの「自己革新」を読み解いていこうと思っている。 先週の記事の冒頭にも書いたが、これから書く一連の記事には、ボク自身のバイアス…

ドラッカーのマネジメントについて学ぼう -⑥企業が有しておくべき2つの機能

さあ、金曜日だ。 金曜日は、ドラッカーの「マネジメント」について学ぶ日だ。 この本は非常に緻密に書かれており、記事としてはドラッカーが書いた内容を順になぞってい…

アドラー心理学について学ぼう - ⑦【まとめ】ボクの原体験と理想的な社会の実現

さあ、木曜日だ。 木曜日は「アドラー心理学」について書く日だ。 先週は、人が幸せになるためには、勇気を持つことが必要だということについて書いた。 コミュニティの中…

孫子の兵法について学ぼう - 地形篇~九地篇

さあ、水曜日だ。 水曜日は「孫子の兵法」について書いていく。 このシリーズはかなりボクの思考のバイアスがかかったことを書きそうだ。…っていうか、前回「九変篇~行…

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環境問題を理解する: 水資源と海洋汚染問題

さあ、火曜日だ。 火曜日は環境問題について書く日だ。 この「環境問題シリーズ」にはボクの考えが入る余地はない。ただひたすら事実を正確に書くことを目指しているが、将…

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まずはサイトマップからどうぞ

まずはサイトマップからどうぞ

科学的に考える人のサイトマップボクがサイトマップを置いた理由

これまでnoteに記事を書いている中で、やっぱりボク自身の書きたいことっていくつかのカテゴリーに分かれるなあ…と感じていた。そして、このnoteは機能的にフォルダ分類はできないんだなあ…とも。

少し前から、他のクリエイターの人たちはどんな風に書いてるんだろ?と思って、いろんな人たちの記事を読みに行くようにしている。こっそり読むのもな

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環境問題を理解する: 都市部特有の環境問題

環境問題を理解する: 都市部特有の環境問題

さあ、火曜日だ。
火曜日は環境問題について書く日だ。
この「環境問題シリーズ」にはボクの考えが入る余地はない。ただひたすら事実を正確に書くことを目指しているが、将来的に新しい考え方や技術が導入され、ここに書いたことは古くなっていくことをご理解いただきたい。

今日は都市部特有の環境問題について書いていこう。

大都市の定義

総務省統計局の発表によると、2023年10月現在の日本の総人口は1億24

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誰が「物流」を殺すのか - ⑤データ管理と省力化をどう考えるか

誰が「物流」を殺すのか - ⑤データ管理と省力化をどう考えるか

さあ、月曜日だ。
月曜日はボクの得意分野の物流について書く日だ。
先週は「物流部門(物流担当者)に求められるもの」というテーマの記事を書いた。

今日は具体的ににどんな管理をしていくのか書いていこうと思う。

さて、先週の記事の最後の方で「物流部門(物流担当者)は現場(各部門の出口と入口)に足を運び、下流から上がってくる情報と現場で起きていることのギャップを発見しなければならない。」と書いた。

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梅雨入り予想

梅雨入り予想

さあ、日曜日だ。
日曜日はボクが書きたいことを勝手に書く日だ。
お気楽にお付き合いいただきたい。

2024年梅雨入り予想

5月16日に気象庁が今年の梅雨入り予想を発表した。
それによると、関東甲信の梅雨入りは6月中旬、平年より遅めのようだ。九州、四国は5月下旬とのことなので、もうそろそろといったところか。今年の梅雨期間の総雨量は平年並みか若干多い予想のようだ。

雨の時期の物流事情

梅雨に入

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ガードナーの「自己革新」について学ぼう - ⑧【まとめ】ガードナーは何を伝えたかったのか

ガードナーの「自己革新」について学ぼう - ⑧【まとめ】ガードナーは何を伝えたかったのか

さあ、土曜日だ。
これまで7週に渡ってガードナーの「自己革新」を読み解いてきたが、もうまとめに入るタイミングだ。

結局のところ、この本でガードナーは何を伝えたかったのだろうか。

この本が書かれた時代のアメリカ

ガードナーが「自己革新 (英題はSelf - Renewal)」を書いたのは1964年。今から60年前のことだ。

1960年代のアメリカは激動と変革の時代であった。
アフリカ系アメリ

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ドラッカーのマネジメントについて学ぼう -⑦凡人の組織に必要なもの

ドラッカーのマネジメントについて学ぼう -⑦凡人の組織に必要なもの

さあ、金曜日だ。
金曜日は、ドラッカーの「マネジメント」について学ぶ日だ。

この本は非常に緻密に書かれており、記事としてはドラッカーが書いた内容を順になぞっていくようなものになってしまうかもしれないと思っているが、可能な限り現代的な解釈をして、わかりやすく解説を加えていきたいと思っている。

先週、マーケティングとイノベーションの深堀をしたが、今日は一つ戻って「マネージャーとはどんな職なのか」の

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マシュー・サイド著「失敗の科学」を読み解く -①失敗を科学的に考えるとはどういうことなのか

マシュー・サイド著「失敗の科学」を読み解く -①失敗を科学的に考えるとはどういうことなのか

はじめに

この本は以前から気になっていた。

だって、タイトルが「失敗の科学」だぜ。
「科学的に考える人」であるボクが気にならないわけがない。
でも、まだ読んだことはなかった。

今年の4月20日のお話だ。
ボクの某先輩から「どこかで失敗をなくす研究がされているらしい。それを解説してくれないか?」というメッセージをもらった。彼は「成功から学ぶより、失敗から学んで将来に活かす。これからはそんな仕組

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孫子の兵法について学ぼう - 火攻篇~用間篇

孫子の兵法について学ぼう - 火攻篇~用間篇

さあ、水曜日だ。
水曜日は「孫子の兵法」について書いていく。

このシリーズはかなりボクの思考のバイアスがかかったことを書きそうだ。…っていうか、前回「地形篇~九地篇」について書いたが、かなりボクのアレンジが加わった内容になったと思っている。

孫子の兵法は全13篇で構成されている。
つまり、今回の火攻篇と用間篇で、一旦全体を網羅したことになるので、8週に渡って書いてきた「孫子の兵法を学ぶシリーズ

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環境問題を理解する: 土壌環境と地盤沈下

環境問題を理解する: 土壌環境と地盤沈下

さあ、火曜日だ。
火曜日は環境問題について書く日だ。
この「環境問題シリーズ」にはボクの考えが入る余地はない。ただひたすら事実を正確に書くことを目指しているが、将来的に新しい考え方や技術が導入され、ここに書いたことは古くなっていくことをご理解いただきたい。

ここまで、空、海について書いたので、今日は土壌に関係する問題について書いていこう。

土壌汚染問題

大気や海洋に比べて、土壌の汚染は移動性

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誰が「物流」を殺すのか - ④物流部門(物流担当者)に求められるもの

誰が「物流」を殺すのか - ④物流部門(物流担当者)に求められるもの

さあ、月曜日だ。
月曜日はボクの得意分野の物流について書く日だ。
先週は「どのように物流を設計すべきなのか?」というテーマの記事を書いた。

今日は物流にどんなことが求められているのか書いていこうと思う。

物流部門を置こう

ここまでに、顧客を理解し、その顧客の期待値も把握した。そして顧客の期待値を実現するために必要なモノも、それに対するコストも算出できたので、あとはそれぞれのパーツを組み上げて

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かぜひいた

かぜひいた

さあ、日曜日だ。
日曜日はボクが書きたいことを勝手に書く日だ。
お気楽にお付き合いいただきたい。

あー、具合悪い…

ゴールデンウィークに入ったあたりから、なんとなく喉が痛い感じがしていたのだが、5月3日にはひどい咳が出るようになった。横になると咳が酷くなり、鼻水と痰も出る。そして37℃くらいの微熱があるという状態だったので、ゴールデンウイークの後半は、ボクは茹でて少し冷ましたほうれん草みたいに

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ガードナーの「自己革新」について学ぼう - ⑦若い人にお手本となる人が必要な理由

ガードナーの「自己革新」について学ぼう - ⑦若い人にお手本となる人が必要な理由

さあ、土曜日だ。
土曜日は、ガードナーの「自己革新」を読み解いていこうと思っている。
先週の記事の冒頭にも書いたが、これから書く一連の記事には、ボク自身のバイアスがかなりかかるだろうと思っていて、ガードナーが本来書いていたものと若干乖離するかもしれないことを予めお伝えしておく。

今日は「個人ができることと社会ができること」というお話にお付き合いいただきたい。

楽観主義の重要性

「革新を成し遂

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ドラッカーのマネジメントについて学ぼう -⑥企業が有しておくべき2つの機能

ドラッカーのマネジメントについて学ぼう -⑥企業が有しておくべき2つの機能

さあ、金曜日だ。
金曜日は、ドラッカーの「マネジメント」について学ぶ日だ。

この本は非常に緻密に書かれており、記事としてはドラッカーが書いた内容を順になぞっていくようなものになってしまうかもしれないと思っているが、可能な限り現代的な解釈をして、わかりやすく解説を加えていきたいと思っている。

昨日オフラインでリクエストをいただいた。
それは「②事業とは何か」の回でさらっと触れるに留まった「企業の

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アドラー心理学について学ぼう - ⑦【まとめ】ボクの原体験と理想的な社会の実現

アドラー心理学について学ぼう - ⑦【まとめ】ボクの原体験と理想的な社会の実現

さあ、木曜日だ。
木曜日は「アドラー心理学」について書く日だ。

先週は、人が幸せになるためには、勇気を持つことが必要だということについて書いた。
コミュニティの中に自分の居場所を見つけるためには、そのコミュニティを共存しなければならず、そのためにはコミュニティの中の人たちと横の関係を築こうとする勇気が必要だということを書いた。

今週でアドラー心理学のシリーズを終了しようと思っている。
最終回は

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孫子の兵法について学ぼう - 地形篇~九地篇

孫子の兵法について学ぼう - 地形篇~九地篇

さあ、水曜日だ。
水曜日は「孫子の兵法」について書いていく。

このシリーズはかなりボクの思考のバイアスがかかったことを書きそうだ。…っていうか、前回「九変篇~行軍篇」について書いたが、かなりボクのアレンジが加わった内容になったと思っている。

引き続き暖かい目で読んでいただけると幸いだ。

10. 地形篇 - 自分の立場と責任感

地形篇にはそのタイトル通り、戦争を有利に進めるための陣地を置くべ

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環境問題を理解する: 水資源と海洋汚染問題

環境問題を理解する: 水資源と海洋汚染問題

さあ、火曜日だ。
火曜日は環境問題について書く日だ。
この「環境問題シリーズ」にはボクの考えが入る余地はない。ただひたすら事実を正確に書くことを目指しているが、将来的に新しい考え方や技術が導入され、ここに書いたことは古くなっていくことをご理解いただきたい。

先週は大気汚染の問題ついて書いたが、今週は海洋汚染の問題に触れていこうと思う。

日本に住んでいると、あまり水に対する危機感はない。
しかし

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