千本松 由季

東京都出身。文化服装学院デザイン専攻科卒。マウント・ロイヤル大学小説創作講座修了。英文…

千本松 由季

東京都出身。文化服装学院デザイン専攻科卒。マウント・ロイヤル大学小説創作講座修了。英文小説『Looking at the Sun from under the Sea』がアートギャラリーcSPACE Marda Loopで展示される。映像化した小説をYouTubeで発信中。

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小説『品川から大宮まで』

 秋で、本格的で、赤い葉が上からボサボサ落ちて来る。学校の昼休み。僕はベンチに寝て龍馬の膝に頭を乗せる。彼は僕の巻き毛を弄ぶ。僕は前の学校を退学になってここに来た。龍馬のことは好きでも嫌いでもない。前の学校も男子校で、厳しくて生徒同志の恋愛は絶対だめ。相手は水泳部の部長で、僕は濡れながらプールサイドにいて、彼がプールの中にいて、カッコいいキスをしてて、それを顧問の先生に見られた。龍馬、僕、昨日大変なことになっちゃった。試験勉強で徹夜して、帰りに眠くて寝ちゃって、こっから大宮ま

    • エッセイ『自殺願望という言葉をYouTubeで動画検索したら今直ぐ9-8-8に電話しろ、と出て来て驚いた』

      「自殺願望」と日本語で入力したら、バッと私の住んでいるカナダ政府のサイトに変わって驚いた。「あなたはひとりではない、9-8-8に電話しろ」ということだ。きっと各国語の「自殺」や「自殺願望」という言葉に反応しているのだろう。 まあ、電話はしなかったけど。今回のは、原因が分かっているから。この三日くらい、富士の樹海とか、福井の東尋坊とか、についてのYouTubeを熱心に観ている。 今日は、精神科医で、元自衛隊とかいう、まあまあ男前の人のYouTubeを観ている。ほぼ四時間くら

      • 小説『サラブレッド』

        「オニイサンってさ、なにしてる人?」 「え、オレ? 警察」 「ふーん、いい身体してると思った……。あれ、アタシって、逮捕されちゃうの?」 「なんで? なんにも悪いことしてないだろ?」 「そうよね。あ、でもコレって、御金貰ったら売春よね」 「じゃあ、御金上げないから」 「……え、ソレはヤダ」 「逮捕して欲しいの?」 「そうじゃないけど……あんまり明るいところで見たら恥ずかしい。嫌でしょ。臭うでしょ」 「いいじゃない、臭うの」 「自分でもさ、夏とか短パンで床に座ってて、立膝とかで

        • エッセイ『人の小説にとやかく言うと殺される』

          私のYouTube「百年経っても読まれる小説の書き方」、誰も言わない感想と文章の分析シリーズ。今まで取り上げたのは、夏目漱石、芥川龍之介、梶井基次郎、高村光太郎、太宰治、川端康成、江戸川乱歩、坂口安吾、三島由紀夫、池田満寿夫、村上龍 全ての書評が観られる再生リスト。 今年五月の文学フリマに誘われた。小説家の常世田美穂さんが主催する、全部で六人が書くアンソロジー。それで、御互いにフィードバックと誤植チェックをしましょう、と言われたけど、どうしても言い過ぎてしまう。 難しい

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          エッセイ『6年振りの日本。一番辛かったことはこれ』

          日本で三人、友達に会ったけど、三人共超真面目なんだよね。私の姉もそうだけど。東京でずっと一緒にいてくれたのは、金融関係の仕事をしていて、女性一人で二千万貯めたという凄腕だ。 それで彼女が三日間一緒にいてくれて、随分付き合いのいい人だなー、と感動していたら、どうやら彼女は、私を一人にしておくとヤバいと思っていたらしい。 そんなに心配しなくても大丈夫だよ、と言ったら、心配はしてないけど、って言うから、じゃあ、信用していない? と聞いたら、そういうんでもないけど、野放しにはでき

          エッセイ『6年振りの日本。一番辛かったことはこれ』

          エッセイ『日本で買って来た可愛いもの達』

          嫌なことがあって、酔っ払っているけど、嫌なことがあったから、酔っ払うのはよくない。 普段からショッピング・リストを作って、それ以外の買い物をしない偉い私だけれども、日本へ行っていた時もそうだった。予定外の買い物はしない。 Onitsuka Tigerの靴は二足買うことにしていたから、そうなった。 信じられないかも知れないけど、まだ時差ぼけなんだよね。死にそう。一晩寝ないで仕事に行ったりしている。 今回、絶対買いたかったのは、安くて可愛いアイシャドー。 渋谷の化粧品屋

          エッセイ『日本で買って来た可愛いもの達』

          エッセイ『遂にこの書評をやった。この先の生きて行く目標が見付からない』

          六年振りの日本。電子書籍でも買えなかったこの本を持って帰った! 私はYouTubeで『限りなく透明に近いブルー』の書評をいつかやるぞ、という目標があったけど、実現した今、この先の目標が見付からない。 人間の身体って凄いですよ。日本から帰って来てもう一週間経つのに、まだ時差ぼけ。こっちは夜中の一時だけど、感じとしては午後四時くらいだな、と思って、日本時間を見たら午後五時だった。 小説を書いている人は特に、私の書評『限りなく透明に近いブルー』のYouTubeを観てください。な

          エッセイ『遂にこの書評をやった。この先の生きて行く目標が見付からない』

          エッセイ『6年振りの日本。滞在、最後の日』

          私にとって六本木はいつも大人の街。私の書く小説に何度も出てきた。これからも出てくる。 私の小説の登場人物が、六本木を歩いていて、思いもかけず、いきなり東京タワーを見て感動するシーン。 日本に住んでいる友達に言わせると、東京に住んでいて東京タワーに感動するわけないよ、だそうだけど、そういう問題じゃないんだよね。 月だって何度も見ているけど、いきなり出てくるとやっぱり感動したりする。 渋谷109の前で英語で喋ってみた。 https://youtu.be/WrcLBU9w

          エッセイ『6年振りの日本。滞在、最後の日』

          エッセイ『お父さんと私と弟』

          両親が施設に入るぎりぎりのタイミングで、姉と二人で家中を片付けました。借家だから家具でもなんでも全部出さないといけない。 父はずっと病院で、母は家で車椅子。私は姉に言ったんだよね、一人で片付けるのはのは無理だって。母はまだその家で生活しているけど、私がニ週間、一時帰国をしている内に、母にバレない程度でいらないものを捨てる作戦。 昔の人ってなんでも取っておくから、天文学的なジャンクの山を二人で片付けた。来週、回収業者さんに来てもらう。1トントラック2台分だと言われた。 母

          エッセイ『お父さんと私と弟』

          エッセイ『遂にゲットした憧れの、オニツカタイガー!』

          6年振りの日本。6年前に欲しかったけど時間がなくて断念したもの。 こんなのも。 と、いうことは置いといて、あの日本のテレビにおける食べ物への執着はなんだろう? チャンネルをガチャガチャ回していると、必ずどこかの局で食べることをやっている。3つの局で同時に食べ物のことをやっていたこともある。 さっき海外取材ものを観ていたら、現地でみんなでレストランに入って食べていた。ドラマを観ていてもみんなで一緒に料理をしている。 今、現在は熱海の最新不動産物件みたいなのをやっているけ

          エッセイ『遂にゲットした憧れの、オニツカタイガー!』

          エッセイ『6年振りの日本。父の絵を勝手に海外に持ち出す作戦』

          両親はまだ元気だけど、認知症はある。父は以前、家にある絵で価値のあるものはこれだけだ、と言っていた。ピアノの上に掛けてあって、私にとって思い入れのある絵。 もしこの絵が金目のものだったら、売って姉にお金を渡そうと思ったけど、大したものではなかった。 Yahoo知恵袋に質問したら、即座に回答があった。画家の名前も分かったし、大体の価格も分かった。流石、Yahoo知恵袋! 認知症のある母に、あれがないこれがないと、捜し物をさせられるけど、もうヤダ、疲れた、止めた、と強く言っ

          エッセイ『6年振りの日本。父の絵を勝手に海外に持ち出す作戦』

          エッセイ『北陸の旅。寒い、寒い、寒い、寒い。死にそう!』

          昨日、私の住んでいる所は、マイナス35度だったらしい。いなくてよかった。しかし、日本の家屋は寒い。姉に脅かされていたとはいえ、殺人的な寒さで、昨夜は布団の中でセーターを2枚着てぶるぶる震えていた。 カナダの私のマンションは、1年を通して26度のトロピカルだ。 今、私がいる親の住んでいる場所は、あと車で15分行ったら石川県という場所だ。小学1年の時からの親友に食事に連れて行ってもらった。 ガストで6時間一緒にいた友達はバリバリの銀行員で、この親友は泣く子も黙る看護師長だ。

          エッセイ『北陸の旅。寒い、寒い、寒い、寒い。死にそう!』

          エッセイ『ガストに6時間。ランチと、そのままディナーに突入』

          友達と新宿の紀伊國屋書店へ。私が25冊の欲しい文庫本を選んで籠に入れた。それから郵便局に行ってカナダまで送ろうとしたら、郵便局は送料が高いから他の方法を試してみよう、と友達に言われた。 それで、私がずっと行きたかったガストに連れて行ってもらった。私の小説には必ずファミレスが出て来る。カナダにはファミレスチックな所は極たまにあるけど、ああいうのはないし、ロボット君もいない。 それで、いつも小説のために色々検索するんだけど、なんたって一番行きたかったのはガストだ。他のと比べて

          エッセイ『ガストに6時間。ランチと、そのままディナーに突入』

          エッセイ『「神様とかやってると休み取れなくて大変ですよね」「そんなことないよ。ミカエルもガブリエルもラファエルもいるし」』

          墓参りに行ってきました! お墓とかって写真撮ってもいいの? その後、旗の台駅でうろうろ迷っていたら、そこはあと二駅で洗足池だということに気づき、行ってきました。 私の小説にはいつも洗足池の白鳥のボートに乗るシーンがある。 その後、ふらっと渋谷へ。パルコにて。これがなんなのかは知らない。 YouTubeも撮ってるから観てね。 「百年経っても読まれる小説の書き方」 姉に見せたら、人にそんなことを言うのは百年早いんじゃないの、って言われた。 至福の時。こういうものは私のとこ

          エッセイ『「神様とかやってると休み取れなくて大変ですよね」「そんなことないよ。ミカエルもガブリエルもラファエルもいるし」』

          エッセイ『テロリストの天使達はやぐらの上でメガホンでわめく。良い天使達はその下で盆踊りをする』

          さっき、羽田空港からバスに乗る時、ICカードはお持ちですか? と聞かれ、それってなんですか? と3回聞いてしまった。 ホテルは大井町で、めっちゃ地元。明日は墓参り。結局一睡もできず死にそう。ANAのお姉さん達に一杯ご迷惑をかけてしまった。 小説を書き終わって本当に良かった。悪い子と良い子の天使が一杯出て来る。出発の前の晩、午後6時に出した。死ぬかと思った。400字詰め原稿用紙359枚。落とさなくて良かっった。 天国が舞台で、飛行機に乗ってて本当に天国にいる気分。羽田にち

          エッセイ『テロリストの天使達はやぐらの上でメガホンでわめく。良い天使達はその下で盆踊りをする』

          エッセイ『テロリストの天使がくまさんの縫い包みに爆弾を仕掛けて警察官二人を吹っ飛ばす』

          書かなくてはいけない、締め切りのある小説を書いているけど、なかなか進まない。 可愛い天使がいっぱい出て来る御茶目な話にするつもりだったのに……。 この方が、かなり詳しくプロットについて説明してくださっているので、ご紹介。 それで、可愛い小説になる筈だったのに、なかなか筆が進まないから、ついつい私の好きな警察ものを観始めて…… こんなやつ。日本の白バイは、バイクはHONDAでカッコいいけど、白バイ隊員の制服が好みじゃないんだよね。だから普通の警察官の方が好き。 シャブ

          エッセイ『テロリストの天使がくまさんの縫い包みに爆弾を仕掛けて警察官二人を吹っ飛ばす』