『1、百年経っても読まれる小説の書き方』
ソーシャルメディアのどこを捜しても、書いた小説を批評する、という機能が見当たらない。御互いに読み合うことはあるけれども、いいところを緩く褒め合うだけで、ここはおかしいよ、と指摘し合うことはない。
小説を書く人は、人の意見を聞くのを怖がる。小説というのは、自分の内面の一番繊細な部分を使って書くもので、「小説の書き方」という方便は基本的には存在しないから、みんなは自分自身の設計図に従って、小説世界を創造していく。
だから、書いた小説を批評されると非常に傷付く。小説を書くような