『4、百年経っても読まれる小説の書き方』
保存版。トートロジーを75連発! で、ご紹介します。
一緒に勉強していきましょう。信じられないようなトートロジーもあるけど、これらは実際に最近投稿された小説の中で見付けたものです。かなり個性的なのもあって、面白いです。形は多少変えてあります。
これを読んだら、トートロジーのことは全て分かるようにしてあります。自分の書いている文章が怪しいな、と思ったら、これを再読してください。
トートロジーがあると、この人の小説はいいけれど、文章の書き方を知らないな、と思われる。完成までにまだ時間の掛かる人だと思われる。しかし、書いているうちに、トートロジーはどんどん少なくなる。そうじゃない人もいるけど。
プロフェッショナルで硬質な文章を目指そう!
YouTube「百年経っても読まれる小説の書き方」
77、小説をパワーアップさせる方法 Val. 10 トートロジーの世界。
トートロジー75連発!
1. 一番最初
一番、と、最初、は同じこと。私は書かないけど、喋る時にはつい言ってしまう。
2. 波に乗るサーファー
これはトートロジーの定義である、馬から落ちて落馬する、に相当近い。本当に書いた人がいるのが信じ難い。
3. お揃いのユニフォーム
ユニフォームはお揃いと同義。英語でもそう。
4. 蚊の鳴くような小さな声
書いた人は反省しよう。
5. 何度も繰り返し、反芻する
書いた人は反省しよう。
6. 別のパラレルワールド
パラレルワールドは別の世界にある。
7. 後ろを振り向く
微妙だけどこれもアウト。振り向くのは後ろに決まっている。
8. どうしていいか困惑する
お願いだから、こういうことは書かない。
9. 小さくて質素な部屋
小さい、と、質素は同義ではないけど、並べて書くとおかしい。どうしても両方書きたいなら、別の文に分ける。
10. 無駄がなくて、シンプルで、分かりやすい教科書
同じことを何度も言わない。もっと個性的な言葉を探そう。
11. 両方共
微妙だけど、両方、と、共、は同じこと。センスの問題。
12. オーガズムを感じる
オーガズムは感じるものに決まっている。並べるのはおかしい。
13. 報告書を書く
微妙だけど、やっぱりこれは書かない。同じ漢字が出て来た時点で気が付くはず。
14. 初日だった今日の話題
同じ漢字が出て来る。
15. 小説を創作する
小説、と、創作、は同義ではないけど、余り近い言葉を並べると違和感がある。
16. 大部分が姉や私の知り合いばかりだ
大部分、と、ばかり、は同じこと。
17. 地味で控えめな服を着ている
ボキャブラリーを増やそう。生き生きとした言葉を使おう。
18. 羨む眼差しと羨望の呟き
ここも、同じ漢字が出て来ると、トートロジーなのが分かる。
19. お湯で湯煎してみた
これもそう。同じ漢字。これを書いた人はマジで反省しよう。
20. 過剰な装飾や極端な派手さを避ける
これを書いた人がいるのが信じられない。もっとカラフルな言葉を使って、個性的に書こう。
続く…… あと、55連発!
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