『9、「説明」の多い作品。こうすれば小説らしくなる。百年経っても読まれる小説の書き方』
現代小説の危機
「説明」ばかりする小説、ネットに溢れているけど、その一番の問題は、本人が気付いていないことだと思う。
気付こう。
非常にありがちな「説明」だらけの小説を書いてみる。
……延々と「説明」が続く。
「説明」を回避する簡単な方法はいくつもあって、例文付きで解説をするので、最後まで読んでください。
どうすれば「説明」化を防げるか?
視点と空間
一番単純なことを言うと、ずらずら「説明」をするのが好きな人は、「神視点=ナレーション=三人称」を止めてみる。「一人称」にする。誰かが登場すると、そこに「視点」が現われる。「視点」があると「空間」が見えて来る。
しかし、そういう「説明」好きの人は、一人称になっても一生懸命「説明」をすると思う。しかし、一人称の「説明」は、ナレーターの「説明」より格段に小説らしい筈だ。
「視点」と「空間」が見えてきたところで、今度は……をしてみよう。
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