文献

【文献Abstract】抗血栓薬投与と血尿関連合併症

〈要点〉

・カナダの66歳以上、抗凝固薬、抗血小板薬服薬中の患者約80万人に対し約7年の後ろむきコホートを実施
・患者の基礎疾患は狭心症15%、心筋梗塞3.9%、TIA3.9%、末梢血管疾患3,4%、心房細動3.3%。抗血栓薬は、80万人中アスピリン31500例、他の抗血小板薬27500例、アピキサバン15000例、ダビガトラン43500例、リバーロキサバン88000例、ワルファリン32万例使用

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後十字靭帯再建術を施行したテコンドー競技選手への理学療法

はじめに

テコンドー競技は素早い蹴り動作やフットワークが要求されるため、PCLへの負荷は大きいものと推察される

本症例では、テコンドー競技特有のスポーツ動作においてPCLへの牽引負荷を回避した状態で機能維持ができるかに留意して術後理学療法を行った

具体例の一つとして再建靭帯にかかる牽引負荷を予測するために動作分析による評価に筋電図系を加え、術後管理を行った

症例

27歳男性で、テコンドー

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世界家庭医機構による「五つ星家庭医」の要素

〈要点〉

世界家庭医機構(WONCA)による「五つ星家庭医」の要素
①ヘルスケア提供者:患者を質の高いレベルで、包括的に、継続的に対応する
②意思決定者:患者の思いをくみ取りながら科学的な根拠にもとづき、コストも鑑みて判断できる
③コミュニケーター:治療や予防等も含め健康的な生活について効果的に推進する
④コミュニティリーダー:地域の個人やコミュニティが必要とする事項について地域で活動を行う

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【文献Abstract】郡部地域における産科ケアへのアクセスの影響

〈要点〉

・アラバマ州の郡部において、地域の分娩(L&D)ユニットへのアクセスの有無よる死亡率の差の結果を調査。具体的には、L&Dユニットがあるものとないものの2つのグループについて、乳児死亡率、周産期死亡率、新生児死亡率、低出生体重に基づいて比較を行った。

・乳児死亡率、周産期死亡率、新生児死亡率、低出生体重についてL&Dユニットがある場合には良好な結果を示しており、郡部における産科ケアへの

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膝前十字靭帯再建術後におけるジョギング開始指標の検討

はじめに

膝前十字靭帯損傷はスポーツに起因するものが70%

スポーツ復帰を目的としてACL再建術が施行される

一般的に復帰時期は6~8か月

等速性膝関節伸展筋力や膝関節安定性、パフォーマンステストなどの客観的指標を用いて復帰が決定される

ジョギングの開始は客観的指標による明確な開始基準がない

膝関節機能が不十分であるにも関わらずジョギングを開始することで腫脹や疼痛が増悪するケースも多い

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【文献Abstract】精神科遠隔診療:郡部におけるプライマリ・ケアトレーニング

〈要点〉

・郡部においては人材が不足しており、精神科領域における専門的なチームアプローチが困難である。うつ病のチームアプローチで、精神科遠隔診療の実現可能性を調査するために、2018年にワシントン州の3つの郡部の医療機関にて、継続的な共同ケアと精神科遠隔診療を利用したスタッフと半構造化面接を実施した。
・合計17人の臨床スタッフ、サポートスタッフ、管理スタッフが面接を実施。すべてのインタビュー対

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アキレス腱断裂の手術的治療後のスポーツ復帰について

はじめに

アキレス腱断裂はスポーツによって比較的よく起こるスポーツ外傷だが予後は要注意

今回、競技レベルのスポーツ選手の新鮮アキレス腱断裂再建術後競技復帰までを調査した

対象

競技レベルスポーツ選手

平均年齢25.2歳(22~29歳)

手術方法

内側弓状切開

パラテノンは可及的に温存

断裂アキレス腱をkirchmayer法で縫合

パラテノンとは?

パラテノンとはアキレス腱表層

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【文献Abstract】家庭医の役割に関する認識 ~オピオイド処方と慢性疼痛の管理に関する家庭医の視点から~

〈要約〉

・オピオイドの処方と慢性疼痛の管理に関する家庭医の視点から、プライマリ・ケアにおける医師それぞれのの処方や診療バリエーションの違いが生じる可能性を調査した

・研究調査結果において3つの主要なテーマが浮上した。
 ①家庭医のトレーニングと現在の診療との不一致
 ②家庭医の役割、患者、医療システム三者間の緊張関係
 ③オピオイド処方の見通しに対する診療期間の長さと治療上の医師患者関係の強

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【文献Abstract】高トリグリセライド(中性脂肪)血症

〈要点〉

・中性脂肪(TG)は150mg/dL以上で心血管疾患のリスク増加と関連し、500 mg/dL以上で膵炎のリスクが高まる。高トリグリセリド血症の一般的な危険因子には、肥満、メタボリックシンドローム、2型糖尿病がある。

・高トリグリセリドレベル(150〜499 mg/dL)の管理は、食事の改善と身体活動が主となる。炭水化物の摂取量を減らし、脂肪(特にオメガ3脂肪酸)とタンパク質の摂取量を

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【文献Abstract】2型糖尿病発症に対する食事の関係性

〈要点〉

・全穀物ならびに穀物線維、中等度のアルコールの摂取は2型糖尿病の発症率を下げる一方で、赤身の肉や加工肉、ベーコン、清涼飲料水の摂取は発症率増加に相関していた。
・しかし総じて2型糖尿病の発症と食生活は関連しているという研究結果であったが、あまり質の高い研究はなかった。そのため、2型糖尿病の予防についてはさらなる質の高い研究が求められる。

〈雑感〉

・やはり糖尿病のコントロールと同じ

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