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雑多なアウトプット場です

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最近の記事

息子:3歳児面談

息子ももう3歳を過ぎ、色々なことが自分でできるようになってきました。保育園の面談もオンラインになり、時代の移り変わりを感じます さて最近の息子の備忘録を 人間の尺度は足の速さで測られる:常に1番になりたいお年頃、特に足が速いことが最も求められることで、最近覚えた特徴について、先生の特徴は?と聞いてみると、「足が速い」。ママは?「足が遅い」。○○くんは?「僕より遅い」。ということで、人間は自分より遅いか速いかで分かれるようです。 常に走る練習:最近同級生の女の子は帰る時間

    • デ・キリコ展_202405

      東京都美術館で2024年4月27日~8月29日まで開催されている、ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico:1888-1978)の全体像が把握できる回顧展です。 シュルレアリスムなどに影響を与えた形而上絵画から、第一次世界大戦の残忍さや世界の観察者としてのマヌカンの登場、そしてルネサンス・バロックへの回帰を経て、初期の形而上絵画に戻る「新形而上絵画」へと行き着く。 その流れが、この企画展を見るだだけでありありと伝わってくるので、デ・キリコ初心者でも十分

      • Notionを使った文献・研究のまとめ方

        私は西洋美術史を勉強していますが、この分野は(文系なら大体の領域はそうですが)とにかく文献を読みます。そして読めば読むほど面白く、読めば読むほど最初の方に読んだものは忘れていきます。たとえ内容を断片的に覚えていても、どこに書いてあったかまでは覚えていないので、結局最初から読み始めるか、もしくはまた出会う偶然を待つしかありません。 そうならないために、また有限なる時間を無駄にしないために(というより面白かった感動をいつまでも取っておきたい)、文献とそこから生まれるだろう問いの

        有料
        300
        • 山種美術館 Seed2024_202402

          2024/2/17~2023/3/3まで開催中の「Seed 山種美術館 日本画アワード 2024」に伺いました。コロナの影響で2年延期して、今回が3回目とのこと。ちなみにこちらも学生は無料です! Seedは2019年に大賞を受賞した安原成美《雨後のほほ》を観て感激したので、2024年も観に行こうと思っていました。(過去受賞者一覧) 今回は心に残ったものをあげときます。 早川実希《頁》展示会は絵画と画家のプロフィールしか載っていないので、どういう思いで描かれたかわからない

        息子:3歳児面談

          息子:3歳の誕生日を迎えて

          あっという間に3歳になってしまいました。こないだまで地面でコロコロしてたのが嘘のようです。備忘録として、今の息子の様子を。 恐竜がとにかく好き、ティラノサウルス、トリケラトプス、ステゴサウルス、プテラノドン、ナストケラトプス、テリジノサウルス、モササウルス、エラスモサウルス、マイアサウラ、スティラコサウルス、フクイベナトル、フクイサウルス、、、どんどん覚える、どんどん好き Youtubeもとにかく恐竜が出てくるものが見たいと騒ぐ。お気に入りはSIMO BASEという恐竜の

          息子:3歳の誕生日を迎えて

          『マリー・ローランサン ―時代をうつす眼』@アーティゾン美術館_202402

          東京駅からほど近いオフィス街に位置するアーティゾン美術館で2023/12/9から2024/3/3まで開催しているマリー・ローランサンの展示会に行ってきました。なんと、学生はタダ!企画展だけでなく、常設展も見れるなんて本当に素晴らしい。 正直、ローランサンのグレーがかった顔が不気味だなぁと思って好きじゃなかったんですが、キュビズムから入っていることにかなり驚き、いろいろ背景があるんだと。改めて知識なく絵を鑑賞することと、その当時の社会や画家の生涯を多少なりとも知ってから観ると

          『マリー・ローランサン ―時代をうつす眼』@アーティゾン美術館_202402

          もう一度論文書くなら注意しようメモ

          慶應通信で書き上げた卒業論文を、院試に向けてさらに改良を加えていました。そこで思った事メモ。次論文書くならちゃんと活かそうという未来の私への助言です。 思い出したらまた書く。 文献表は必ず最初から作れ卒業論文のはじめの一歩さえ見えないから、関係あるかなと思った文献、これは違うかもなーと思った文献、すべてをリスト化すること。これは違うなーって思っても、使う時が来たり来なかったりします。あ、これもしかして読んだ事あるなーって思い出した時にリストにないともう一生闇の中です。

          もう一度論文書くなら注意しようメモ

          2023年のお勉強代

          2023年は3月に慶應義塾大学通信過程を卒業し、1年間のサバティカル?浪人?生活を送っていました。主に大学院入試に向けた英語とフランス語、そして専門のイタリア語をやらねばならぬはずでしたが、もっぱらフランス語に時間を割いたように思います。 学費の支払いがなくなったので、ちびちびと色んなものに課金した1年でした。費用面からまとめたいと思います。 まずは、書籍。 - 書籍代:81,350円 簡単な本は図書館で借りて、手元に置いておきたいもの、あとは参考書などをamazonかメ

          2023年のお勉強代

          Palazzo Pubblico(シエナ市庁舎)@シエナ_20231024

          イタリア・トスカーナにあるシエナの市庁舎で、今は美術館として機能しているPalazzo Pubblico。珍しい扇型をしたカンポ広場(Piazza del Camp)に面しており、高い塔はマンジャの塔(Torre del Mangia)と呼ばれています。 Sano di Pietro(1405–1481)が15世紀に描いたカンポ広場で説教する聖ベルナルディーノの後ろには当時の市庁舎が伺えます。ピンク色で鮮やか。その後もう一階層建て増しされたことがわかります。 聖ベルナルデ

          Palazzo Pubblico(シエナ市庁舎)@シエナ_20231024

          『やまと絵-受け継がれる王朝の美-」』@東京国立博物館_202311

          まったく12/3までが会期の美術展の魅力を今日書くなんてどうかしていますが、まとめます。 私はもっぱら西洋美術史が好きなので東京国立博物館(トーハク)はほとんど訪れたことはありませんでしたが、今年に入り何度か訪れています。トーハクの平成館で行われていた『やまと絵-受け継がれる王朝の美-』は、会期中(2023年10月11日-12月3日)3回も展示内容が一部変更されるという(しかも大人は1枚2,100円!)かなり大胆?な展示会となっていました。全然知識のない私でもどっかで聞いた

          『やまと絵-受け継がれる王朝の美-」』@東京国立博物館_202311

          『北宋書画精華』@根津美術館_202311

          南青山にある隈研吾設計の根津美術館で中国北宋時代の書画が展示されている特別展(2023年11月3日~12月3日)に行ってきました。 根津美術館ってすごく奥ゆかしく控えめな美術館の印象ですが、このポスターの一文「ーきっと伝説になる」は、かなり大きく出たなと思いました。 朝10時過ぎに伺ったところ、すでにまぁまぁの人。それでも上野にある美術館の混みようではないので、リラックスして見ることができました。内部はスマホ・タブレットの使用禁止。写真はおろか、メモとして手にすることもN

          『北宋書画精華』@根津美術館_202311

          子連れ3週間フランス・ラグビー旅行

          日本で見たラグビーワールドカップの感動が忘れられない夫は、絶対にフランスに行くぞ!と2年前から意気込み、公式チケットを購入ました。(まだ妊娠してない第二子の分まで買った)本当は予選プールから見たかったものの、全部見ると2ヶ月フランスにいる必要があり、昨今のユーロ・・・とか日本での予定など諸々を勘案し、準々決勝から決勝までの3週間フランスに滞在しました。ラグビーの試合は週末行われれるため、平日の予定はガラ空き。途中フィレンツェ・シエナに旅行し、パリも美術館を多く訪れました。

          子連れ3週間フランス・ラグビー旅行

          読書記録『印象派の人びと ジュリー・マネの日記』_20230926

          女性芸術家はなぜ少ないのかという歴史を調べていた中で、近代になりベルト・モリゾとメアリー・カサットという対照的だけれども画家として生きた2人の女性にたどり着きました。 そして出会った今回の本。ベルト・モリゾとエドゥアール・マネの弟で同じく画家であったウジェーヌ・マネの一人娘ジュリー・マネの日記になります。 amazonだとすごい値段になってるけども、普通に図書館で借りました。 ベルト・モリゾは1841年生まれで3姉妹で親の勧めもあり絵を始めた。彼女はもともとアングルとド

          読書記録『印象派の人びと ジュリー・マネの日記』_20230926

          フランス語学習記録_20230920

          大きなフランス語の試験がひと段落した。結果は良かった。面接でも結構良くできていると褒められた。でも試験を受けている途中から自分のフランス語能力の低さに絶望し、もっと真剣に取り組むべきだったと悔いた。 今考えてみると、相当真面目に取り組んできた。なので自分に絶望するなんて、自分に酔いすぎなんだけれども。改めて、フランス語を続けていくために、言語化することで現状認識して次に活かしたい。 ある時西洋美術が好きだと気づいたタイミングで、西洋を勉強するんだから語学を学ぶ必要が出てき

          フランス語学習記録_20230920

          「野又 穫Continuum 想像の語彙」 @東京オペラシティ アートギャラリー_20230905

          東京初台のオペラシティーアートギャラリーで開催されている野又穫の個展(2023/7/6 - 9/24)に行ってきました。本当はこの前にSOMPO美術館「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」(2023/6/24 - 9/10)(2023/7/6 - 9/24)に行って美術館のはしごをする予定でしたが、10時開館に到着したところ長蛇の列で諦めました。 さて、野又穫作品を鑑賞するのは今回で2回目です。1回目は2018年松濤美術館で開催された「終わりのむこうへ : 廃墟の美術史

          「野又 穫Continuum 想像の語彙」 @東京オペラシティ アートギャラリー_20230905

          興味ノートの作り方

          私は西洋美術が好きで慶應通信に入り直して卒論を書きましたが、その前から興味ある分野の本を読んだ際には読書記録ノートを付けていました。今の時代オンライン上に残すやり方も多く、その手法もとっていますが、あえて物理で作る意味もあると思うので、もしどうやったらいいかなーと考えている人がいればご参考までに。 どんなノートか興味ノートを作る際にある程度前提としていることがあります。 まず、特段レポートなどのアウトプットを必要としない、趣味の本を読んだときに書いています。アウトプットが

          興味ノートの作り方