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滋味飯のすゝめ

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#食品ロス削減

ゴマ豆乳冷やし担担麺のレシピ、とでも言うのだろうか。

ゴマ豆乳冷やし担担麺のレシピ、とでも言うのだろうか。

担担麺の定義をよく知らないのでなんとも言えないが、とりあえず「ゴマ豆乳冷やし担担麺」と呼ぶことにしよう。

最初は宴会で余ったうどんをどうにかするために作った賄い料理だった。
その時にたまたま余ってた豆乳を使い、挽き肉とラー油と豆板醤とでこさえた熱い汁麺だった(と思う)

その料理は個人的にも気に入ってて、家でも作るようになった。
それから数年、様々な改変を経て今では我が家の夏の一品になった。

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七草粥 自由型で3種類。

七草粥 自由型で3種類。

もったいない。
二日前まで1パック598円だったはずの七草セットが100円で山積みにされていた。

僕は思う、
誰も買わないで廃棄されたらこのスーパーは仕入れを減らすだろうか?

正直あまり期待できない。
なぜなら、このスーパーではクリスマスのあとは丸鶏が、正月のあとは伊達巻きや黒豆が……もう何年もそうなのだ。

・叩き売りされた七草は。仕入れの仕組みがどうなってるのか、方針がどうなっているのか、

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夢にまでみた頭料理!-クエをまるごと食べた会-

夢にまでみた頭料理!-クエをまるごと食べた会-

何を隠そう、俺が食品ロス問題に興味を持ったキッカケはこの『頭料理』だ。
高校生の頃にこの料理を知り
「知らないで捨ててる食材を使った料理ってたくさんあるのでは??」
と思い、今ではそれが生業になっている。

・頭料理とはこの料理を知っている人はごく少数だと思うので説明しますと
大分県竹田市に伝わる郷土料理で、ハタやクエなど大型の白身魚の内臓や皮やアラ、エラなど捨てられがちな部位をメインにした料理で

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お~いお茶レシピ2(茶殻はハーブ編)

お~いお茶レシピ2(茶殻はハーブ編)

茶殻をはじめて料理に使ったのは小学生の頃、TVチャンピオンという番組で料理をしたときだ。確か。

元は茶殻を使った料理だったけど、撮影や試食の面で普通の茶葉を使ったんだったかな。かなり前だから忘れちまった。

あの頃は食品ロス問題とかな~んも知らなくて、ただ面白い美味しい食材として扱ってた。
結局、2回戦にはいけなかったけどね…笑

前回のnoteで話しましたがお~いお茶を使ったレシピを考えてくれ

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『ラジオ聴いてくれるかい?』

『ラジオ聴いてくれるかい?』

村上春樹の最初の小説”風の歌を聴け”のひと文だ。

・ラジオの魅力ラジオを聴く習慣は無かったのだが、radikoという便利なアプリを使い始めてからはかなりの頻度で聴いている。
ここ数ヶ月ほぼ毎日、夜にラジオを聴きながら走っている。

ラジオには独特な魅力がある。
目立たない場所にある隠れ家バーとか、一部の地元民しか知らない町寿司とか、そういう独特な魅力だ。

言葉にするのは難しいが、新聞より近く、

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マグロ血合いの佃煮は旨味と栄養の塊。

マグロ血合いの佃煮は旨味と栄養の塊。

何度も言っているがマグロの血合いが好きだ。
美味くて安くて栄養がある。

といっても良い所だけでは無く
傷みやすい、処理が面倒、癖が強い……などの弱点はある。
だからあんまし売ってないし、安価なのだろう。

血合いは鮮度の良い内に処理して、臭みを弱くするか活かす調理をすると美味しくなる。

我が家では血合いは竜田揚げにするのが定番だ。
醤油、酒、生姜、ニンニクで漬けて、片栗粉を衣にして揚げる。

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豚モツとひよこ豆の白ワイン煮込み。備忘録

豚モツとひよこ豆の白ワイン煮込み。備忘録

内臓の煮込みで有名な西洋料理のトリッパ煮込み。
ハチノスと呼ばれる牛の第二胃などをトマトやワイン、シードルなどで煮込んだ物だ。

が、ハチノスなどの臓物はあんまし売ってないし、売ってても結構高い。
『けどたっぷり食べたい!!』
ってな訳で、比較的手に入りやすく、安価な豚のモツで代用。

ううむ…こりゃあ美味いぜ。
豚モツ、牛ハチノス、どっちが良い訳ではなく、どっちも良い!!
豚モツにしか無い魅力が

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おからたっぷりで水切り不要!自家製がんもどき。

おからたっぷりで水切り不要!自家製がんもどき。

自家製がんもどきは美味い。
というか、揚げたてのがんもどきが
めちゃくちゃ美味い。
そのままでも、塩でも、生姜醤油でも最高だ。

でも、作るのは正直面倒くさい。
豆腐に重しをのせて数時間~1日待たないといけない。
作るために気合いがいるし、今すぐ食べたい!って時に作れない。

・おからがんも試行錯誤おからの廃棄率が高いと聞いて、おから料理を色々やっていくうちに、おからは水切りした豆腐と似ているなと

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豚のみぞれ煮。大根を皮ごとたっぷりと。

豚のみぞれ煮。大根を皮ごとたっぷりと。

大根が異常に安い。
気候や例の流行り病の影響で余っているのだ。

近所の農産物直売所でかなり大きめの大根が100円で売られていた。
ずっしり重く、ハリがあり美味そうだ。

ふろふき大根にしよう。
昆布出汁で炊いて、柚子味噌か生姜味噌をのっけて熱々を食おう。

米のとぎ汁で下茹でして、昆布出汁でじっくり炊いて、、、
でも、これは明日にしよう。
もっと染みて欲しいし、何より今日は俺が出掛けるから食べれ

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ぶり大根の生姜と昆布と、大根の皮料理と。

ぶり大根の生姜と昆布と、大根の皮料理と。

寒さには弱いが、寒くなると美味しくなる物が沢山あるので、そこは好きだ。
今日は寒くなると美味しい料理“ぶり大根“について。

最近は煮魚を家で作る機会は減ったんじゃないか…??

市販品の質は良いし、魚は高いし、手間はかかるし、失敗しやすいし、そのわりに子供ウケ悪いし、、、
作らない気持ち、よーーく分かります。

けど、自分で作るといい事もたくさんあるんです。
俺は魚と一緒に煮た生姜や昆布が大好き

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栗の渋皮煮

栗の渋皮煮

秋雨、台風、新米、ひやおろし、、、
すっかり秋ですね🍁

食欲の秋ですから、もちろん色々食べたくなりますよね。わかります🎃🍠
(年中食べてばっかですが笑)

秋の味覚と言えば皆様は何を想像しますか?

秋刀魚?秋鮭?さつま芋?かぼちゃ?柿?梨?ブドウ?

俺の特に好きな秋味は
秋刀魚、梨、栗、です。

今回はその栗を使った料理

渋皮煮栗には鬼皮(外側の硬い皮)と渋皮(内側の薄い皮)があり

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血合いの臭みを旨味に変える一品。

血合いの臭みを旨味に変える一品。

みなさん“血“足りてますか??
なんだかダルかったり
貧血気味だったりしてませんか??

そんな時は“血合い“がオススメです。
“血合い“ってのは魚の血管が集まってる所で、鉄分はじめ様々な栄養がかなり豊富なんです。

運動量の多い赤身魚に多く、中でもマグロやカツオやカジキから取れるのが有名ですね。

といっても
扱っている店は少ないのが現状……

ちょっと大きめのスーパーや、魚屋
などで探すとたま

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あら炊きのある生活。

あら炊きのある生活。

僕があら炊きに関して語れることは少ない。
作り方なんてインターネット上に溢れているだろうし、ましてや秘伝のタレなんてあるはずもない。

しいて言えば、一緒に煮たスライスの生姜は匂い消しでもあるが、具として美味しいので残さずに食べて欲しいと思う位だ。

でも、あら炊きについて書いていこうと思う。
作り方とかじゃなくて
考え方なら多少は話せる。

・賄いとあら炊きその和食屋では寿司宴会や婚礼の仕事があ

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玄米にしたら食卓の嗜好が変わった。

玄米にしたら食卓の嗜好が変わった。

家のごはんを白米から、玄米に変えてみた。
と言っても、完全に玄米ではなく、玄米:白米が1:1の比率である。

最初は、それまでの食卓の中に、玄米が入ってきた感じだったのだが、気づけば玄米ありきの食卓になった。

目に見えて変わった訳ではないのだが、細かい所(味付けやテクスチャー、バランスなど)が玄米に合わせるようになった。

・玄米とは?そもそも、玄米ってのは米を精白する前の物。
米ぬかがついてい

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