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お~いお茶レシピ2(茶殻はハーブ編)

茶殻をはじめて料理に使ったのは小学生の頃、TVチャンピオンという番組で料理をしたときだ。確か。

元は茶殻を使った料理だったけど、撮影や試食の面で普通の茶葉を使ったんだったかな。かなり前だから忘れちまった。

あの頃は食品ロス問題とかな~んも知らなくて、ただ面白い美味しい食材として扱ってた。
結局、2回戦にはいけなかったけどね…笑

前回のnoteで話しましたがお~いお茶を使ったレシピを考えてくれ!!と言われ、色々と作ったんです。
その延長戦で茶殻を使ったレシピを作ろう!となり色々試してみました。

今現在はこの記事で読めます!
もういくつか乗るみたいです。

・茶殻は昆布??

知人に茶を作ってる人がいて、そこのお茶を飲んでばかりなので、市販の緑茶を買ったのは久しぶりだ。
伊藤園、茶葉まで売ってるんですね。知らなかった。

熱い湯でも、水でも、氷でも出してみて飲み比べ。
どれも美味しい。

が、本題は飲み物じゃない。茶殻だ。


前回も話したとおり、お茶は旨味が強い。
その旨味の主成分はグルタミン酸という物で、昆布の旨味と同じだ。

昆布と言えば、、、ってアイデアを出したうちの昆布出汁的な使い方がスープや冷や汁で
昆布〆の発想がこっちだ。

白身魚を昆布の代わりに茶殻で〆てみよう!!

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思い立ったが吉日、とりあえず茹でた鶏胸肉でお試し。
よーく絞った茶葉をまぶし、ラップでピッチリ包む。

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丸1日置いて、切ってみた。

お、爽やか。
それに旨味も補強されてる。まぁまぁ美味い。

けど、ちょっと弱い。
旨味の濃縮とか、保存とかそういう意義を担えてない。
やるなら乾燥状態の茶葉じゃないとなぁ。

けど、それじゃあ今回の趣向に向かない。
とりあえず保留、うん。

また何かの機会に使えるだろう。
こーゆー使いどころ未定のアイデア、いつか全部使ってやる。

・ヒントはサイゼにあり??

一人、ランチをしにサイゼリヤに出向いた。
というのも、ここのエスカルゴは美味いと聞いたからだ。

エスカルゴというか、エスカルゴバターってどんな味だったかな?
と思い、久しぶりに注文をする。
知ってるけど、馴染みの薄い調理法であまり味を記憶してなかったのだ。

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うほ、うんまい。
この値段でこのクオリティを出せるサイゼリヤ、やはり凄いな。
イカスミパスタまで注文しちゃったよ。

スプーンでエスカルゴバター部分を取り出してじっくり観察したり、オイルだけ舐めたり、水で口直ししまくってたり、ちょっと怪しいくらい丁寧に味わった。

ワインを我慢できた俺、偉い。

そうやって味の輪郭や完成形を舌と頭に叩き込んで試作をする。

・茶殻はパセリ??

さて、エスカルゴバターの味を把握できたところで、茶殻で挑戦。
本来はパセリを使うところを茶殻に置き換えて作ります。

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よーく絞って刻んだ茶殻をバターやニンニクと合わせていく。
味見をしつつ比率を調整、計量して、メモしておく。

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キャンディみたいに巻いて冷やすとチューブ状になるので便利。

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とりあえず、牡蠣、ホタテ、椎茸、ズッキーニ、バケットというメンツに乗せて焼いてみる。

うん、いいじゃない!!
パセリとは全然違うけど、良い味。
爽やかでほろ苦くって、ニンニクやバターと合う。

けどちょっとお茶が強すぎるな、微調整をしよう。

・茶殻がオシャレに??

その他の料理の打ち合わせがなんとなく終わったので撮影。
時間なさすぎて、試作もギリッギリ。なんなら当日で完成ってのもある。

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話し合った結果、ムール貝、椎茸、バケットにしました。
可愛らしい。

乗せて焼いてもいいし、別に添えてもいい。

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オシャレな写真や…!!
ほんと素敵。

レイアウトとかも考えてくれて、俺はもう言われるがまま盛り付けて。
素敵に撮ってくださった。ありがたい。

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最終的に茶殻バターは粉チーズを混ぜる事にした。
あのコクと独特の風味は茶の苦味を和ませてくれるし、茶の旨味と合う。

どうしても口に残りやすい茶殻、単体で残ると嫌な感じになるけどチーズが一緒だと後味もいい。

・茶殻はバジル??

この要領で、茶殻を使ってもう一品。
我が家流の簡易グリーンカレー。

我が家ではグリーンカレーとサグカレーの間のようなカレーをよく作る。
ベースはグリーンカレーだけど、ホウレン草などをたっぷりいれてしっかり緑でまろやか。

そんでもって辛味は柚子胡椒。これで柑橘と青唐辛子と塩を一気にいれれるし、日本人に馴染みやすい味になる。

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元来のタイカレーではバジルをたっぷりいれるが、それを茶殻に置き換える。
どっちも独特で爽やかな葉物、類似点は多い。

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具材は鶏肉、ナスビ、パプリカ、タケノコと王道で。自由にアレンジできるようにした。
さっきはバターと合わせたけど、今回はココナッツミルク。
抹茶とミルクも合うように、茶殻とココナッツミルクは合う。

あんま見えないと思うけど、ナスのヘタも食えるよ!!って気付いてくれたら嬉しいなぁ。

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綺麗に盛り付けて、綺麗に撮って貰った。

ほろ苦いカレーという変わったジャンルだけどめちゃめちゃ美味い。
爽やかだし、コクもあるし、茶殻独特の苦味やクセが程よくまろやかになるし、鶏やナンプラーの旨味とも合う。

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こんな変な料理でもOKをしてくれた担当者さんに感謝。
ありがとうございます、ほんとに。

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ちなみにこの飲み物はお~いお茶にレモンとレモングラスをいれたやつ。
シンプルだけど美味しい。
お~いお茶は爽やかな酸味と合う。

・冬のレシピも??

実は、数日前に冬向けのお~いお茶レシピの撮影を済ませた。
内容はまだ秘密だけど中々面白い物になると思う。

今回のテーマはお~いお茶で冬の汁物。
ガッツリお出汁としての特集。

それなりに見応えのあるレシピだと思います。
冬の定番のアレから、こんな物まで?お茶でやります。

もちろんお茶だからこその魅力をギッシリ詰め込んでます。
完成したらすぐに発信しますので、お楽しみに!!


今回は担当者さんがめっちゃ料理好きな方で、話が進んで進んで楽しかったなぁ~~
ちょっとマニアックな料理の話がすぐに通じるのありがたかった。

やっぱ料理って良いですね。

あぁ、記事が出来るのが楽しみだ。

前から好きな若手バンド。
穏やかで尖ってて好き。

秋ってこういうの聴きたくなる気がする。


おしまい。

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