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おからたっぷりで水切り不要!自家製がんもどき。

自家製がんもどきは美味い。
というか、揚げたてのがんもどき
めちゃくちゃ美味い。

そのままでも、塩でも、生姜醤油でも最高だ。

でも、作るのは正直面倒くさい。
豆腐に重しをのせて数時間~1日待たないといけない。
作るために気合いがいるし、今すぐ食べたい!って時に作れない。


・おからがんも試行錯誤

おからの廃棄率が高いと聞いて、おから料理を色々やっていくうちに、おからは水切りした豆腐と似ているなと気付き、おからがんも作りを始めた。

おから料理まとめnote

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最初の頃は生おからを豆腐に混ぜてやっていた。
生おからは水分もそこそこ含まれているので、結局豆腐の水切りが必要なのだが、味はそこそこ美味しかった。
ちょっと口当たりがボソボソしてるけど、それはそれで美味いという感じ。

そして今日、おからパウダーなる物を使ってみたらコレが超優秀で……!!
きめ細かくて滑らかで、使いやすくて、賞味期限も長い
しかも、おからパウダーを使えば豆腐の水切りもいらない!!
驚き桃の木山椒の木、なんてこったパンナコッタですよ。

せっかくの美味しいレシピなので共有しようと思いここに書き記しますね。
おからの消費量が増えることを祈りつつ。

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・材料

・生地ベース(一口サイズ30個分くらい)
木綿豆腐:1丁(300g)
おからパウダー:30g
卵:1個
大和芋(すりおろし):60g
片栗粉:10g
塩:2g
醤油:小さじ1
好きな具材:50~100gくらい

卵、片栗粉、魚のすり身、ひき肉などを入れるとしっかり弾力のある物に仕上がり、大和芋や水分が多いとフワッと仕上がる。
大和芋が無ければ長芋+片栗粉5gで代用も可。
醤油はあれば薄口で。

・具材(例)
今回は人参、ゴボウ、れんこん、椎茸、キクラゲ、生姜、海老、ひじきを入れた。

枝豆、銀杏、おくら、シソ、百合根、ひき肉、などなどをいれても良い。

香り、旨味、歯応えの観点で具を調節するとバランスが取りやすい。
詳しくは後ほど。

・作り方

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①生地を混ぜる。

豆腐をクリーミーになるまで混ぜる。
ホイッパーやハンドブレンダーなどで混ぜても良いし、網で漉しても良い。
よく混ざったら生地の材料を全部入れて更に混ぜる。

固さの基準はポテトサラダくらい。
柔らかすぎると綺麗に揚がらないので注意。

・柔らかい場合
おからパウダーか片栗粉をいれて固くする。
おからパウダーは豆の香りがつきサクサクふわふわ。
片栗粉は香りはなく、もちもちになる。
・旨味や弾力が欲しい場合
魚肉すり身や鶏挽肉などを混ぜると良い。
入れすぎるとさつま揚げみたいになるが、少量混ぜる分にはかなり美味い。
白身や海老のすり身がオススメ。

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②具材を刻む。
入れる物によりけりだが、基本的に火を入れておくと揚げてる最中に水分が出にくい。

人参、ゴボウ、キクラゲは千切り、蓮根は5ミリ位の角切りしサッと下茹で。
ひじきはぬるま湯で戻す。
海老は茹でてからサイコロ切り。
生姜はみじん切りで食感が残るように。

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③具と調味料を混ぜる。

水気をしっかり絞った具材を混ぜる。
揚げたりレンチンで味見をしつつ味や固さの調整をする。

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醤油を入れると焦げやすくなるので塩で味を調節するのがオススメ。
ちょっとゴマ油を混ぜると香ばしくって美味い。

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仕上がりはこんな感じ。
手で綺麗に丸められるような固さが良い。

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④丸める

両手にしっかりゴマ油を塗り形成する。
一回に揚げれる分を丸め、油に入れるときに1個1個凹ませて揚げていくのが好き。

一番簡単なのはまん丸にして揚げる方法だけど、火が通るまで時間がかかるのでパサつきやすい。
小さめに作るならばまん丸もオススメ。

丸める油はなんでも良いけど、ゴマ油で丸めると良い具合に香りがつく。
揚げ油にゴマ油は値段的に厳しいけど、丸めに使うくらいならちょうど良い。

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⑤じっくり揚げる

低温の油で揚げる。
ずっと弱火で、10~15分くらいかけて揚げる。
サラダ油で揚げてます。

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最初の5分くらいはなるたけ鰆ないで、気長に待つ。
鍋肌にくっついた場合も火が入ると、ある程度簡単に剥がれるから焦らないで。

量はこの油に対してこの位がマックス。
時間がかかるので、他の事をしながらゆっくり作ろう。

約5~7分揚げて下面がきつね色になったらひっくり返し、両面が良い色になったらOK
とにかく弱火で待つべし。

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⑥揚げあがり

写真のように、ちょこっとだけ油につけて数秒してから引き上げると油の切れがかなり良い。
油は温度が高い方がサラッとしているので、このやり方はかなり優秀。
揚げ物全般に使えるテクニック。

揚げたてを齧り付けるのは作り手の特権ですから、食っちゃいましょ!!

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網に乗せるにしても、リードペーパー等を敷いておくと余計な油を吸ってくれるので重たくなりにくい。

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・保存と活用について。

冷めたらバットに広げて冷凍して、バラバラにしてから袋にいれて保存がオススメ。

おからパウダーを使って簡単にしたと言っても結構大変な料理なので、やるにはまとめてたっぷり作りたい。
解凍して使うときは、レンチンでも、常温解凍でもOK

そのままトースターに入れて数分焼けばカリッとするし、そのまま煮物でもOK
おでんにも良いし、おつまみにも良いし、うどんとかに入れるのも最高。

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でも作った日は、揚げたてを大根おろし生姜醤油で食うのがオススメ。
最高にうめえぜぇ……!!
あぁ、さっき食べまくったのに、もう食べたい。

・おからパウダーと豆腐の水切りについて

豆腐の水切りって結構アバウトなんですけど、だいたい重量が2/3ぐらいになるのが目安でして。
んで、おからパウダーは物によりけりですが、パウダーの5倍の水分をいれて戻すのでやりましたので

300gの豆腐から100gの水分が出る。
20g分のおからパウダーがその水分を吸う。
って感じです。

え?おからパウダー30gって書いてあったって?
それは卵や大和芋、醤油や具の水分を考慮しての事です。
決して計算ミスでは無いですよ。

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自家製がんもは水分が多すぎて失敗することがよくあるので、ちょっと固めくらいがちょうど良い。
そして卵や大和芋が多いくらいが美味い。
慣れてきてもっとふわふわにしたいって方は20gでやってみても!!

・具のバランスについて。

自家製の魅力のひとつに好きな具を入れれる事がある。
せっかく具をいれるならバランス良くやりましょ。

旨味、香り、歯応え、などの役割でかぶらないように気をつける!!
これに気をつければOKです。

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・旨味系(肉魚)
海老、ひき肉、カニなど
・旨味系(キノコ)
椎茸、マイタケなど
・香り系
生姜、しそ、など
・歯応え系
枝豆、銀杏、蓮根、など

ここら辺がかぶると、せっかくの具材の魅力がぶつかり合って半減してしまいます。
各種1個ずつ位が良い。

後は好きなように。
人参、ゴボウ、キクラゲ、ひじきなんかはそんなに主張が強くないので、良い感じに。

もちろんキノコ尽くしがんもどきなんてのがあっても良いんだけど、そこはある程度慣れてから調節してみてください。


・おわりに

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今日のがんもどきは海老を混ぜた。
殻や尻尾はもちろん出汁に。
味噌汁がうめえんだなぁ。。

こういう気軽にできる使い切りを大事にしていきたいな。

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ちなみに今日の献立は
赤飯
海老出汁の味噌汁
ブリと鯛の刺身
揚げがんも
カボチャのそぼろ煮

でした!!大満足!

おからめっちゃ美味いのに廃棄率かなり高いんです。
栄養も豊富だし、安いし、、、使い方知ってたらかなり優秀な食材なんで
見つけたら是非手に取ってみてくださいね。

ではでは、また!


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