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滋味飯のすゝめ

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地味で滋味深い料理の作り方、考え方のマガジンです。 無料 有料混ざってます。
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#エッセイ

やっぱり朝ごはんが好きだなぁ。

やっぱり朝ごはんが好きだなぁ。

人様の家に泊めて貰う機会が多い。
僕は人の家に泊まるのが好きだ。そりゃ多少は慣れてきているが非日常的だ。
目覚めたときに数秒考えるけどそれもいい。楽しい時間だ。

その中でも特段好きなのは朝ごはんを作る事だ。
これはもう趣味だ。
僕は酒に強くないけど酒が好きなので大抵一番最初に酔い潰れる。
そして一番最初に目を覚ます。

そういう訳もあって皆が寝てる隙にひっそり朝ごはんを作るのだ。

米を炊き、味

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食エッセイー即席茶として抹茶を常飲してみよう。

食エッセイー即席茶として抹茶を常飲してみよう。

作法やマナーは大事だがそれに縛られすぎると文化が狭くなってしまう。
それだけじゃないけど、抹茶を気軽に飲もう。美味しいし。
感覚的にはココアを練って作るのとかコーヒーを落とすのと同レベル。

そりゃね、茶道において作法は大事だ。
けど茶道じゃ無い即席茶としての抹茶なら作法もいいべさ。
作り方は簡単。

お椀に抹茶とお湯いれてチャカチャカするだけ。

・作法について一応ね、軽くだけど習ったんです。

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おいもどらやき。

おいもどらやき。

さて、今日はどらやきの話をしましょう。
パンケーキでもドーナツでも、鯛焼きでも無く、どらやきです。

『私はどらやきよりドーナツ派だ』という皆様には読むのを無理強いしません。
この記事でも読んでホットコーヒーでも飲んでください。

読んでもたいして実利の無さそうなどうでもいいnoteですが、なんか書きたいので書きます。
どうぞよろしく。

今日は秋の味覚。お芋。

好きな甘い物ランキング1位がドー

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oh!!おでん🍢🍢

oh!!おでん🍢🍢

ある昼、きしめんを茹でていると電話がかかってきた。
電話のベルが12回鳴って消えた。と言いたいところだが、携帯電話の設定でかバイブ音だけで気づけなかった。

できあがった料理の写真を撮ろうと思い携帯を開いたら、画面には不在着信が二件と留守電が一件。
電話をすると言われていた人だ。

まぁ良い、急ぎではないし。
なにより麺類を熱々で食べること以上に大切な事なんて人生にそう多くない。

固めにきしめん

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ドーナツ慕情。

ドーナツ慕情。

ドーナツが好きだ。
どれくらい好きかと言うと、朝から晩までドーナツ屋巡りをしたくらいには好きだ。

”なんたってドーナツ”というエッセイ集を読みはじめ、俺の中のドーナツ熱がまたフツフツと湧き出した。
(読むとドーナツ買っちゃうから、まだ半分しか読めてない)

・僕の好きなドーナツ

昔ながらの揚げたリングドーナツが好きだ。
焼いたドーナツ好きだ。
蒸したのも良いが、あれは別ジャンルだと思っている。

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あら炊きのある生活。

あら炊きのある生活。

僕があら炊きに関して語れることは少ない。
作り方なんてインターネット上に溢れているだろうし、ましてや秘伝のタレなんてあるはずもない。

しいて言えば、一緒に煮たスライスの生姜は匂い消しでもあるが、具として美味しいので残さずに食べて欲しいと思う位だ。

でも、あら炊きについて書いていこうと思う。
作り方とかじゃなくて
考え方なら多少は話せる。

・賄いとあら炊きその和食屋では寿司宴会や婚礼の仕事があ

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トマトに塩をかければサラダになる。

トマトに塩をかければサラダになる。

約25年前、王様のレストランというTVドラマで、“ミッシェル・サラゲッタ“というフレンチの巨匠(架空の人物)がコメントしたとする名言だ。

レストランが舞台のコミカルな人間ドラマで、ミッシェル・サラゲッタの名言も面白いので興味があれば是非。

25年も前の作品だが
いまだに色褪せない面白さがある。

今回はそんなドラマの話、、、ではなく
料理に手を加えすぎなくても良い。
って話をしよう。

『トマ

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弁当作りを徒然と。

弁当作りを徒然と。

訳あって突然、2食分の弁当を作ることがあった。
昼と夜の分、体調悪いけど食欲がある、好みはよく知ってる、仕事じゃないし『余り物とか冷凍したの詰めればいいかな〜』と思いつつも

久々に弁当を考えたら楽しくなったので、買い物に行かないで済む範囲で頑張ってみた。

高校の3年間毎日弁当を作ってたのや
和食屋の折り詰めやお節を作ったり
路上で弁当販売をしていた経験もあり
弁当作りには比較的慣れている。

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ハリラスープは懐が広い。

ハリラスープは懐が広い。

モロッコの定番料理ハリラスープ

トマト、豆、スパイスが必須で、それに好きな野菜や米、肉やパスタなどを入れる、アレンジしやすい料理です。

日本でいう、味噌汁的なポジションにいるそう。

出汁がトマト
具が豆
味噌がトマトと塩
みたいな感じ。

ふっくらした豆、酸味を立たせたトマト、後を引くスパイスの香りがマッチした美味いスープです。

ミネストローネほど具を入れずに
できるのも良い。
ご飯やマカ

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茹でナスの基本と、冷やしなす。

茹でナスの基本と、冷やしなす。

夏野菜の代表格“ナス“
今回は茹でるという調理で美味しくしましょう。

基礎知識、茹で方、そして“冷やしなす“のレシピ、の三本仕立てになってます!

・ナスの色素について。コツをいくつか覚えておくと、色鮮やかに仕上がります。
ナスの色素は黒豆やブルーベリーなどにも含まれるアントシアニン色素の仲間です。
(ナスニンと言います)

アントシアニン色素は、pH、温度、金属などと反応しやすいので、そこに気

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苦労以上に美味しい冬瓜~下処理と基礎編~

苦労以上に美味しい冬瓜~下処理と基礎編~

下処理に手間がかかるし、売ってるサイズ大きすぎるし、なんかパッとしないし……と敬遠されがちな冬瓜。

実際大変なんですけど、それでも苦労以上の美味しさがあるので、毎夏たくさん拵えるんです。

出汁をよく吸う性質、あの独特の青臭さとみずみずしさ、熱々の煮物や餡掛け、キンキンにした冷やし煮物、、大好きなんです。

今日はそんな冬瓜の下処理の基礎やコツを。
次回は、冬瓜を煮る基本とコツ、特製鶏団子のレシ

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かぼちゃと、バターと、砂糖と、蜂蜜と。

かぼちゃと、バターと、砂糖と、蜂蜜と。

南瓜、pumpkin、かぼちゃ。
冬至やハロウィンのイメージが強いが旬は夏。

まさに、今が真っ盛り。

我が家のかぼちゃ料理で一番多く出てきたのは、バター煮。
「お父さんはバター煮にしないとかぼちゃ食べないから。」
って母親から聞いた気がする。

あれ、あの料理は父親の母(祖母)に教わったんだっけな?

細かい事はいいや。
バター煮の作り方は簡単。

・かぼちゃバター煮

切ったかぼちゃ、ひたひ

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ウシのハートと細いアスパラガスを炙る。

ウシのハートと細いアスパラガスを炙る。

そろそろアスパラガスの旬が終わる。
祖父の畑の駐車場に何故か生えていたのを思い出す。

昔の昔、1回植えただかで、手入れせずとも毎年勝手に生えてくる。
全ては収穫せずに、伸ばしておくと、アスパラガスは花を咲かす。

すずらんのような小さな花だが
見た事があるだろうか?

今日は、細身のアスパラガスが売っていたので買ってみた。
太めのほうが美味いと言うが、皮を剥かずとも食える細身の良さもあると思う。

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梅雨の昼下がりにスコーンを焼く。

梅雨の昼下がりにスコーンを焼く。

無性に焼き菓子を作りたい時がある。
まさに今日はそんな日だ。

家で焼くお菓子は簡単で美味しいものがいい。
洗い物が少なくって、手間暇かからなくて、材料がシンプルなのがいい。

俺がよく焼くのは、ビスコッティ。
ナッツとチョコの入ったザクザクした焼き菓子。

前にビスコッティのnote書いたこともある。
でも、たまには違う物を焼こうかなと思い。

『そうだ、スコーン焼こう。』

となった訳だ。

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