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ハリラスープは懐が広い。

モロッコの定番料理ハリラスープ

トマト、豆、スパイスが必須で、それに好きな野菜や米、肉やパスタなどを入れる、アレンジしやすい料理です。

日本でいう、味噌汁的なポジションにいるそう。

出汁がトマト
具が豆
味噌がトマトと塩
みたいな感じ。


ふっくらした豆、酸味を立たせたトマト、後を引くスパイスの香りがマッチした美味いスープです。

ミネストローネほど具を入れずに
できるのも良い。
ご飯やマカロニなんかを入れたら
主食になるしね。

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夜ごはんにしたけど
朝これを食べるのも格別だろうな。
冬場でも美味いんだけど、
ジメっとした梅雨に食べるのもいいもんだ。


作り方は簡単。
具を炒め、トマトを入れ、豆を入れて、スパイスと塩で味付けするだけ。

今回は、ちょっと日本人に合うようなテイストでやってみた。
細かめの解説もつけるのでぜひ。

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・材料

-基本-
トマト缶:1缶(約400g)
水煮豆:2p(約100g)
スパイス(好みで):好きな量
塩:小さじ2
油(オリーブオイルが良い):小さじ1

これがあればとりあえずOK
好きな野菜や肉、きのこなんかを加えて。

ひき肉:50g
人参:1/2本
キャベツ:100g
レタスの芯:50g
干し椎茸:2個
ニンニク:1/2欠
ネギ:20g
生姜:5g
醤油:小さじ1
バルサミコ酢:小さじ1


・野菜は甘味と旨味を重視したが、よほど癖が強くなければOK
トマトに合うのが大切。
・肉類は少し入ると旨味になるので欲しい、ベーコンやウインナーのような加工肉でも、ひき肉や切り落としでもOK
・バルサミコ酢を少し入れるとまろやかな酸味が足されて美味い。


今回のスパイスは
胡椒、クミン、唐辛子、バジル、オレガノ、ローズマリーを使用。
トマトとの相性を重視。
クミンは特に相性が良い。
スパイスが無ければカレー粉少しでもOK


・作り方

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①鍋に油を敷き、ニンニクと肉を弱火で炒める。

馴染ませたいスパイスあれば最初から入れても良い

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②色がついて香りが出てきたら、細かく刻んだ野菜と塩(半量)を入れる。

塩の力で水分を出して蒸し焼きにする。

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③少し水を足し、蓋して弱火でクタクタになるまで加熱。
弱火でやると甘味や旨味がよく出る。

分厚い鍋でやると更に甘さが出やすい。

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④野菜が煮崩れてきたら、トマトの2/3とバルサミコ酢をいれ蓋せずに煮詰める。

トマトソースのようなイメージ

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⑤写真くらい水分が飛んだら、残りのトマトとスパイス、豆、水をいれ10分ほど煮る。

後入れのトマトの力でフレッシュな酸味を生かす。

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⑥豆が柔らかくなったら、残りの塩、醤油、スパイスなどで味を調整し完成。

バジルなど彩り豊かな物を散らしても良い。


・アレンジ

ほんとに自由。
味噌を入れたら味噌汁、カレールーがあればカレー。
みたいにトマトと豆とスパイスでハリラスープ。

その日あるものを入れよう。

例えば、サラダには固いレタスの芯、ピーマンの種とワタ、ナスのヘタ、余り物の煮物、なんでもいい。
捨ててたものでも刻んでスープにしたらいい味出すかもよ。

トマトの旨味は色んなものを受け止めてくれるから、そんなに気にしないでいこう。

余ったのを煮詰めて醤油入れたら肉に合うソースにもなる。

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・おわりに。

料理に慣れると、組み合わせの善し悪しが分かってくる。
トマトとレモンの酸味は合うのに、トマトと梅の酸味は合わない?みたいな感じ。

それを美味いこと合わせていけたら美味しいもんに仕上がる。

もし、失敗しちゃって変わった味になったら
ケチャップ、醤油、チーズ、コンソメ、あたりを入れれば大抵は美味しくなります。

強烈な旨味に頼るのもあり。
頼らずにやれば素材味。
それもまたよろし。って事でしょうか。

汁物は意外と懐が広いから、挑戦を受け止めてくれる。

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