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やっぱり朝ごはんが好きだなぁ。

人様の家に泊めて貰う機会が多い。
僕は人の家に泊まるのが好きだ。そりゃ多少は慣れてきているが非日常的だ。
目覚めたときに数秒考えるけどそれもいい。楽しい時間だ。

その中でも特段好きなのは朝ごはんを作る事だ。
これはもう趣味だ。
僕は酒に強くないけど酒が好きなので大抵一番最初に酔い潰れる。
そして一番最初に目を覚ます。

そういう訳もあって皆が寝てる隙にひっそり朝ごはんを作るのだ。

米を炊き、味噌汁をこさえ、魚を焼いたり卵を焼いたり、漬物を即席で作ったりね。
前日の宴会の残り物をどうやって朝メシにするかを考えるのも大好きな時間なのだ。

今日はそんなある日の朝ごはんの話し。


・朝焼けと茶と献立。

優雅な朝を迎えた、夜明け前に目が覚めもう寝れないことを察したので朝焼けを眺めながら熱い茶を飲む。
オーシャンビューって言うんだっけ?海沿いのテラスで朝の冷たい風を浴びながら飲む熱い緑茶はいつもの数倍美味しい。
吸わないけど、こういう時に煙草をふかすのは気持ちいいんだろうなぁ~とか思う。


晩の宴会の余り物を確認し、使うべき食材や使えそうな調味料を把握。
さて、宴会で使う予定だったけどボリュームの関係でやめたカマスをメインにするのは確定した。

味噌汁は豆腐だな、あとは焼き茄子と焼き鶏手羽も少しだけあるから味噌汁にいれちまえ。コクが出るだろう。

そのまま残ってる胡麻白和えは添え物に、薬味類は混ぜて酢の物にしよう。

ごはんは新米を持ってきて良かった。
ホタテと銀杏もあるし炊き込みごはんにしようかな。
ついでに卵でだし巻きにしようかな?
うん立派立派。


こういうのを茶を飲みながら考えるのだ。
使いたい、使うべき食材を羅列し、朝食のパーツを埋めて肉付けしていく。
大抵は和食にする。
ごはん物、主菜は魚か卵、それに味噌汁。いいじゃないか。

朝ごはんってのはたいていの人が(僕もそうだ)一番手を抜く食事なので、少し力をいれるだけで豪華な食事になるのだ。
夕食だったらこうはいかない、朝食は伸びしろがあるのだ。

・朝ごはんの献立

カマスの塩焼き
菊花とミョウガの酢の物
秋の実の胡麻白和え
だしまき玉子
ホタテと銀杏の炊き込みごはん
豆腐と焼き茄子の味噌汁
熱いほうじ茶

このお皿めっちゃ秋っぽくて素敵だ。

カマスはマース煮にしようと思ってたんで開いたりせずに塩焼き。
フライパンでもそれなりに美味しく焼けるんです。
添えたのは青レモンと庭に生えてた大葉。こういうその場のノリで作る料理も好きよ。

酢の物は茹でた菊花が少しと刻んだミョウガ、それにガリがあったので合わせてみた。
酸味で目を覚ましていきたいもんだ。

胡麻白和えは前日の余りをそのまま。

炊き込みごはんはルクルーゼ的なほうろう鍋で。
具材は余りのボイルホタテ、銀杏、早煮昆布を刻んだもの。
塩と酒、少しの醤油で味付け、ホタテと昆布から旨味がでるので出汁はなくてOK

炊き上がりにカイワレ大根をいれて蒸らしたんだけど、ちょっと辛味と青臭さが出たのでもうちょっとタイミングを早くいれるか、茹でてからいれた方がよかったなぁ~反省。

だし巻きは卵3個に出汁100ccくらい。
マックス180ccくらいはいれれるんだけど、出汁多すぎると焼けた瞬間から出汁が溢れるからね、3個に100くらいが良い感じ。

お味噌汁は早煮昆布を結び昆布にしたので出汁を、具材は豆腐、余り物の焼き茄子と焼いた鶏手羽。
味噌汁ってのは懐が深いので色んな具材をいれれる、意外と焼いた物を具にするのも面白いもんです。

一眼レフのカメラで撮ってもらったの綺麗。

鍋炊きごはんは食卓で鍋から盛るのが嬉しいよね~

ちなみにお茶は自家製ほうじ茶、日本茶も好きだけど、ほうじ茶は淹れる温度が高いので寒い朝にピッタシ。
僕が焙じるのはかなり深煎りなのでエグみや苦味がでにくくて楽ちん。
まとめてたっぷり淹れれるので扱いやすい。なにより美味い。

うん、とってもいい朝ごはんだ。

そりゃ反省点はあるけどね、魚の焼き具合とか、味噌汁の豆腐のタイミングとか、炊き込みごはんのカイワレとか、、、
けど良い、しっかりした朝ごはんは身体に染みるのだ。ね。


朝ごはんを食べて貰う瞬間の反応が好きだ。
飲んだ朝、ダルい身体で味噌汁を飲んだあの瞬間の反応はもうね、誇張も誤魔化しもない素の人間だと思うんだよね~~

料理する喜びは色々あれど美味しそうな反応を見れるのが一番だなぁ~

・前日のごはん会の備忘録

友達の料理人と別の友達の料理人が出会って話しをしたみたいで、ごはん会をすることになったみたいだ。
そして共通の友人である僕がお呼ばれしたって訳です。

詳細はあんまし分からずに向かい、ご当地スーパーで買い物をしながら相談をする。
僕はおつまみ系を担当。

詳細はTwitterにて。

ここで見て分かるように、胡麻白和えが余ってたり、茄子と鶏が残ってたりしたわけですよ。
そういうのをアレンジする力というか、そういうのに関してなら並の料理人には負ける気がしない。


それにしても楽しい会だったな~
変な料理人の会話はもちろん、各々ジャンルが違うので様々な専門的な会話が出来るの楽しい。
コーヒーの事を教わったり、生パスタの話しをしたり、推しキノコの話しができたりね。

・朝ごはん良い写真

古民家で泊めて貰う事がたまにある。
そこでの朝ごはんは家の雰囲気やお皿に合わせて和食にしがちなのだ。

真マスの塩焼きと玉子焼き、キュウリの生姜淺漬け。

このお皿が素敵でさ、僕はこういう料理を毎日作りたいのだ。
仕事としてお店でやるのか、寮とか社宅とか会社の食堂なんてのもいいな、いつか朝ごはん屋さんやりたいな。

まぁ仕事でやってた時期があるから辛さはよく知ってる。

同じお皿で、この日は塩サバ、玉子焼き、水茄子の生姜浅漬け、トマト。

水茄子は漬物にピッタシなのだ。
この日のサバは家の近くで釣れた物らしいが、ずっと冷凍庫で眠ってて
僕が即席で一夜干しに。塩と酒で。
バリッと焼くのうめえんだ~

もちろんごはんと味噌汁はありますわよ。
畳の部屋でちゃぶ台で和朝食を食べるの好き。

あと、味噌が家によってかなり違うので面白い。
自家製、田舎味噌、赤味噌、数種類ある家、味噌が無い家、、、
色んなパターンがあるので毎回どうするか悩む、それが楽しい。

赤味噌の時はカツオをしっかり効かせて、みりんと醤油を少しいれて味を整えて。ってね。
楽しいし美味しいんだ。

時にはごはんじゃなくて粥ってパターンもある。
サツマイモ茶粥、干物、甘い卵焼き、野菜と豆の浅漬け。

奈良で食べてから僕は茶粥のファンだ。香ばしくってほろ苦くて優しく身体が目を覚ます。
そこにサツマイモをいれるのも好きだ。合うんだ~

干物の町、小田原の美味しい干物屋の干物を色々焼いて好きなのをシェアできるのも素敵な時間。
あぁあの日の朝の光景を今も覚えている。

・おわりに

偉そうな事を書いてても朝メシを食う確率は半分くらいなアタシ。
いいんです、それもいいじゃない。

だからこそ人様の家で料理するときにくらいは気合いをいれて作るさ、たまにでいいのさ、休日だけでもいいのさ、たまーーに気合いをいれた朝ごはんを作るの楽しいよ~

さっきも書いたけど、朝メシは普段がテキトーなほど少し気合いをいれると途端に立派な物になりますからね。
朝メシ大事にしたいね、ギリギリまで寝たいね、どっちもいいさ~

らりらりらん~~

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