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茹でナスの基本と、冷やしなす。

夏野菜の代表格“ナス
今回は茹でるという調理で美味しくしましょう。

基礎知識、茹で方、そして“冷やしなす“のレシピ、の三本仕立てになってます!

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・ナスの色素について。

コツをいくつか覚えておくと、色鮮やかに仕上がります。
ナスの色素は黒豆やブルーベリーなどにも含まれるアントシアニン色素の仲間です。
(ナスニンと言います)

アントシアニン色素は、pH、温度、金属などと反応しやすいので、そこに気を付けます。

具体的に言うと

pHは、酸性にすると色鮮やかに発色する。
温度は、80℃までが変色しやすい。
金属のイオンと結合して安定する。

これが基本です。

これを踏まえて、ちょっと工夫をするだけで写真のような差が出ます。

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・色鮮やかな茹で方

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皮目に一気に火を入れれるように、縦に半割りする。
切れ目を入れたり、虎剥きしておくと、皮の固い部分が食べやすくなる。

ボコボコに沸かしたお湯に、少しお酢をいれ酸性にして、皮を下に3分茹でる。

お湯は多い方が、ナスを入れた時に温度変化が少ないので、なるたけたくさん、吹きこぼれない範囲でなるたけ強火
一度に沢山茹でるのは控える。

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3分茹でたらひっくり返して、もう3分茹でる。
茹ですぎると色が飛ぶので、気をつける。

茹であげたら、即座に氷水にいれ冷ます。
そのまま冷ましてしまうと、加熱が続き色が飛びやすい。

しっかり冷えたらOK。
絞って色々な料理に使える。

・ナスのヘタについて。

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ナスのヘタは美味いんです。
ナスにはグルタミン酸だけでなく、グアニル酸という旨味成分も含まれています。

特にヘタには旨味が詰まっているので、是非食べてください。

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先端の硬い部分を切れば食べれます。
※鮮度がいい物は刺があるので気をつけてください。

昔は口内炎の薬として使われていたというナスのヘタ
ナスニンなどの栄養も豊富なので、今日からは使っていきましょ〜!

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・冷やしなすのレシピ

簡単でサッパリしてて
ご飯にもお酒にも合う自慢の逸品です。

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ヘタの硬い所だけ切り落として
横半分、縦に4~8つに切って絞る。

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水3:麺つゆ1:ポン酢1に少しゴマ油、生姜、唐辛子をいれて漬ける。

ビニール袋で揉みこむと早い。
タッパーなどで漬ける場合は、ラップで落し蓋すると上にも良く染みるし、調味料の無駄がなく最小限でできる!

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ピーマンやパプリカを合わせても美味いです。

ナスは油と相性が良いのでごま油を。
揚げ浸しだとカロリーが気になるけど、香り付けの油なら少量で楽しめる。

最低でも一時間は漬けて、出来れば一晩は置いてほしい。
キンキンに冷たいのが美味い。

仕上げにネギや生姜、糸唐辛子などを散らす。

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ナスは様々な食べ方がありますが、焼いたり揚げたりは夏場キツイので、たまには茹でて冷やすのも良いですよね。

これがまた、酒にもご飯にも合うんだ。
日本酒の夏酒を冷やして飲むと最高。
ビールも無限に飲める〜!!

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夏場はこれで一杯やりましょ。
BBQとかキャンプでも、こんな一品を持ってくと喜ばれますよ~!

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