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#熟成下書き

たまった下書きを公開しませんか!熟成した下書きから力作の完全版をつくるもよし、下書きの上にひとことコメントを加えてそのまま公開するのもおすすめです

人気の記事一覧

ランドセルとランドセル型リュックを背負ってアラフォーが3km歩いてみた話

去年の話になるが、息子のランドセルを買った。 私は昔から高い買い物をする時アホほど調べる習性があるので、ランドセルなんて買うことになったらそれこそものすごい時間を検索に費やしてしまうだろうと思い、「ランドセルは調べない!!天使のはね一択!!」と決めていた。 なぜ天使のはねかというと、昔々仕事でランドセルのカタログを作った時に掲載されていたランドセルの中で、天使のはねがダントツで高機能だったからである。 もう10年以上前の話だが、あれからさらに10年以上もランドセルの機能を

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なんのはなしですか

春じゃなくてとつぜん夏がきた。 「春なのに、春なのに」が挨拶がわりになるほど、汗ばむ週末。 いや、ほんとに春や秋は待っても待ってもなかなかこないのに。 夏は呼んでもいないのにすぐそこにいる。 厚かましい親戚のおばさんみたいに、勝手にあがりこんですずしい顔でお茶をすすっている。なつですが何か? 私は夏が苦手、と何度か記事にしている。 厚かましい人も苦手だけど。 夏にはいつも瀕死状態。 いつか夏に殺されるんじゃと思うほど。 でもほんとに夏に亡くなったら、 「お母さん

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過去の自分に失望する

私は週に1つはnoteを書こうと決めています。 (2年前に毎日投稿をストップさせて以来、勝手に決めた自分ルールです) 気づけば、もう今日は土曜日。 OH!今週のnoteはどうしましょうかね。 大抵ノープランなのですが、 今日は特に何も浮かばず、頭と心の中の「書きたい」がモヤンモヤンしだしたため、 アレに頼ることにしました。 こういう時こそ「下書き」だよ! だいたい、書いているものですよ。 こういう「何を書いたらいいかわからない」という時のために、 いつぞやの自分が、 す

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いわしぐも ながめて たのし 夏の空 これは、去年の夏に書いていた俳句。 この頃は、ぷる子、心の俳句を書いていたのですが、最近は短歌の方ばかりでした。 私の夢の一つは、短歌や俳句+自分のイラストを描くこと

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「自分」が嫌いなことと、「駄目な自分」を嫌いなこと。

わたくしごとですが、先日、大好きなクリエイターさんのひとり、ジセおじGAMIさんから、素敵な名前をいただきました。 クリスタ流留。もちろん、くりすたるる、に漢字をあてたものです。 親しい方は、わたしのことを、るるさんとかるるちゃんとか読んでくださるので、GAMIさん風にいえば、流留さん、ということになりますね。 GAMIさんが、この名前を思いついてくださったのは、わたしが前回投稿した詩「空色の水たまり」からの発想でした。 僭越ですが、その詩をあらためてご紹介させていただきま

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家庭教師先で危うくプレゼントされそうになったもの

朝、オレンジと金色が混じったようなの朝日に向かって、庭で私が洗濯物を干している時間に、ビーグル犬をお散歩させている若いご夫婦をよく見かけます。 そのたびに、学生の頃にバイトしていた家庭教師先の母娘の顔が、ぼんやり、ふわりと浮かんできます。 30年以上も前のことですが、そのお宅で体験した、ちょっとびっくりしたお話を書いてみようと思います。 ***** 大学時代の4年間、私はイベント会場でのビール売りや健康食品のお店など、さまざまなアルバイトをしたのだが、なかでもダントツ

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揺らぎの真髄

気づきを書いておこうと思います。 少し前にくまさんとおひたちさんと話した時に 自分のセンシティブな決断を、現在進行形でSNSに発信する人の話題になりました。 不特定多数が目にする場所に、それをあえて明らかにすることを選択する人。 私が距離を測るタイプの人です。 いい悪いの話をしているのではなく、私は積極的に関わらないということです。 決断について、必ず後押しはあるでしょうが、非難もまた予想ができます。感情を乗せて書かれた文章は煽情的になるため、かなり強い感情を引き

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シンガポール・・・忘れたいのよ、あなたの事を

こんにちは、ぷるるです。 旅って、良いですよね。 訪れた地での出会いや発見は、心に新たな息吹をもたらしてくれます。 けれどもし旅の思い出が、一つの出来事に侵食されたらどうでしょう。 今日は期せずしてそのような体験をした、私の思い出を聞いてください。 10年前の、ちょうど今頃。 私はトランジットにより、シンガポールで半日を過ごす幸運に恵まれた。 シンガポールには興味津々だったが、諸事情により訪れたことがなかったのだ。 世界三大がっかり名所マーライオン、ラッフルズホテル

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俳句なんて所詮わかんないものなのだと思う

ダッシュボードから全期間で一番読まれた記事を探してみる。 なんと「わかる俳句が少なすぎる」という記事だった。「俳句?意味わからーん!」と思うのはどうも自分だけではないようで。 あれはわかる人がわかればいいというシロモノなのではなかろうか?と思えてくる。 得た知識の披露と踏襲の世界。型にはまったのが美しい。様式美の世界なのだ、と思ってる。華道茶道などの世界と同じだと個人的に思う。 とはいえ、偉大な方々の句は素人でも理解できるほど美しく荘厳なのよ。もうこれを越える句は世に

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一本でもニンジン、独身でも単身赴任

23年秋、2拠点生活をはじめて間もない頃に書いた記事です。下書きを温めているうちに幸い大阪転勤が決まり2拠点生活も終了することになったのですが、当時考えていた(いまも考えている)ことの記録として載せておきます。 私には、単身配偶者も扶養親族もいない。 2年半前に地方都市へ異動になったが、従って私の異動は「単身赴任」ではなくただの「転勤」ということになる。 それまで深く考えたことはなかったのだけど、ここに来てから「単身赴任」と「転勤」の待遇の違いを見せつけられて辛い気持ちにな

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自虐だったのか?

7年ほど前だろうか。 息子の体当たりが原因?で、帝王切開した傷が開き、そこに血がたまって子宮がハジける一歩手前の事故に遭った。 で、再手術→入院の流れの中で、誰に見せるでもなく書いたものが残っていたので公開してみようと思う。 どうやら私は入院を旅行に喩えて心を慰めようとしたらしい。 これを書いて何がしたかったのか、今となってはさっぱり分からない。 けれど読めば何となく思い出す、術後の変なハイテンション。 evernoteを整理していたら出てきたので、過去の自分を労う気持

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立体人間と平面人間

 今回の記事は、「立体、平面、空白(薄っぺらいもの・05)」と「「タブロー、テーブル、タブラ(『檸檬』を読む・02)」」の続きです。 ◆立体と平面 自分には立体の時と平面の時があるような気がします。正確に言えば、自分を立体として意識している時と平面として意識している時があるのです。  入浴中なんかは自分が立体だとつくづく感じます。なにしろ自分の体を自分の手を使って洗っているのです。自分の手の皮膚で、自分の他の部分の皮膚を撫でているのです。  皮膚という面で皮膚という面を

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〖 エッセイ 〗 不器用にでも生きていく。

日常というのは 多くが同じことの繰り返しでできている。 総理大臣だろうが スーパースターだろうが それぞれに繰り返しの時間がある。 中年期へ突入した私にとって あらゆる日常が愛すべき時間ともいえる。 傍からみたらなんてことのない私の日常も 私にとっては大切な日常。 同じことを繰り返してはいるものの 目に映して… 耳に届いて… 肌で感じて… 生きていると 毎日の節々に感じられる何かがある。 それぞれの人が心の中に描くもの。 そんな抽象的なものたちについて 書いていきます

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持つ者と持たざる者。

人って、結局… それぞれに悩みがあり それぞれに喜びがあり それぞれに学ぶことができる生き物ですね。 持つ者、持たざる者 勉強が得意な人、不得意な人。 手先が器用な人、不器用な人。 兄妹がいる人、いない人。 結婚した人、していない人。 どちらか一方が必ず幸せなんてことはなくて どちらの場合にも 得るものがあり辛く感じることもあります。 ある側にはある側の 無い側には無い側の 悩みや喜び、経験と学びがありますね。 心の健康状態によっては 自分の置かれている環境ではない

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『揺蕩う素養』

◆Ⅰ.幸の調べより豊かさや幸せを考えるとき、‘‘素養’’という言葉が脳裏を過ることがありました。 私たちは、日々の暮らしの中で見たものや感じたことを胸の中に記憶して、あるときそれについてふと考えることがあったりします。 あのとき、怒ったこと、笑ったこと、泣いたこと、感情には必ず理由があって、感情の向こう側に家族がいたり、友人がいたり、恋人がいたりします。 相手が笑うと、自分もつられて笑って、怒ってると嫌な気持ちになるし、泣いていると悲しい気持ちになるので感情の作用によって、

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読みにくさについて

 ある記事を書こうとしていて、ある部分が長くなってきたので、そこだけを記事にすることにしました。以前なら多少長くなっても強引に記事にしたのですが、このところ体力が落ちているので、無理をせずに別の記事にします。 文章の特徴  蓮實重彥の文章を読んでいて感じる特徴はいくつかありますが、なかでも私が目を惹かれるのは以下の四つです。 1)音声化できない文章の要素である約物の使用。 ⇒「立体、平面、空白(薄っぺらいもの・05)」&「「「かける」と「かける」(かける、かかる・03)

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音読・黙読・速読(その1)

 今回から三回に分けて「音読・黙読・速読」という連載をします。 黙読しやすい文章  漢字が適度に使われている文章は黙読しやすい気がします。読むというよりも、見て瞬間的に意味を取るのに漢字が適しているのは、もともとが象形文字だったからでしょうか。  形を音に変換してその意味を理解するのではなく、形で直接意味が理解される回路が頭の中にできているように思えます。  フォトリーディングという言葉を聞いたことがあります。その内容は知りませんが、写真のように文字を即理解するとすれば

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卒業式で思い出す昔の事

わが子の卒業式を見て来ました。 式が終わった後の校舎内、生徒たちがワイワイしている空間の中で私もその同じ空間にいました。少しの間、いつもの大人の空間と違う場にいることができ、少しですが気分も変わった感覚がしました。 私自身の卒業式、何をしたのかほとんど覚えてないです。 小学6年の時は、級友が泣いて黒板に拳を叩きつけているのを見て「なんで?」と傍観していました。 中学3年の時は、転校した関係でその学校に1年しかいなかったため、あまり思い入れがないまま卒業しました。周りは

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三浦半島釣り魚図鑑(42) ギンイソイワシ

今年の夏はいつまでも相当に暑かった。 暑い中でも釣れるものなら頑張るけれど、たいていはそれほど釣れないし、釣りに行く機会も減る。 少し涼しくなってきた夜、さんぽに行くとイワシが回遊してきていた。大きくても10cmほどの小さなイワシの群れがライトの先に見える。 釣りを始めた頃、時々釣れたのがイワシで、一応誰でも名前を聞いたことのあるメジャーな魚なのがうれしかった。 でもだんだん、もう少し大きな魚も釣れるようになってくると、イワシが釣れても釣れた数に入らないようになってきてし

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アベベの靴

 「そろそろ靴を買い替えたらどう?」  夫が通勤時に履いていく靴が、どうにもくたびれてきた。一年近く前から、そろそろ靴を買い替えようと、夫はネットで検索し、出掛けたときに靴屋を見かけると、良さそうな靴はないか、眺めてはいたようだが、どうも、これ、といったものが見つからないらしい。  夫がここまで同じ靴を履きつぶすのは、初めてかもしれない。夫は靴にはうるさいほうで、あれこれ、横文字のメーカー名を口にしては、ここのは靴底が張り替えられるんだ、とか、こういった革靴は足になじんで

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