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皐月まうワールドの魅力に引き込まれて

心の調子が悪くなってから本を読むことが難しくなった。文字を追うことはできるがなかなか頭に入ってこない状況が続いていたが、先月は久しぶりに本を楽しんで読むことができた。 それが嬉しくてたくさんの本を読んでいた。だんだん良くなってきたぞと思っていた矢先にまた本を読むことが難しくなった。 文字を追ってそこに書いてあることを頭の中で思い浮かべることが難しくて、できたとしてもとてもエネルギーを費やすことになった。 そんな時に皐月まうさんの『ホケミ』という小説に出会った。 文章が

    • 分からなさを排除しない

      コミュニケーションは双方で作り上げるものだと仮定すると、会話がうまく成り立たなかった時にコミュニケーションが上手ではないとされる側の責任にするという思考はどういうものなのか。 会話が上手(という自負がある)人とそうでない(という自負がある)人に分けられるとして、公平な立場で評価するならどちらにも責任があるのではないかと。 前者は上手ではない人との会話を上手く成り立たせることができなかった。後者は上手な人とでさえ会話を上手く成り立たせられなかった。 それなのに、コミュニケ

      • 言葉を受け取ってくれるからこそ届けることができる

        朝目が覚めると雨が降っていた。私は雨の日の香りがとても好きだ。まだ眠っていたい気持ちを引きずりながらベッドから抜け出す。食パンにジャムを塗る。いちごのいい匂いがする。お気に入りのマグカップにコーヒーを注ぐ。これまたいい香りがする。幸せな香りに包まれた幸せな朝だった。 身体と心の調子が良くなっていると感じる。大きな浮き沈みの中でたまたま調子のいい波に乗っているだけかもしれないが、それでも調子がいいことは嬉しい。調子が悪くないというだけでとても嬉しい。 ・・・ これは何度か

        • 死にたいからこそ永遠に生きようぜ

          3月は苦しかったね。 2月はあんなにたくさん本が読めたのに3月の上旬はまた読めなくなってしまった。もう少し詳しく言うと読むのにとてつもないエネルギーを消費してしまって楽しんで読むことが難しくなった。 3月中旬はとても大きな希消念慮に支配されていた。とはいえ、苦しかったわけではなく比較的頭は冷静だったと思う。そんな中で消えたいと考えていたので割と本気でそう思っているんだろうなと俯瞰していた。過去にも消えたいと思って色々準備していた時期があるので一時的な感情ではないことは確か

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          2023年の思い出を彩る10曲

          昨日、書くことが浮かばないという記事を書いたところ、しゃけとろさんから書く内容を探すときにnoteで募集しているハッシュタグを参考にすることもあるというおはなしを聞いたので早速調べてみた。 今までなんとなくでハッシュタグをつけてきたけどたくさんのお題が募集されていることを知った。 その中でも書きたいと思ったお題がこちら! 「#私のプレイリスト」 ということで、2023年に私が聴いた曲の中から思い出深い曲でプレイリストを作ってみました。 『夏枯れ』ずっと真夜中でいいの

          2023年の思い出を彩る10曲

          書けない日々、書きたい日々

          2024/03/04 「何か書きたい」と思う日がある。 しかし、その日に限って書きたいと思うトピックが浮かばない。 じゃあ今日は書くのをやめようかとも思ったんだけど、書きたい感情や思考が浮かんだときにちゃんと文章にできるように、書く練習をすることも必要なんじゃないか。 だからこうして今は書いている。書いているうちに書きたいことが見つかるのではないかという期待を込めながら書いている。 文章を書いているという表現は本来適切でないのかもしれない。私は今スマホでこの文字を打

          書けない日々、書きたい日々

          noteの街に住んでいたあの4ヶ月を思い返して

          昨日noteを始めて3年が経過したことを知ったのでここに住んでいた最初の4ヶ月のことを思い返していた。 いまは非公開にしてしまった記事が多いのだけど、noteを始めて最初の4ヶ月くらいは定期的に投稿していた。 他のクリエイターさんからのスキやコメントが大きなモチベーションになっていたので、たくさん読まれている記事を私なりに分析して書き方を参考にしてみたり、投稿時間を意識してみたりした。 こんな風にモチベーションであるスキやコメントを貰えるように記事の中身以外もかなり工夫

          noteの街に住んでいたあの4ヶ月を思い返して

          noteを始めて3年経ちました

          私が頻繁にnoteを利用していた頃に仲良くさせていただいた方々が今もまだここにいてくれているかは分かりませんが、お久しぶりです。 バッジ通知によってnoteを始めて3年が経ったことを知ったので久しぶりにこちらで記事を書いています。 「はじめまして。」の記事を書いたのが2021/02/28なので時間が経ったなあという感想が一番です。 人の目を気にしてばかりの私が不特定多数の方々の目に留まる場所で文章を書くことはとても高いハードルでした。しかし、みなさんからのスキや温かいメ

          noteを始めて3年経ちました

          「ひみつ文庫」に参加します

          ふらりさんの新企画「ひみつ文庫」に参加します。 本の題名や作者はひみつ。(コメント欄に記載しています) 5つのキーワードをもとにどんな本かわくわくしながら予想する楽しみを味わえると思います。 普段出会えない本との出会いもあるかもしれません。 ということで、私が選んだ本のキーワードを発表します。 ・シックに暮らす ・10着のワードローブ ・今日の言葉 ・ささやかな喜び ・情熱的に生きる どうでしょうか。もしかするとこのキーワードで題名が分かる方もいるのではない

          「ひみつ文庫」に参加します

          自分らしく生きるのをやめる。

          夏が終わりを迎えようとしている。 今年の夏も新たな思考革命が行われた。 レオン史における思考革命はここ数年で大きく進んできた。まずは高校3年生後期から大学1年生前期あたりだっただろうか。他人の目を気にするのではなく「自分らしく」生きることで考え方の転換を図ろうとした。 この時に、自分らしさって何だろうという旅への大きな一歩を踏み出した。 「自分らしさ」の意識を持つことで性別に結びつけられた普通や社会的身分に結びつけられた普通に対する疑問や憤りを持つようになった。 そ

          自分らしく生きるのをやめる。

          U25部門賞を受賞しました!

          「#スポーツがくれたもの」コンテストにて私の作品「ゴミをまたがない人になってみた」がU25部門賞に選ばれました。 読んでくださった方々、そして選んでくださった方々ありがとうございます。 私は今まで学校の作文以外では賞を貰えるようなコンテストには応募した経験がないので今回の「#スポーツがくれたもの」がはじめて自発的に応募したコンテストとなりました。 これまでも知らずにハッシュタグをつけて応募されているコンテストがあったかどうか定かではないので「自発的に」応募したはじめての

          U25部門賞を受賞しました!

          「紺青のズボン」を絵にしてもらいました。

          *見出し画像は清世さんのイラストをお借りしています。 清世さんの企画で私の小説を絵にしてもらいました! 他の方の作品を絵にした投稿も見ながら自分の番はもうすぐだろうかとワクワクしながら待っていた。 そしてついにnoteを開いた時にあなたの記事が話題ですとのポップアップが表示されたのでワクワクする気持ちを抑えながら清世さんの記事を開く。 するとそこには若草と牡丹が夜行バスの中で対話している場面が描かれていた。 若草と牡丹がいたのだ。 私の小説を元に絵を描いたのだから

          「紺青のズボン」を絵にしてもらいました。

          「また会いたくなる」から

          今回はしゃけとろさんのこの企画に参加して記事を書いていきたいと思います。 私は物事に対してスキ、キライという分け方だけではなくスキじゃない、キライじゃないという分類も存在する。 スキ スキじゃない キライじゃない キライ スキじゃない=キライという意味でもないしキライじゃない=スキというわけでもない。スキじゃないとキライじゃないはあまり意味に変わりがないのだが、どちらかと言うとスキ寄りなのかキライ寄りなのかというくらいの違いである。ちなみにスキじゃないはキライ寄りで、キ

          「また会いたくなる」から

          私はなぜ書くのか【リトンのホームワーク】

          今回は玄川さんのライティングサロン"written"からのホームワークについて私なりの答えを書いていこうと思う。 《“written”のホームワーク》 あなたはなぜ、書くのですか? あなたの書きたい文章は、どんな文章ですか? *見出し画像はライティングサロン"written"の画像をお借りしています。 私はなぜ書くのか? 私は自分自身を知るために書いている。 その理由を語るためにまずはわたしの人生の目標を記しておきたいと思う。 それは「他人の目を気にせずに自分らしく

          私はなぜ書くのか【リトンのホームワーク】

          30分間思いつく限りのアイデアを書き記してみた。

          noteを続けていると「今日は何を書こうかな〜」というところから創作活動が始まる。 もちろん長い間の思考や感情の積み重ねによって書くことのできる記事や何気ない日常から不意にアイデアが見つかることもある。 しかし毎日のように新しいアイデアが浮かんでくることはなかなか難しく、たとえアイデアが浮かんだとしても創作に費やせる時間とその内容のバランスがあまりにも釣り合っていない場合はそのアイデアは持ち越しになってしまう。 私の場合はアイデアが浮かばないということよりはnoteの執

          30分間思いつく限りのアイデアを書き記してみた。

          感情は言語化できるのか?

          昨日投稿したこの記事に対するふらりさんからのコメントへの返信の内容をもう少し深掘りして書いた記事です。 このnoteでは「思考や感情を言語化する」ことを目標に掲げていて簡単ではないながらも頭に浮かんでくる思考やこころに残る感情をなんとか言葉にしようとしています。 言葉にすることで私自身のことをもっと知ることができるのではないかという淡い希望を抱いています。 それでも最近、「感情を言語化する」ということに関してある疑問が浮かんできます。 それは感情を言語化した時点でもう

          感情は言語化できるのか?