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  • 【東村山編集室】

    • 82本

    何気ない暮らしの中でふと感じる、東村山の魅力。 豊かな自然や行きつけのお店、そこで始まる何気ない会話。 東村山がみせる一瞬一瞬のきらめきを、この地に関わる地域ライターが、精緻に、大胆に綴ります。 【東村山編集室】since 2022.12.20

最近の記事

拘ってるのは過去。大きな顔して居座ってる。今を殺してる。未来も。 私の育てた花。すぐ枯れた。何も言わずに。死んでしまった。 あの時間。あの時間だけ。彼は私の物だった。覚めてしまったけれど。 見たくないもの。蓋する。聞きたくないもの。塞ぐ。それで良いの。 器が割れた。新しいのを買わないと。もう要らない。さよなら。さよなら。 ここも私の居場所じゃなかった。幽霊みたいに彷徨う。どこかを探して。 赦してほしい。不幸の再放送。フラッシュバック。エンドロール。 本物になりた

    • 嫌われるのには慣れてるけど。「この人には嫌われたくない」と思う人がいて。それは私を弱くする。脆くする。

      • ROLL

        あなたを救う魔法の言葉なんかない。私は無力。その事に気付いた7月。 私の全部が間違いだったなら、もうやり直せない気がする。行き止まり。 どこまで入って良い?どこまで近付いて良い?困らせたいな、何て。 すれ違う人。同じバスに乗った人。隣町の大きな病院。迷子になりそう。 あの人と笑ってるあの人。振り向かなければ良かった。もう届かない。 やっぱり私は歪んでる。今あるものを大切に出来ない。幸せを遠ざけてる。 生ぬるい風。好きだったアルバム。無くなりそうなハンドクリーム。

        • 嘘が吐けなくて誰とも関われなかったけど。初めから嘘吐きだったら。それが本当になったかも。 私の言葉が意味を持たなければ良いのに。そうすれば空気の様に吐き出せるのに。呼吸を止めてしまう。 「寂しい」が解らない。感情を否定して生きて来たから。「欲しい」も解らない。感情を殺して生きて来たから。 他人の言葉なんか聞かなきゃ良かった。ずっと一人で生きれば良かった。欲張りになってしまう。 下らないと捨ててしまった何かが。私の事を静かに見つめていて。拾い上げるのを待っている。 私

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        記事

          閑話

          沢山失敗して人間になるのなら。もう失敗したくないって思うんだよ。 あの夜の事、あなたは覚えてないと思う。私は宝物の様に抱き締めてる。 私はゴミだから。いつか捨てられる。そればかり考えてる。要らないんだよ。 駅まで走った。治療室の前。手にはカメラだけ。タクシーの中、少し泣いた。 嫌いが増えてく。好きが減ってく。不安と憂鬱がもくもく。晴れないや、心。 もう誰も信じたくない。誰も入って来ないで。そんな夜もある。あるよね? 散々な日々を愛せる様に。間違えてもやり直せる様に

          Velonica

          無意味な時間。積み重ねる。退屈な日々。積み木みたいに。歪。 嫌われていた私と。嫌っていた世界。「壊れてしまえ」の呪文。 音のしない家。時計の針だけ進む。夕方の日差し。誰もいない家。 どんなに泣いても。喚いても叫んでも。朝が来る。開かないドアの前。 間違ってないって言ってほしい。私は間違ってない。言ってほしいの。 全部要らない。欲しい物なんて無い。誰も要らない。あなただって。 散らかった部屋。小さな話し声。階段で聴いてた。耳を澄ませて。 ずっとあの暗い中にいたかっ

          桎梏

          怖いもの 嫌いなもの 愛せないもの ばかりだここは。 シャッター降りる。 心のシャッター。 誰にも開かないよ。 誰にも見せないよ。 私のいない世界。 素晴らしい世界。 誰も傷付かない。 誰も気付かない。 私のいない事に。 遠くにいても 近くにいても 同じ体温で 考えていたい。 言えなかった言葉が 心に溜まってる。 言いたかったな。 あの子に、あの人に。 何を見ても 何を聞いても 何を食べても 満たされない。 つまらないよ。 初めから 決まっているなら 怖くない ど

          心の底に憎しみがあって、それは確かに私の感情で、それをどうしたら良いのか持て余してる。捨てられない。本当は誰にも見つけてほしくない。誰にも解ってほしくない。無かった事になんて出来ないから。

          心の底に憎しみがあって、それは確かに私の感情で、それをどうしたら良いのか持て余してる。捨てられない。本当は誰にも見つけてほしくない。誰にも解ってほしくない。無かった事になんて出来ないから。

          掌の世界

          あなたと歩くの、 好きだな。 優しくて。 あの夜もそうだった。 駅までの道。 撮りたかった。 優しくしないで。 優しくされると。 崩れてしまう。 内側から。 溶けていく。 苦しんで 苦しんで 苦しんだ先に 何があるの? 壁に出来た光と影 ただ見つめる日々。 時計の針の音を 聴いているだけの 独りぼっちの深夜。 私の言葉は願い。 こうありたい、 こうしたいと 一つずつ紡いで、 宝石にするの。 響く。 乱す。 あなたが 私を。 胸を。 会いたくない。 喋りたくない。

          掌の世界

          day in,day out

          たんぽぽの綿毛 そっと吹いた。 時々走ってく車。 草の匂いする 田んぼの道行く。 太陽の当たらない 冷たい土の上、 死んだ様に眠る。 ここは森の奥。 退屈なのは 連絡が無いから。 あなたとの予定、 空白だから。 生きにくくしてるのは 私の悪い癖。 フラッシュバックする 無数の記憶。 ここに置いてしまって 良いんだよ。 飾り付けても 醜いから 鏡に映る姿も 不器用で。 今日は何してる? どこにいるの? 楽しいと良いな。 私がいなくても。 もう会えなくても。 電車から

          day in,day out

          内言

          毒を吐き続ける。塗りたくる。いつかこのキャンバスが作品になるまで。 楽しそうに笑うあなた。世界から見放された気がした。私の居場所はここじゃない。 遠くからやって来て。私を掴んで。大きな声で。フラッシュバックする。 あなたの心が欲しかった。私の心は潰れてしまったから。壊れて捨てたから。 私は何も持っていないよ。空っぽだよ。全部嘘だからね。期待しないでね。 どこにいても、何をしても、満たされる事はない。ないんだよ。 自分の中の怪物を飼い慣らす。誰にも言えない底の底の方

          私に名前を付けた、 あなただから許せたの。 何を言われても、 何をされても。 私も人間だったのね。

          私に名前を付けた、 あなただから許せたの。 何を言われても、 何をされても。 私も人間だったのね。

          惑溺

          眠ってしまったら、 明日が来てしまう。 朝が来てしまったら、 今日を恨んでしまう。 陽の当たらない ブランコの向こう。 遠くから見てた あの顔もその顔も 嫌いだった。 後ろで見てた みんなのゲーム。 私の番はね、 来なかったの。 あの頃の 胸の痛み、 もうない。 何もない。 感じない。 恋は解る。 愛は解らない。 愛した事も 愛された事も ないから。 甘えたいから 甘えられると 違ったなって 冷めてしまう。 勝手だけれど。 全て差し出したら そのおもちゃは 貰えま

          My World

          ・5月30日(木)晴れ 駅近の美容院で髪を切ってもらう。私が子供の頃から知ってる美容師さん。昔から変わらないな、ここは。雑誌をパラパラめくった。 ・6月1日(土)晴れ時々くもり 写真友達と久米川駅周辺を撮り歩き。珈琲館で休憩。閉店の貼り紙を見つけショック。最後のオレンジジュースを飲む。さようなら。 ・6月5日(水)晴れ 廻田町の病院へ。先生も薬剤師さんも私の事ちゃん付けで呼んでる。最近気付いた。先生、私のプレゼントした写真飾ってくれてる。 ・6月9日(日)くもり 地域ラ

          慕情

          次に会う約束。 行きたい場所。 着ていく洋服。 決まってるよ。 長い方が 可愛いかなって 好きかなって 伸ばしてる髪。 どう思う? 優しさを利用して 甘えて依存して 終わりしか見えない。 醜いな、幼いな。 もっと深い所 見せてほしい。 綺麗じゃない所 私に見せてよ。 触れられるのが苦手。 怖いから。 伝わってしまいそう。 怖いのが。 愛されたかった。 好きになりたかった。 ずっと欲しかった。 オモチャみたいに 遊んでほしかった。 同じ世界にいるけれど 違う世界を生

          ジムノペディック

          曖昧な方が 居心地が良い。 ドーナツの穴も 愛せると思う。 お互いの為に。 悩み事を全部、 フライパンに入れて ジュージュー炒めて 食べてしまう。 絵の具みたいに 塗り重ねて 真っ白にしたい。 真っ黒な身体。 変なプライド。 余計な一言。 作り笑い。 ゴミの日に出す。 毛玉になった心。 あくびが止まらない。 今夜はもう良いや。 明日の私に任せる。 下らないものに 醜いものに 無意味なものに 惹かれるのは何故? 小さな卵を 育ててる。 潰さない様に 汚さない様に 温

          ジムノペディック