暮らしのエッセイスト・御手洗 育です。 大学の研究室で秘書業務をしています。 気づけばそれも20年めになり、定年のゴールも見えてきました。 子育ての悩みや仕事のあれこれ、人生にはいろんなことがありますが、ふり返ればどれも成長の種。 それを土にまけば、不思議と元気の出るエッセイになります。 5年前に産業カウンセラーの資格を取得しました。 書くことはカタルシス。 そんなエッセイの醍醐味を知ってほしくて、数年前までカルチャー教室の講師もしていました。 エッセイは読んでくださ
夜遅く、夫が日帰りの東京出張から帰った。 寄り道なしの会議のみ。 対面のときに開く飲み会も、今回はメンバーが持ち寄った地元のお酒と珍味でやったらしい。 いいな、東京行きたかったな。 (暑すぎて、今回は付いてくのはやめにした) 「ワシャもう自己研鑽はいいよ」と夫がポツリ。 参加者は皆さんご立派で、世界が違うらしい。 「何言ってるの! 私なんて、目覚めと同時に自己研鑽だからね」 そう言って、今朝もnote閲覧から始まった。
たまに入る蕎麦屋さんは、お昼時にかなり賑わう。 昨日もそうだった。 トレイを取りカウンターに沿って進み、最後のところで蕎麦を注文してお会計をするというセルフスタイルの店だ。 長い列の最後尾に並ぶと、私の後ろに年配の男性が続いた。 何も言わないのに、妙に圧を感じる人だ。 じわり、じわりと列が進んでいき、私は途中にある甘長ししとうの天ぷらを皿に取った。 男性のトレイは、重なりこそしないものの、煽り運転よろしくグイグイついてくる。 天ぷらもおにぎりも、取らないつもりらしい。
今日もまた、キラッと光る台詞を覚えておきたくて、書き留めている。 旧姓使用について「なぜ、そんなくだらんことにこだわるんだ」と言った桂場。 それに毅然と反論する寅子。 そして寅子が部屋を出ようとしたところで、「失言だった!」と。 桂場さんだって、納得いかないことはあるだろう。 そして人の心は動いている。 寅ちゃんにちゃんと伝える桂場さんが、よかったなあ。 こだわり。 人の話を聴くとき、言葉と一緒にその人のこだわりが伝わってくることがある。 聴く方は、 なぜそんな
昨日の101回で、山田轟事務所を訪ねた寅子によねさんの言った 「こいつが私のところに来る時は、たいてい自分の話を聞いて欲しいときだ」 よねさんは素っ気ない言い方をしているけれど、そういう関係がいい。 寅ちゃんも、自分の考えを誰かに話すことで整理しているんだと伝わってくる。 そして今日は、轟に対して配慮が足りなかったことを詫びる寅ちゃんに、轟が言った 「人間なんて、そんなもんだ。 過ぎてからわかることばかりだ」 こういうことって、誰にも経験あるんじゃないだろうか。 さら
夕暮れの山田轟法律事務所、外ではヒグラシが鳴いている。 何ともいえないもの悲しい声に、やるせなさが増すようだ。 そして、寅ちゃんが竹もとに行くときは、ミンミン蝉。 蝉の声だけで、その場の空気を醸し出している。 寅ちゃんが航一さんと食べていたかき氷が、美味しそうだった。 こし餡を氷の上にかけるのでなく、餡の上に氷がのっているスタイル。 そして、見間違いでなければ、こし餡の中に白玉団子入り? それとも桂場さんが食べてるあの団子を使っているのか。 二人の会話を聞きながら氷を
休み明けの今日は、午後出勤。 今日まで夏休みの夫は、お昼近くに仕事で出かけると言う。 のんびり準備すればいい、でも月曜日。 そわそわ落ち着かない朝がやってきた。 今回、夏休みはしっかり休めてリフレッシュできた。 でも、やっぱり仕事が始まる日はなんだかね、ちょっとヤなんだよね…。
先週、子どもたちが帰省したときのこと。 お昼は手巻き寿司か素麺か、サッと出せるものにしようと思っていた。 でも、毎日時間に追われてゆっくり作って食べられない子どもたちには、ザ・お母さんなメニューがいいかもしれないなと、切り替えた。 と言っても手の込んだものではなく、ゴーヤチャンプルをはじめ全然オシャレじゃない夏野菜料理ばかりだ。 お父さんの作った、ピーマン大量消費メニューも並べた。 先に食べ終えた孫のPくんがお昼寝したがらないので、隣の茶の間のカーテンを閉めて寝かしつ
長編をじっくり読めないから、ちょいと読める本を買ってあった。 そのうちの一冊『旅のつばくろ』沢木耕太郎著。 こんな夏休みこそ長編を読めばいいのに、本の中で旅をしたくなり、読み始めたら止まらなかった。 沢木耕太郎さんの文章は、すっきりしていていい。 それでいて情景が目に浮かび、自分が旅人になった感覚になる。 一人旅に行きたいな、寄り道の旅をしたい、そんな気持ちが湧いてくる。 「セレンディピティ」という言葉を知ったのは、確か外山滋比古さんの『思考の整理学』だった。 何か
お盆も終わり、今日は予定のない休日。 昨日仕事のメールの着信が数通あって、何だ!?と思ったら、そっか15、16日は営業してるんだった。でもスルースルー。 「そうだ、京都の大文字行こう」と言うと、夫が「こだま1時間に2本だよ」と。 計画運休だね。 関東の台風、被害が出ませんように。
東京に戻ってきた寅ちゃんと優未ちゃん。 航一さんのご家族と対面…、しかし💦 あかん、最初からそのノリはダメよ、寅ちゃん。 二人の子たちが、「え、パパこの人と?結婚する気?」みたいな顔してなかった? そして猪爪家では、家族裁判💧 同居希望の道明と、結婚したら独立して暮らすものだと言う花江ちゃん、さてさてどうなることやら。 ところで、花江の息子たちにとって直明は、父の弟だから叔父にあたる。 その直明のことを、直人と直治は「直明兄ちゃん」と呼んでいる。 年が近いから「お兄ち
高校野球、中京大中京−神村学園は3-4で神村の勝利。 中京惜しかった。 勝ちきれなかったという監督と、10年中京を目標にしてきたという監督、お二人の握手にグッときた。 9回表のホームランがなかったら、なんて思わない。あれは打った方がすごいんだ。いい試合だった。
子どもたちの帰省は、お盆だからとかお墓参りするからとか関係なく、みんな集まって楽しいひとときを過ごした。 昨日は夫が仕事だったので、両方の実家でお盆の行事をするため、ひとりで家を出た。 朝から混雑するスーパーに寄り、車の多い国道を走り、いつもの倍の時間かかって、ようやくお昼に着いた。 実家には兄がひとりで来ていた。 子どもたちは遠くにいたり仕事だったり、どこも同じようなものだ。 兄妹ふたりだと気を使うことなく、いろんな話をした。 1時間あまり喋ると、お互い疲れてしまい、
娘夫婦と2歳男児Pくん、 息子夫婦と5か月女児Qちゃん、 だだーっと来て、わいわいやって、帰っていった。 ご飯作って、おもちゃで遊んで、絵本読んで、ハーモニカ吹いてみせて、お昼寝の添い寝して、お寿司屋さん行って。 夜は実家でも義実家でもなく、のんびりしたいのだろう。 娘一家を名古屋市内のホテルに送り届け、帰宅すると爺婆もホッとしてボーッ😵 この夏一番熱い一日だった。
かつて岐阜長良川の花火大会は、大きなものが二週連続で行われていた。 今年から大きく変わったのは、二つがひとつになり、有料桟敷席ができたこと。 あれだけ綺麗なものを見られるのだから、今まで無料だったのが不思議なくらいだ。 しかし夫は仕事だからと言って、いい場所にあるホテルの屋上で、見させてもらってたこともある。 このご時世スポンサーも大変なのだろう、花火大会のスタイルは変わりつつあるようだ。 で、今年はテレビで見た!😄 花火は会場で見るに限る。 でも家で見るのは涼しくて
五輪はタイミングが合った競技を見る。昨日の男子4×400m予選やクライミングは手に汗握った。 家事の途中、立ったまま観戦もしばしば。 二人暮らしの茶の間に、新しい風が吹き込む。 画面がブレイキンに変わった。 「あれはどうなの?」と夫。 見てりゃわかるでしょ!なんかすごいのよう〜