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『虎に翼』え?女は無能力者だって!?

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NHKの朝の連続ドラマ『虎に翼』の感想を書いています。 伊藤沙莉さん、仲野大賀さんをはじめ、好きな役者さんが大勢そして個性的。 明治の憲法に驚きつつ、今に繋がる女性の立場について…
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記事一覧

『虎に翼』⑳さよーならまたいつか

ついに『虎に翼』の最終回を迎えた。 もう充分満足させてもらい、最終回で気になっていること…

 『虎に翼』⑲心の中の優三さん

抱擁する優未と寅子を見ている人がいる。 窓から射し込む日に照らされる背中、カーネルサンダ…

『虎に翼』⑱寅ちゃんの愛

少年法改正について議論する審議会で、寅ちゃんが語りかけている。 非行を犯してしまった子ど…

『虎に翼』⑰回収とは言わせない

ついに『虎に翼』の最終週となった。 今回の朝ドラは一度も”中だるみ”がなかったような気が…

『虎に翼』⑯なぜ働くのか

「好きで働いてるんでしょ、女は」 直明の連れてきた男子学生が、女性が働くことについて疑問…

『虎に翼』⑮こだわり

今日もまた、キラッと光る台詞を覚えておきたくて、書き留めている。 旧姓使用について「なぜ…

『虎に翼』⑭心に残った台詞メモ

昨日の101回で、山田轟事務所を訪ねた寅子によねさんの言った 「こいつが私のところに来る時は、たいてい自分の話を聞いて欲しいときだ」 よねさんは素っ気ない言い方をしているけれど、そういう関係がいい。 寅ちゃんも、自分の考えを誰かに話すことで整理しているんだと伝わってくる。 そして今日は、轟に対して配慮が足りなかったことを詫びる寅ちゃんに、轟が言った 「人間なんて、そんなもんだ。 過ぎてからわかることばかりだ」 こういうことって、誰にも経験あるんじゃないだろうか。 さら

『虎に翼』⑬お嫁に行く

夕暮れの山田轟法律事務所、外ではヒグラシが鳴いている。 何ともいえないもの悲しい声に、や…

『虎に翼』⑫戦後の家族

東京に戻ってきた寅ちゃんと優未ちゃん。 航一さんのご家族と対面…、しかし💦 あかん、最初…

『虎に翼』⑪8月ジャーナリズム以上に

今週の『虎に翼」は、差別や戦争がキーワードになっていて、重いドラマが続いた。 ニュースな…

『虎に翼』⑩キャスティングにププッ

本筋とはズレるのだけれど、今週から『虎に翼』に登場した三條の弁護士兄弟。 高橋克実さんと…

『虎に翼』⑨とらちゃん正念場?

先週の穂高先生と寅ちゃんのやりとりを、切ないというかやるせない思いで見ていた。 理想に向…

『虎に翼』⑧優しい伯母さん

コロナ禍の不安の中、力を与えてくれたいくつかの曲があった。 そのひとつがフォークデュオ「…

『虎に翼』⑦キャストも脚本もいいから

先週の『虎に翼』が悲しすぎて、どう言っていいのか感想を書けずにいた。 一言で言えば、仲野大賀ロスかな。 そういう言葉で言ってしまいたくない、彼は本当に素敵だし、役とは思えないいい演技だった。 川岸での別れのシーン、笑顔を作りながら泣く顔は、都合6、7回は見て毎回泣いた。 病室で隣のベッドだった人が言った「いい男でした」って、最高の褒め言葉じゃないだろうか。 もう戻って来ないからこそ、余計に悲しい。 仲野大賀さんは、一生懸命やったのに報われないとか、頑張ってるのに失敗し