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滋味飯のすゝめ

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地味で滋味深い料理の作り方、考え方のマガジンです。 無料 有料混ざってます。
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#イチオシのおいしい一品

パセパセしいパセリのオムライス🥦

パセパセしいパセリのオムライス🥦

パセリが好きだ。
それはもう味が好きだ。
西洋料理の縁の下の力持ちでもあるけど、目立つときは飾り付けだけで捨てられがち。そんなギャップも好きだ。
けど、僕は兎にも角にも味が好きなんだ

いつぞやにパセリの特集をした。
けっこう自信作のnoteなので、オススメ。

けど、今回はもっとストレートで濃い目なパセリライスの話しです。
当時の僕はまだまだ優しく、淡く、”ネギだく”ならぬ”パセリだく”にはする

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白菜賛歌。シンプルな鍋、歴史を巻く寿司ロール。

白菜賛歌。シンプルな鍋、歴史を巻く寿司ロール。

『白菜を称えたまえ。』
そんな気持ちになるほど白菜に惚れはじめた。

料理をする上で大切な事のひとつに”食材と仲良くする”ことがある。
その言い方は様々だろうけど、要するに食材のことを理解して相手の素敵な所を褒めるように引き出す(というか出てきて頂く)的な?
友人関係にも似た所あるような無いような。

兎にも角にも白菜と仲良くなってきた今日この頃の記録。

※今回は鍋編は無料、寿司編は有料です、よ

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豚と大根塩煮、金目干物とカブ煮、アサリと白菜餡掛け。寒い日の塩味。

豚と大根塩煮、金目干物とカブ煮、アサリと白菜餡掛け。寒い日の塩味。

3日続けて同じような料理を作ってしまった。
どれも塩味で、冬野菜×なにかであり、シンプルで素朴で温かい。

せっかくだからnoteにしてみようと思う。
どれも自信作で、弱めのメインというか、強めの副菜というかそんなポジションです。

1品目:豚と大根の煮物
賄いで定番にしていた品で、シンプル。
少しだけ独特な作り方だけど、信じてやってみて。
慣れるとめっちゃ簡単で冬に良い品。

2品目:金目鯛の干

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焼き豚の塩梅についてと忘年会の備忘録。

焼き豚の塩梅についてと忘年会の備忘録。

焼き豚はシンプルなようで多種多様だ。
材料が似ていてもレシピによって仕上がりがかなり変化する。
下味、焼き方、順序、漬け方、などいくつかの分岐点で差がでる。
同じ料理名で呼ばれるのに違和感があるほどだ。

低温調理器でピンクに仕上げた物も、フライパンで焼き目をつけてからオーブンで中までしっかり火を入れた物も、煮てから焼いた物も、人々は様々なルートで理想の焼き豚を追い求めている。

もちろん僕もその

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網笠柚子を作るだけが、柚子胡椒、ポン酢、はっさくピールチョコ、はっさくジュースまで作ってた録。

網笠柚子を作るだけが、柚子胡椒、ポン酢、はっさくピールチョコ、はっさくジュースまで作ってた録。

12月のはじめ、コロナになってしまった。
いままで気をつけていたが、油断した。あほだ~~

運良く、味覚障害などない健康状態に戻れたが、かなりの予定をずらしたりキャンセルした。
迷惑かけた皆様すみませんでした。

しっかり治してから1週間くらい、なるたけ人に会わないようにしていた。
年末の大掃除を早めにやったり、献立やレシピをまとめたり、新作の思考をしたり。

確か12/20くらいの事だったと思う

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兎・箪笥を焼く・その他の単品

兎・箪笥を焼く・その他の単品

幡ヶ谷で羊を食べまくり、最後に頼んだ鹿のペニス酒が強烈すぎて目前で終電を逃した。
友人のシェアハウスのソファーで寝させてもらい無事に帰宅したが、二日酔いと肉体の疲労で昼寝でもしようかと思った。
そんな瞬間に電話がきた。

「ウサギを一匹買ったんです、一緒に料理しませんか?」
その家に行くのは少しだけ肉体が疲れる、そして遅くまで飲むし泊まるのは確定している、微妙に仕事もあるし家族の晩ご飯も作らないと

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カラス山椒のナンプラーたこ飯、それとタンドール。

カラス山椒のナンプラーたこ飯、それとタンドール。

なにがあろうと行きたいそんな誘い文句がある。
それは人によって違うのだろうけど、「カラス山椒をとったので、一緒に料理しませんか?」という言葉は僕にとって最高の誘い文句だった。

しかも、それだけじゃなくて「タンドール釜を作ったので一緒に料理しましょう!」と言われたらそりゃあ断る術が無い。
はい喜んで!!となるでしょう??ね??

・カラス山椒はイヌ山椒の仲間。そんな訳で自転車を漕いで40分。
早速

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特別暑い夏に、紫玉葱とピーマンとパクチーの癖サラダ。

特別暑い夏に、紫玉葱とピーマンとパクチーの癖サラダ。

まるで野原、公園の葉っぱの味だ。
けれど嫌じゃない。むしろクセになる、心地よい。
そんなサラダができた。

生のタマネギ、生のピーマン、生のパクチー、子供人気の悪い食材だらけ、大人でも苦手な人が多い。
けど、大人の中にはコレが好きだ!!たまらなく好きだ!!って方がいることも知っている。

僕もその仲間でありましてね、ハーブ類や香り物、薬味、大好物でございます。
そんな似てる感性のアナタにこのレシピ

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中華風スパニッシュオムレツを日本で。

中華風スパニッシュオムレツを日本で。

カニ玉とスパニッシュオムレツの間とでも表現しようか。
どっちつかずの一品です。

特徴と言えばジャガイモが入る事、味付けに鶏ガラスープを使う事、ゴマ油で焼くことってとこかな。
ほどよくボリュームがあって、ジャガイモと卵があればあとはありあわせでできる。
うん、良い料理です。

・材料(と言っても自由だけど)って感じだけど分かりにくいので今回の分量を書きます。

こんな感じ。
野菜はジャガイモがあれ

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柚子胡椒を使ってシンプルに仕上げた和グリーンカレー(改)

柚子胡椒を使ってシンプルに仕上げた和グリーンカレー(改)

グリーンカレーペースト、青唐辛子、ライム、フレッシュハーブ、揚げ物、ミキサー、、、などなどグリーンカレーを作るにあたってのネックをできる限り減らしたレシピができた。
ただし!!手軽レシピだからって味まで軽くしては無い!!
しっかり美味しく仕上がってます!!

タイ料理屋さんのとは別物だけど、これはこれで良い料理です。
俺の偏見と解釈で独自の進化を遂げました、ガラパゴス化的な?

・グリーンカレーを

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春菊とゴボウの胡麻ポン和え。と春菊のすゝめ。

春菊とゴボウの胡麻ポン和え。と春菊のすゝめ。

春のおひたしが好きだ。
小松菜やほうれん草は冬野菜だし、夏に食べるツルムラサキとナスビのおひたしも好きだし、秋にキノコを焼いて作るおひたしも好きだ。

だが!だけれども!!春のおひたしというのは特別なのだ。

春ほどクセのある野菜が多い季節は無いだろう。
おひたしのメンツで言えば、せり、三つ葉、菜花、うるい、春菊、タケノコなどかな。
香りが強くてアクがあって、ほろ苦くて、薬味に使われることも多い野

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セリ、うるい、菜の花、三寒四温な食卓。

セリ、うるい、菜の花、三寒四温な食卓。

昨日は雪が降ったかと思えば今日は暖かい、まさに三寒四温。
なんだか食卓も三寒四温的で、冬の料理と春の料理がまぜこぜだ。

・我が家の定番、鶏野菜鍋。鍋、それも鶏の鍋。
我が家で冬場に最も多く作る料理だ。

鶏もも肉、白菜、ねぎ、大根、豆腐、キノコ、など好きな物を水で炊く
味付けはほぼ無し、鶏に塩コショウをするのと、食べる前にゴマとゴマ油をひとたらしするだけ。
ポン酢、大根おろし、ネギ、柚子胡椒など

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麻婆スタイルの穏やかな餡掛け豆腐と利点。

麻婆スタイルの穏やかな餡掛け豆腐と利点。

豆腐を温めて餡をかける。アツアツでつるりとした冬の御馳走だ。
生姜餡、きのこ餡、そぼろ餡、、、その日次第で色んな味を作る。
具の無い餡をかけるのだって良い。出汁にみりんと薄口醤油。いわゆる銀餡ってやつも美味い。

・餡掛け豆腐の苦悩。これさ、見た目以上に面倒な料理なんだ。
餡を作るのはもちろんだけど、豆腐を温めるのが大変。
茹でたり蒸したりする手間はかけたくないのでレンチンする。

けれど豆腐をレ

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米神でのごはん録。濃密な3日間6食。

米神でのごはん録。濃密な3日間6食。

ハクビシンごはんの話を書くと宣言して一ヶ月。やっと書きます。誰が待ってるかは知らないけどね。

・概要アレコレ神奈川県は小田原に米神という地域がある。
そこには猟師の友人を中心に3人で住むシェアハウスがあり、何度も遊びに行っている。泊まらせて貰った事もある。

今回はかなり久し振りの訪問だった。
写真家で芸術家の友人に猟の写真を使って作品を作りたいので、誰か紹介して欲しい。と言われたたので一緒にこ

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