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#書くこと

Googleフォト、写真のなかに写らないあの時間は記憶になってゆく。

Googleフォト、写真のなかに写らないあの時間は記憶になってゆく。

スマホとか持ってしまうと、写すという
ことの負荷がほとんどないので
ひたすら撮ってしまうようなところが
あるけれど。

これはほんとうに、素人なんだろうなって
思う。

反射神経的に撮ってしまう。

記録と記憶をアプリに頼ってしまう。

そうやってわたしにも莫大なフォトライブラリが増えてしまって。

整理するつもりで、削除する画像をみつけようと。

なにげなく検索ボックスでそれをやってみることにし

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春の夜のコンビニで一期一会した。

春の夜のコンビニで一期一会した。

春になってしばらく、この季節にも
なし崩し的に慣れてしまわないと
行けない頃になると。

大阪の梅田にあった北新地のコンビニを
思いだす。

わたしの広告事務所の職場は、大阪の新地の
近くにあって。

夕方のコンビ二は、下っ端のわたしがよく
行かされた。

ボスやチーフ同僚のスーちゃんの夜食の
好みをメモに書かないでも覚えられる
ぐらいになっていた。

彼らの食べる者の好みを知って。
同僚のスーち

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SNS、秒の言葉、秒の気持ち。

SNS、秒の言葉、秒の気持ち。

スマホって手のひらから生えてるんですか?
時折そう言いたいじぶんがいた。

朝もスマホのアラームで目覚め。
Twitterをお布団の中でチェックして
返事を出して、時には温い電気ブランケットの
なかで一仕事してしまう。

言葉がスマホを通してなら言える。

元Twitterなら言える、Xなら言える。
みたいな世界からいったん
抜け出したかった。

きっかけはこちらの記事だった⇩

そうか、こうすれ

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「僕と目をあわせてくださいませんか」という言葉に出会って。

「僕と目をあわせてくださいませんか」という言葉に出会って。

この間、デパ地下で夕ご飯を探していた時に。

新潟から来てお魚を売っていた方がいらっしゃって。

なんどかそこをぐるぐる回っていてちょっとその場から
離れた時に

「お願いですからぼくと目をあわせてくださいませんか」
って声が聞こえた。

大阪弁の人懐っこさで道行く人にとにかく懇願していた。

え?

聞き間違ったかなった思って。
もう一度聴いていたら、もっと大きな声で

「お願いですから、ぼくと

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ずっとガラケーだった理由。

ずっとガラケーだった理由。

この間、スマホをもって出掛けるのを忘れて
あせった。
目的地からまた家までタクシー呼んで帰ったりして、なんだんねんみたいな気持ちだったけど。

しかし、今のスマホももってから2年が経った。
何代目ソウルブラザースとかじゃない。
初代スマホだ。

ずっとガラケーだったんすか?
みたいにキャリアの担当の人にも言われ
続けてきて。

携帯がガラパゴスじゃなくて
あたしがガラパゴスなんだよって
心の声が漏

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偶然を描いたドラマの中で、いちばん好きかもしれない。

偶然を描いたドラマの中で、いちばん好きかもしれない。

『いちばんすきな花』。

こんなにやわらかいタイトルなのに
なんて厄介なドラマなんだろう。

noteでドラマ感想文を書くのはたいてい
一本につき一度きりなのに。

これで三度目だ。

登場人物の誰にもじぶんは似ていないくせに
なにか、とても懐かしい感情にであっている
気持になる。

懐かしいって都合のいい言葉だけど。
感情が懐かしいいのだ。

このドラマのタイトルのひらがな寄りな
ところもすき。

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短歌で傷つけてしまったあの日の父へ。

短歌で傷つけてしまったあの日の父へ。

父から携帯に電話がかかってきた。

絵本をこの間送った時のありがとうの
電話だった。

20分以上彼と話しながら今回は、父は
傷ついていないのだな、
よかったなって正直思った。

ずっと昔に短歌集が出た時、父と娘は
ほとんど交戦状態で。

父に歌集がみつかってしまって、和歌山の
田舎の書店で買ってくれたのだけど。

わたしの書いた短歌にショックを受けて
彼が悲しんでいるのがすごくわかった。

手紙

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たいせつで重い300円の話

たいせつで重い300円の話

300円を、大切に持っている。持っていると言っても、手に握りしめているわけではない。noteのサポート受け取り金額として貯めてある。

けっこう前の話になるけれど、突然、憧れの方がサポートしてくださったのだ。メッセージを添えて。

目を疑った。ええ、あの方が?

私は有料記事を書いたことがないので、ときどきサポートを受けるとびっくりしてしまう。noteにサポート機能があることをほとんど忘れてしまっ

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創作大賞、ベストレビュアー賞受賞いたしました。

創作大賞、ベストレビュアー賞受賞いたしました。

いま、ちゃんみなを聞きながらこれを書かせて
いただいております。

この歌詞がメロディに乗ると弾けるところ
ほんとうに、惹かれております。
しびれております。

そうそういうときは

あっという間
いっという間
うっという間

なんでございます。

わたしがわたしであるとき。

それはあったのだろうか。
あったとしたらいつだろうかと。

そんなときわたしがわたしであるとき。

ありました。

わた

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休み時間のせいで、勉強しなければならなくなった

休み時間のせいで、勉強しなければならなくなった

2023年9月11日(月)朝の6:00になりました。

元日に毎朝投稿をはじめて、今日でちょうど254日が経過しました。

どうも、高倉大希です。

名前は、ほかのものとの差異によって付けられます。

リンゴとバナナは差異のあるものだから、それぞれにちがう名前が付けられます。

リンゴとバナナに差異がないのであれば、わざわざ名前を付ける必要はありません。

正確に言うならば、そもそも差異がないもの

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誰かを信じられなかったのは、自分を信じられなかったから。

誰かを信じられなかったのは、自分を信じられなかったから。

人生をなめているのかってたくさんの人に
叱られそうだけど。

大学をなんとか卒業したあと働く場所は
元カレがみつけてきてくれた。

その頃は元カレじゃなくて彼だった。

自分の就職だって危うかったのに彼は、
ここ受けてみーひんか!って、広告
プロダクションの面接日まで
セッティングしてくれていた。

叔父がちっちゃなデザイン会社を経営して
いたのでコピーライターという職業がある
ことをあの頃わたし

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履歴は問いません、今のあなたがみたいんですと言ってくれた人。

履歴は問いません、今のあなたがみたいんですと言ってくれた人。

こういう返事が返ってくるだろうなって

どこかで人は想像しながら話しかける

ことってあるけれど。

想いもよらない返事を頂いて、そのことが

忘れられないことってある。

わたしは、むかし1冊だけ短歌集の本を

出版したことがあった。

その時、とある方からお声をかけて頂いて、

ぼくたちのサイトで、もしよろしければ

書いてみませんか? と、お誘いを受けた。

今お誘いを受けたと、しれっと落ち

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8月31日の夜、出会ったことのない誰かに。

8月31日の夜、出会ったことのない誰かに。

8月31日の夜に。

そのことを3年前にもnoteに書きながら
少し偽善的かもしれないと思ったことが
ある。

もう学校が始まっている人たちもいるから
それは8月31日に限ったことではないけれど。

明日学校に行くのが嫌だと思っていない
切羽詰まっていないわたしが
書くことにどんな意味があるんだろうって思い
ながら。

それにちゃんと著名な方が書いた方が届くこと
も知っている。

わたしは子供もい

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わたしが書きました、というのが精一杯だった小6の夏。

わたしが書きました、というのが精一杯だった小6の夏。

春はあけぼの。
夏は夜。
秋は夕暮れ。

そんなことが枕草子では書かれているけれど。

夏は夜もいいけど。

夏はこどもだと思ってる。

夏になると、じぶんが幼かった頃のことを
思い出すそんなしくみにあふれていて。

わたしは夫も子供ももたなかったせいか
いまだに、子供視線でものを追ってしまう。

作文きらいだったなって思いながら今も
noteを書いている。

わたしは小学校を三度転校しているけれ

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