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記事一覧

人間って、走れるんだ。

人間って、走れるんだ。

先週仕事終わりに「今日、山に走りに行くけど行く?」といきなりのお誘いに“え…”と戸惑うも、“い、行きたい!”のきもちが優った。

次の日はジムで楽しく筋トレ。

そして翌日、また山へ。

今日はオススメされた神社に来たら、山の上にありまたもや山登り。

友人には「どこを目指してるの?」と驚かれつつじぶんでも笑ってしまう。

走れるようになりたい。

その一心でジムに通うことを決め、いっしょに走って

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【2024年上半期】noterさんたちの名言を集めてみた 

【2024年上半期】noterさんたちの名言を集めてみた 

「つくる」「とどける」だけでなく、「つながる」も大事にしたい。そんな想いもあって、昨年、こんな記事を投稿しました。

2024年版も、今年の終わりか来年の頭に投稿しようと思っていたのですが、今回、【2024年上半期】という形で投稿することにしました。本題に入る前に、少しだけその理由を語らせてください。

今回、今年が終わる前にこの記事を投稿しようと思ったのは、記事を作成している途中で、数個の記事が

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【小説】紫陽花の道

【小説】紫陽花の道

 休憩室の窓を開けても、隣の薄汚れたビルの壁が見えるだけ。空なんか見えない。それでも生ぬるい風が微かに流れて、窒息しそうな苦しさは少し和らぐ……ような気がする。だから私はいつも、休憩時間中いっぱい、窓を開け放つ。

 社割で買った鳥そぼろ弁当を食べていると、休憩室のドアからチーフが顔を出した。
「高崎さん、休憩14時までですよね? 今、ちょっといいですか。あ、全然、食べながらでいいんで」

 私た

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エッセイ | noteで個人企画に参加するということ。企画への愛を語りたい。

エッセイ | noteで個人企画に参加するということ。企画への愛を語りたい。

 なぜ今なのかは自分でも不明ですが、偏見たっぷりに語ってみたいと思います。



はじまり

 わたしが自分で書いた文章を、恐れ多くも〝作品〟などと呼び始めたきっかけは、超ショートショートを書いたことでした。

 初めは自分で考えた〝お題〟で書きました。それに飽きてきた頃、知人から〝お題〟をもらうようになりました。
 それが楽しくなって、5作くらい出来上がったところでnoteにやって来ました。そ

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とりあえず無茶を承知で頼んでみる

とりあえず無茶を承知で頼んでみる

最近、そーゆーお願いをする機会が増えてきた。それは歳を取って図々しくなったということもあるのだろうけど、自分としてはそれだけではないとも思っている。

というのも、「こちとらマジ(本気)だぜ!」っていう気持ちがないときにはそんなことは一切頼まないからだ。

そして、まさに昨日、

マジで無茶した15時間前

な出来事があったばかりだった。

2か月前に彼らから聞いた話では、その講演会は、今年の夏に

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「梅雨まえの薄く差し込む陽を浴びてーー」ヒスイのちょっと傷・夏短歌

「梅雨まえの薄く差し込む陽を浴びてーー」ヒスイのちょっと傷・夏短歌

今日のお話は「ものって、傷がついて、はじめて『もの』になるんだな」というお話です。

先日ですね、名古屋でやっていたクラフトフェアへ行きました。

この写真だとちょっとしか写っていませんが、
これは、山門『前』(笑)。
ここから入ると、ひろいお寺の境内いっぱいに
オシャレな食べ物のブースや、手作りのお洋服やバッグ、アクセサリーを打っているお店がいっぱい並んでいるのです。

たのしい。
すげえたのし

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あなたの心、透きとおっていますか? #書もつ

あなたの心、透きとおっていますか? #書もつ

先週ここで紹介した、あさのあつこの著作を書店で見つけたとき、近くの棚に、このタイトルを見かけた。読書家のnoterのみなさんが紹介していた作品だと思い出し、手に取る。

知らない作家だけれど、一体どういうことなのか、帯にある言葉に違和感を覚えながらも、その真相が知りたくなった。

あさのあつこは、透きとおった風だった。

こちらは、透きとおった“物語”らしい。

奇しくも「透きとおった」がタイトル

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籠の中の鳥はいついつ出やる

籠の中の鳥はいついつ出やる

蛇行しながら駅まで伸びる緑道を愛犬と歩いていた。両サイドの植え込みを行ったり来たりする愛犬の後ろを、私もふわふわと続く。色とりどりの絵の具を少しずつ絞り出したパレットのような花壇、ひらひらと蝶と戯れる桜の花びら。降り注ぐ柔らかい日差しが一眼レフに映し出されたようなアウトフォーカスの世界を作り出す。

パタパタッ、という音に顔を上げた。西洋風のしゃれた家の真っ白な外壁にドーム型のアンティークな鳥籠が

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Googleフォト、写真のなかに写らないあの時間は記憶になってゆく。

Googleフォト、写真のなかに写らないあの時間は記憶になってゆく。

スマホとか持ってしまうと、写すという
ことの負荷がほとんどないので
ひたすら撮ってしまうようなところが
あるけれど。

これはほんとうに、素人なんだろうなって
思う。

反射神経的に撮ってしまう。

記録と記憶をアプリに頼ってしまう。

そうやってわたしにも莫大なフォトライブラリが増えてしまって。

整理するつもりで、削除する画像をみつけようと。

なにげなく検索ボックスでそれをやってみることにし

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5月の日常

5月の日常

晴れた日の図書館
晴れていたある休日、私と夫は近所の図書館へ行く。

こんな天気のいい日は遠くへ出かける人が多いのか、いつもよりも図書館は空いていた。いつもは貸出中の雑誌『天然生活』も、その日は1冊本棚に残っていた。

屋内とはいえ、晴れた外の空気が図書館の中にも満ちていて、本の森のなかを歩くのは気持ちのよいものだ。

雨の日の湿っぽい空気と雨の音が図書館には似合うような気がしていたけれど、晴れの

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春の夜のコンビニで一期一会した。

春の夜のコンビニで一期一会した。

春になってしばらく、この季節にも
なし崩し的に慣れてしまわないと
行けない頃になると。

大阪の梅田にあった北新地のコンビニを
思いだす。

わたしの広告事務所の職場は、大阪の新地の
近くにあって。

夕方のコンビ二は、下っ端のわたしがよく
行かされた。

ボスやチーフ同僚のスーちゃんの夜食の
好みをメモに書かないでも覚えられる
ぐらいになっていた。

彼らの食べる者の好みを知って。
同僚のスーち

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仕事ではないかもしれない

仕事ではないかもしれない

仕事ではないかもしれない、でも応援してほしいことができました。

映像作家としての作品づくり

やりたいこと、好きなものにやたらめったら集中してしまう癖があります。
詩を書くこと。映像を作ること。人や何かしらの動きをじっと見つめること。そういうものに本気になり出した傾向がここ数年顕著です。(※自分内比較)
月刊「VIDEO SALON」という雑誌があるのですが読者からの作品を扱う【Views】とい

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青葉きらめく街へ帰る

青葉きらめく街へ帰る

ゴールデンウィーク前半、夫とともに帰仙した。
仙台に帰ることを、帰仙と言う。

正確に言うと、私の実家は仙台市ではなく、宮城県内の田舎の町なのだが、通っていた大学や以前の職場が仙台にあるし、宮城というよりも仙台といったほうが県外の人には伝わりやすいようなので、仙台出身ということにしている。

それはともかく、私の住む街へ帰るときにも仙台を経由する。

仙台に到着してすぐ、私と夫は、メーナという小さ

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父の就活

父の就活

最近父が就活をしていると、母からの連絡で知った。

「いい職場が見つかるといいね」と返信をしながら、娘としては、内心複雑な気持ちを抱いている。

父は3年前に、長年勤めていた会社を定年退職した。定年まで勤め上げたとはいっても、父はその仕事が好きなわけではなかった。父がそこで働いていたのは生活のため。私たち家族のためだった。

コンクリート工場の作業員をしていた父は、汚い・きつい・危険の3Kが揃った

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