元町ひばり

【毎週土曜日更新中🕊️】 「地上の楽園」と呼べる言葉の庭を作りたい。 趣味は写真を撮るこ…

元町ひばり

【毎週土曜日更新中🕊️】 「地上の楽園」と呼べる言葉の庭を作りたい。 趣味は写真を撮ることと、自分では飛んでいけない場所に行った気になれる読書と映画鑑賞。「かがみよかがみ」でもエッセイを投稿しています。

マガジン

  • 未来の自分に伝えたい経験たち

    これまでに投稿したnoteの中から、過去の経験や日々の気づきについて話している記事を集めました。自分自身、時折読み返したくなる記事ばかりです。エッセイがお好きな方におすすめです。

  • noteとわたし

    これまでに投稿した記事の中から、noteついて話しているものを集めました。noteでよかったことや、noteの続け方のコツなどがわかります。これからnoteを始めたい方や、noteの続け方に悩まれている方におすすめです。

  • 心と体と向き合って

    これまでに投稿したnoteの中から、心や体と向き合って気づいたことを話している記事を集めました。2018年にメニエール病を発症して、自分を責め続けている時期もありましたが、自分を許し、受け入れることの大切さを学びました。心がざわざわしている方や、慢性的な病気などで悩まれている方におすすめです。

  • 人生って、

    これまでに投稿したnoteの中から、人生について話している記事を集めました。人生で悩んだこと、感動したこと、気づいたことなど……。「人生とは?」を考えることが多い方におすすめです。

  • 写真のことを話そう

    これまでに投稿したnoteの中から、写真やカメラについて話している記事を集めました。機材の話というより、写真の話がメインです。写真やカメラがお好きな方におすすめです。

最近の記事

  • 固定された記事

もしも叶うなら、地上の楽園を作りたい

私は、自分の机の上に↑こんなミニカードを飾っています。 描かれているのは、青いワンピースを着た女の子が白い鳥に餌をやっている様子で、見ていると何とも癒されるので、目につくところに置いています。 この絵の作者は、アメリカの絵本作家、 ターシャ・テューダーさん。 ご存知の方もいらっしゃるかもしれせんが、彼女は造園家としても知られています。 彼女の絵はどれも美しいのですが、その美しさがリアリティをもって私たちに伝わってくるのは、これが想像上の庭ではなく、彼女の本物の庭を描い

    • それでも書く。だから、書く。

      実は、ひっそり、こんなコンテストに参加していました。 テーマは、「なぜ、私は書くのか」。 書く人間に、なぜ書くのかを問うなんて。これはとんでもないコンテストだ、と初めて見た瞬間、頭がくらくらしたのを覚えています。 主催者の藤原華さんのお手本記事を読んで、ますますとんでもないと思いました。というのも、お手本記事の最後に書かれていたのは、この台詞。 勝てる気なんて、しませんでした。 いくら書くのが好きでも、闘志剥き出しの言葉に勝てるとは、思えません。 でも、テーマが、あ

      • どうしようもない時の希望の見つけ方

        2019年の初め。もうずいぶんと見慣れた診察室で言われたのは、この一言でした。 こういうことを言われたら、「本当に無理なんですか?」と食い下がったり、「そんなはずない」と反発したりする……と思うかもしれません。 でも、実際には「やっぱりダメだったか」と思っただけでした。私の心は、それほど大きくは動きませんでした。反応できるだけの力が残っていなかったのです。この先もずっと病院に通いつづける未来を瞬時に想像し始めるくらい、私は希望を失っていました。 もちろん、この状態が続い

        • 誰かに頼れない。そんな時は、自分が自分の友達に。

          少し前に、ある人から言われた言葉。 言っていいことと悪いことがあるよ、と言い返したい気持ちと、これが忌憚ない意見というやつか、と受け入れる気持ちがせめぎ合って……、 結局私は、「遅れてる自覚はある。でも、3、4年くらいだと思ってた」と半泣きで返しました。 誰かの言葉をいちいち真に受けていたら身がもたないとは分かっています。でも、やっぱり傷つくことはあります。しばらく、自信もなくなってしまいました。これから頑張ればいい、なんて心を切り替えられなかったのです。 こういう時、

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        もしも叶うなら、地上の楽園を作りたい

        マガジン

        • noteとわたし
          8本
        • 未来の自分に伝えたい経験たち
          8本
        • 心と体と向き合って
          6本
        • 人生って、
          5本
        • 写真のことを話そう
          7本
        • わたしのこと
          5本

        記事

          地獄で天国な世界で、誰かに寄り添う言葉を紡ぐ

          ある時、親友に言われました。「この世は地獄なんだって」。 それを聞いた私は、根拠を尋ねることもなく納得しました。「そっか」と。「それなら、世界がこんな風でも仕方ないね」と。 この会話をした時のことはよく覚えています。この話を聞くまで、私は、この世が地獄だとは思っていませんでした。けれど、だからこそ苦しんでいました。どうしてこんなに苦しいのかが分からず、自分だけが嫌な思いをしているように感じていたのです。 でも、「この世は地獄なんだって」と言った彼女にとっても、彼女にその

          地獄で天国な世界で、誰かに寄り添う言葉を紡ぐ

          結果が出るまではそわそわするけれど

          私が何気なく呟いたこの言葉を聞いた(独り言を聞かされた、とも言う)母は、ふっと笑いました。 そう言われた時、自分がそれまで「最短距離での成功」を夢みていてたことに気がつきました。何か行動を起こしたら、すぐに結果が出ないとそわそわしてしまう気の短さを抱えていることに気がついたのです。 また、つい最近、新しい上司(新しい職場との出会いについてはコチラ)にこんなことを言われたのを思い出しました。 私の夢のことを彼女は知りません。それなのに、よりにもよって作家をたとえに出すとは

          結果が出るまではそわそわするけれど

          悩んで迷って怖がって……。それでも選んだ道は、きっと正解。

          2024年3月。 恋人なし、職もなし。 自分の選択によってこの状況を引き寄せた時、「今の自分を昨年の自分が見たら、何て言うだろう」と思わなかったわけではありません。今の私の心を見せることができたら、きっと笑ってくれるでしょう。でも、状況だけを話したら泣き崩れるような気がしていました。それでどうやって生きていくつもりなの、と、泣きながら責められるような気がしたのです。 でも、今の私は、「大丈夫だよ」と返すことができます。悩んだし、迷ったし、怖かった。でも、今は幸せなんだよと

          悩んで迷って怖がって……。それでも選んだ道は、きっと正解。

          夏は、大人が子どもに戻れる季節

          まだ、私が学生だった2021年。 夏休みに、母と泊まりで東京ディズニーリゾート(TDR)に行ったことがありました。 時はコロナ禍。その頃の私は、自分の病気もあり、ほとんど家から出ない生活をしていました。 就活にも悩んでいた時期で、すっかり元気をなくした私を見かねてか、母が「ディズニーに行かない?」と誘ってくれたのです。 けれど、「就職先、決まってないんだよ……」と、なかなか首を縦に振らない私。母は、そんな私を気にすることなく、ディズニー計画を推し進めていきした。そして、

          夏は、大人が子どもに戻れる季節

          でも、あなたを救えるのは、あなただよ、と伝えたい

          昨年(2023年)の12月の末。 私は、九州のとあるホテルの前で泣いていました。 真っ暗な空は広く、私はどうしようもない心を抱えていました。もうここに来ることはないだろうという予感に怯えたり、でも、もし、もうここにいなくていいなら楽だな、と思ったりしていたのです。 そんな私の隣には、同期の女の子がいました。 彼女もまた、泣いていました。 理由は、私。 私が苦しんでいるから、彼女は泣いていました。 この一か月ほど前から、私は仕事で悩んでいました。詳しく書くと悪口のように

          でも、あなたを救えるのは、あなただよ、と伝えたい

          有料記事を書いた話、買った話

          今日は、2024年5月に、初めて有料記事を書いた話と、初めて有料記事を買ったお話をしたいと思います。後者は特に、有料記事をこれから書きたい方におすすめの内容です。 有料記事を書くつもりも買うつもりもありませんが、という方は、下記目次から「結局買った記事の話」に飛んでいただければと思います。有料記事のご紹介にはなりますが、こちらの記事は、無料部分でも十分に内容が分かります。ぜひ多くの方に知っていただきたい内容ですので、目次から飛んでいただけますと幸いです。 初めて有料記事を

          有料記事を書いた話、買った話

          いつか、この足跡を笑って振り返れるように

          今年も、創作大賞に参加しました。……が、実を言うと、書けるかわからないなぁと思いながら書いていました。締め切りの7月が近づくにつれて、自信も落ちていく。そんな感じだったのです。 今年の6月は、感情の触れ幅の大きい出来事が続いたため、本当にエネルギーを使った月でした。しかも、6月中は何となくやり過ごせた気持ちでいたのですが、7月に入ったらそれが肉体に反映されたのか体調を崩し、そもそも生活に悪戦苦闘していたのです。 そういうわけで、「もう書けないかも」なんて、一人で弱音を吐い

          いつか、この足跡を笑って振り返れるように

          流れゆく車窓をつかまえた

          会社を辞めた直後の3日間、私は沢山の人に会っていました。 「昨日会社を辞めたばかりで」とか、「一昨日会社を辞めたばかりで」などと言う人間を相手に、引いたり変な顔をしたりすることなく「いいね!」と言ってくれる方ばかりで、本当に濃い3日間を過ごしました。 怒涛の3日間の後、何のスケジュールも入っていない日がやってきました。その時、私の頭に浮かんだ「やりたいこと」は、「定期が切れる前に、自宅の最寄り駅から会社の最寄り駅までの駅全部に降りること」でした。 ……「そんなに暇なの?

          流れゆく車窓をつかまえた

          女の子が苦手だった私が、女子校に6年通った話

          女の子って、意地悪だしつまらない。 私も男の子に生まれたらよかったのに。 この世に生まれて10年ちょっとの私は、そう思っていた。だから、中高6年間を女子校で過ごすなんて、思ってもみなかった。「女子校育ち」の私が、まさか「女子嫌い」だったとも、誰も思わないだろう。 でも、私は女子が嫌いだった。自分自身が女子であることを、残念に思うくらいには。 これから話すのは、そんな私が中高6年間を女子校で過ごして、社会に出て数年が経った今、思うこと。 はじめに 女子校出身、という言

          女の子が苦手だった私が、女子校に6年通った話

          日々を綴る習慣が、人生の見方を変えてくれた

          1年前の今日、自分が何をしていたか。何を考えていたか。思い出そうとしなくても、私には分かります。文字通りページをめくれば、10年前の今日、何をしていたかを知ることもできます。 2013年の1月1日以降であれば、ほとんど毎日、何かしら記録として残っているからです。……3冊の5年日記に。 日記を始めたのは、中学生の頃でした。今では、日記を書くことは、私の大切な習慣です。 日記を書きたいと思い始めたのがいつだったかは覚えていませんが、「アンネの日記」に影響を受けたように思いま

          日々を綴る習慣が、人生の見方を変えてくれた

          noteの街を飛び出して

          noteでしか本音を話せなかった。 でも、語る場所はnoteでなくてもいい。 オンラインでなくてもいい。 自分の言葉を発信しようと決めてから3年が経った今、そう思う。 ******* 本日で、ペンネームを決めてからちょうど3年が経ちます。これまでのnote生活もとい表現者生活を振り返ってみようと思います。これからnoteを始める方、創作活動に悩まれている方の、何か参考になるものがあれば嬉しく思います。(久しぶりの振り返りnoteなので長くなり、約3,000字です) ペンネ

          noteの街を飛び出して

          本名とペンネーム、2つの"名前"に思うこと

          友人のnoteを読んでいて、ドキリとした。 まず、タイトルに。 ******* 私は、本名とペンネーム両方を名乗っていて、でも最近は本名の方が前に出ているので、ペンネームは"おまけ"みたいになっている。 でも、実を言うと、去年までは本名の私は死んでいた。なぜか名乗りたくなかった。 その理由が、今なら分かる。当時は、自分には他人と関わる資格はないと思っていたから。本音を隠すことで、結局誰とも繋がれない自分が、嫌で仕方なかった。 ペンネームは(正確な表現ではないけれど)、

          本名とペンネーム、2つの"名前"に思うこと