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こっそり一人で読みたいけど、人にも教えたいほど素敵すぎる記事

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本当は誰にも教えずこっそり読み返したいけど、それじゃもったいないほど素敵な記事。その人にしか書けない文章。手帳に書き留めたくなるような、心に届く一文。私のためであり、お裾分けの気…
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#エッセイ

ことばの賞味期限

ことばの賞味期限

ふと思い出した、中学2年生の合唱祭。
祭とは言っても、上手かったクラスは賞がもらえるので、れっきとした勝負事である。一生懸命がゆえに、揉めごと(青春!)もきっとあったと思うけれどほとんど覚えていない。
歌うことが好きだったので、1番楽しかったイベントだという印象と、ある一つのことだけが心に残っている。

合唱祭への熱量が高まってきた頃、先生たちからの応援メッセージが載った学年通信が配られた。
「練

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「エッセイの書き方」について私なりに考えてみた。

「エッセイの書き方」について私なりに考えてみた。

さくらももこさんのエッセイに魅せられた朝井リョウさん。
…のエッセイに魅せられた、moonです。

お二人の紡ぐ文章を読んでいると、まるで文字が、言葉が踊っているように見えます。
こんなにも、可笑しくて、面白くて、生きていると感じられる文章が
他にあるだろうか、と。
大好きな作家さんたちの小説とは別の顔がのぞけるエッセイが私は大好きです。

三浦しをんさん、吉本ばななさん、能町みね子さん、ジェーン

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事実を毎日メモしたら、50文字の視界が7万文字の世界になってた話

事実を毎日メモしたら、50文字の視界が7万文字の世界になってた話

みなさん、メモってどれくらい書いてますか?

日常でも、仕事でも、なんでもいいんですけど。あっ、でも、できればタスク以外がいいです。発見したこと、考えたこと、感じたことなら、すごくいい。

「なんに使うかわからないけど、覚えておきたいメモ」だったら、もう、最高です。それはわたしが一番好きなやつです。

毎日、なにかしら書いてるよっていう人、いたら手をあげてください。

おっ、あなたはすばらしい。わ

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480.文字や文章はね、上手い、下手なんてないんだよね。一体誰が上手い、下手を勝手に決めたの?

480.文字や文章はね、上手い、下手なんてないんだよね。一体誰が上手い、下手を勝手に決めたの?

1.coucouさんのお仕事論③coucouさんも、そうだけれど、noteのクリエイターさんたちも、みんなひとりぼっち作業だよね。

中には、2人や3人の共同作業をして作品を作っている人たちもいると思う。だけど、ほとんどは、一人ぼっちの作業だよね。

そんなことしていて面白いの?
儲かるの?
何が楽しいの?

なんてね、相変わらず嫌味をいわれるcoucouさん~
だから、「カラスの勝手でしょ~」と

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人生に、ノイズ(noise)を

人生に、ノイズ(noise)を

思い返せば
"雑音"に耳を塞いで生きてきた様に思う

日々の生活に潜む大小種々多様な雑音

静寂で平和な日常を侵すノイズ(noise)...

「ストレスを極力感じないで生きる」を目標に
集団を避け、人間関係を回避して
ここまで生き方や働き方を選択してきた

それらと関わらない様に

心乱されない様に、傷付かない様に

一対一なら築ける可能性のある関係性も
集団になると途端に歪なノイズで溢れ返る

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死んじゃった父を継ごうかと。そしてnoteを書こうかと。

死んじゃった父を継ごうかと。そしてnoteを書こうかと。

小さい頃、リカちゃんもどきのエセ人形がウチにやってきた。

理由はどうしてもリカちゃん人形を買ってほしいと私が父にせがんだから。
娘のためになんとか用意してあげたいと思ったのか、その人形は、私が父に訴えた2日後くらいにウチにやってきた。

やけに目がデカくてギラギラしていて、
子ども心に

「コレじゃねえ」

という気持ちになった。

小学校では、みんなが流行りのものを買ってもらえていることにいつ

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文章でモテようとした小6の僕

文章でモテようとした小6の僕

僕は文章を書くのが好き。

・・・・・・

小6の時、やたらと日記の宿題が出た。

担任の石田先生は教育実習を終えて着任したばかりの24歳。
今でいう、「たぬき顔」で、ちょっと素朴で、落ち着いた雰囲気を持っていた。

当時の僕は、女性といえばクラスの女子と母親くらいしか知らず、どっちもギャーギャーしていたので、落ち着きがあって、しかもかわいい石田先生に惚れてしまった。

どうにか振り向いてほしい。

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